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2007年06月30日

「このエントリーを含むはてなブックマーク」ボタン付けました

どんだけはてなが好きかっていう(<-「どんだけ」を使いたいだけ)。
はてなから移動してはや2年半なんですが、アンテナとかブックマークのホッテントリとかはいまも使ってます。というわけで、はてなブックマークに登録しやすいようにボタン付けました。何人ブクマしてるかも表示してますが、ほとんどブクマされてないので0人のところはへんな青い小さいリンクが出来ます。かっこわる。あと、昨年10月くらいにファイルをhtmlからphpにしたのでそれ以前のブクマは全滅。ま、自分ではSBMでサイトを登録するって習慣はないのですが、かんたんなのでとりあえず設置。
ついでにウノウラボを参考にしてdel.icio.usとDiggへも登録できるようにしたけど、こちらは英語ブログでないとほとんど意味がないですね。


2007年06月29日

ポスター見に来てくれたひと

見に来てくださった順に名前がフォローできた分だけ。


まず見に来てくださったのは茂木研の方々。それからあと、茂木さんも見に来てくださいました。2000年ごろはqualia-MLでいくつかコミュニケーションを交わしたことがありますが、リアルで会うのははじめて。握手を交わしました。


うちのブログとも何度も交流させていただいているShuzoさんも訪れてくださいました。分野は離れているのですがよく理解してくださって感謝。やはり握手を。


大阪市立大学経済学部の橋本文彦さんとはバンケットなどでもお話をさせていただきました。哲学と数学のバックグラウンドを持っていて、経済学部の教授で、逆さメガネのプロジェクトへの参加などによって知覚と環境の関係を研究されているというすごく幅広い方です。こういう方とお知り合いになれるのもASSCならではというかんじで。そういう立場からコンセプチュアルな問題点を指摘していただきました。


土谷尚嗣さん。ものすごくenthusiasticに評価していただいて感激しました。後述のAlexander Maierと一緒に食事に行ってさらにいろいろ議論しました。土谷さんは元Kochラボ@Caltechで、Kochの"quest for consciousness"(「意識の探求」岩波書店)の訳者(現在Shimojoラボの金井良太さんとともに)としても有名。現在は同じCaltechのRalph Adolphsラボ(Damasioのところでのamygdala損傷患者の研究で有名)に所属しています。金井さんのブログの5/14のエントリでわたしのVSSのポスターに言及してくださったところにわたしがコメントして、それを見た土谷さんがポスターを見に来てくださった、といいかんじに繋がった次第。

Trends in Cognitive Sciences, Volume 11, Issue 4, April 2007, Pages 158-167 doi:10.1016/j.tics.2007.01.005 "Emotion and consciousness" Naotsugu Tsuchiya and Ralph Adolphs

Trends in Cognitive Sciences Volume 11, Issue 1, January 2007, Pages 16-22 "Attention and consciousness: two distinct brain processes" Christof Koch and Naotsugu Tsuchiya

Journal of Vision, 2006 Volume 6, Number 10, Article 6, Pages 1068-1078 doi:10.1167/6.10.6 "Depth of interocular suppression associated with continuous flash suppression, flash suppression, and binocular rivalry" Naotsugu Tsuchiya, Christof Koch, Lee A. Gilroy and Randolph Blake

Nature Neuroscience 8, 1096 - 1101 (2005) Published online: 3 July 2005; | doi:10.1038/nn1500 "Continuous flash suppression reduces negative afterimages" Naotsugu Tsuchiya & Christof Koch


Hakwan C. Lau。OxfordのWellcome TrustのPassinghaのところに所属していたのですが、現在はニューヨークのColumbia UniversityでAssistant Professorになっています。この方にも私がやろうとしていることをものすごくわかってもらえて、非常に良く評価していただけて感謝。もう少し話をする機会があったら良かったのですが。Decision関連のことをやってる人だと思っていたのですが、彼のサイトを見るともうconsciousness一直線というかんじで驚きました。たとえば、"A Higher-Order Bayesian Decision Theory of Consciousness"(PDFファイル)とか"Are we studying consciousness yet?"(PDFファイル)とか。また、blindsightのこともよく知ってる。というかほぼ当事者。いろいろ教わりました。

The Journal of Neuroscience, May 23, 2007, 27(21):5805-5811; doi:10.1523/JNEUROSCI.4335-06.2007 "Unconscious Activation of the Cognitive Control System in the Human Prefrontal Cortex" Hakwan C. Lau and Richard E. Passingham

PNAS | December 5, 2006 | vol. 103 | no. 49 | 18763-18768 "Relative blindsight in normal observers and the neural correlate of visual consciousness" Hakwan C. Lau and Richard E. Passingham

Science 20 February 2004: Vol. 303. no. 5661, pp. 1208 - 1210 DOI: 10.1126/science.1090973 "Attention to Intention" Hakwan C. Lau, Robert D. Rogers, Patrick Haggard, Richard E. Passingham。この論文に関しては20040225のエントリで言及してます。


Alexander Maier。現在はNIMHに所属。もともとはMax Planck InstitutのLogothetisのところにいたのだけれど、David A. LeopoldがNIMHに異動するのといっしょにNIMHに来たらしい。彼はnhpでのデータを持っていて、かなり近いところにいます。こちらのこともよくわかってます。土谷さんと3人で食事をしながらunpublishedなデータなど見せてもらって興奮。こういう方たちとこれから一緒にこの分野を切り開いていければ良いなあと思います。じつのところわたしはこれらの方たちよりはたぶん年食ってるのですが、ま、同世代と言ってよいでしょう。

PNAS | March 27, 2007 | vol. 104 | no. 13 | 5620-5625 "Context-dependent perceptual modulation of single neurons in primate visual cortex" Alexander Maier, Nikos K. Logothetis, and David A. Leopold。この論文の意義については金井さんのブログの5/28のエントリに記載があります。

Journal of Vision, 2005 Volume 5, Number 9, Article 2, Pages 668-677 doi:10.1167/5.9.2 "Global competition dictates local suppression in pattern rivalry" Alexander Maier, Nikos K. Logothetis and David A. Leopold

Current Biology, Volume 13, Issue 13, 1 July 2003, Pages 1076-1085 "Perception of Temporally Interleaved Ambiguous Patterns" Alexander Maier, Melanie Wilke, Nikos K. Logothetis and David A. Leopold


Alison Gopnik@UC Berkeleyはbabyのconsciousnessについてトークをしてました。McGlll大学の院生のDiego MendozaはChardhuri研でcontinuous flash suppressionをやってるそうですがトークは見れず。などなど、あとほかにも何人か話をしたのですが名前をメモれず。

みなさまどうもありがとうございました。

コメントする (4)
# 土谷

吉田さん、

なんか色々書いていただいてどうもありがとうございます。
(論文の宣伝もしていただいて!)

Alex と3人での昼ご飯は、今回の学会のイベントの中で、
イチバン興奮しました。

正直、吉田さんのポスター一番面白かったですよ。意識の問題がよけいわけわらなくなった。

1.Hakwan が言ってた、DB(original blindsight)はできないが、
有名なGYは3秒待ちサッカードができること。
2.吉田さんのblindsightサルが2秒間待ってサッカードできること、
3.Petra Storig の3人のblindsightが全員 cueless でdetection できること。

この一連のblindsight spontaneous behavior は、
今の意識のモデルには、大概大問題なんじゃないでしょうか?
意識ってなんの為にあるのか?

最終日は一泊してからクリストフとクリストフのポスドクと3人で車で
5時間かけて帰ったのですが、そのときに、これらの blindsight が提示する
「意識の機能とは?」という謎に、クリストフは相当困ってました。
(ところで、彼がポスターに来れなかったのは、朝8時発でUCLAの学会に
向かっていたかららしいです。次の日の夜には帰ってきてたけど)

まだ心かわりしておられなければ、10月の学会の話、もうちょっとつめましょう。
メール頂けますか?

土谷

# pooneil

コメントどうもありがとうございます。
Petra Storigの話は驚きでしたが明らかにひとつの線で繋がる現象だと思います。残念ながらStorigとは話が出来なかったのですが。
DBさんの症例はあまりにstrikingすぎて、その後のblindsightの印象を決定づけてしまいましたが、DBさんはV1切除手術前から偏頭痛で対応する視野に幻覚を見るなどのこともあったようですし、かなりV1切除以外のhistoryの要因が大きい、特殊な例なのではないかと思ってます。たとえば、DBさんはtype I blindsight(どんなに明るい刺激でもawarenessが報告できない)なのに二択の弁別能が90%を越えていますが、それ以降報告されているtype I blindsightでの弁別能はだいたいずっと低いです。(たとえば、StoerigのCerebral Cortex 2002でのHKさんの弁別は二択でせいぜい60%程度。)
それではまたあとでメールしますので。

# Shuzo

ポスター発表お疲れさまでした。内容的に馴染みのない私にも丁寧に説明して頂きありがとうございました。私は表面的にしか理解できていないと思いますが、大変精力的な、非常に面白い研究だと思いました。

あれは?これは?と次々とシンプルな疑問が湧く研究というのは、なかなかないです。今後のご発展、非常に楽しみにしております。

# pooneil

Shuzoさん、どうもありがとうございました。以前もgeneralized flash suppressionを採りあげていたり(http://blog.livedoor.jp/brain_network/archives/50649530.html)、この分野のことをよく調べてらっしゃると思っておりました。それではまたの機会に。


2007年06月25日

ASSC出張終了

無事発表を終わらせました。でもって次の日丸一日参加して、翌日早朝6時53分ラスベガス出発。中継地のサンフランシスコでこれを書いてます。
ポスター発表の方は2時間割り当てられていて、一部屋に40枚のポスターが貼られて、けっこう混雑した状態で行われました。残念ながらKochとStoerigとは話を出来ず。というかポスター会場にいなかったような。でも、同年代か若いくらいの人たちがたくさん来てくださって、ひじょうに面白がっていただけたのでとても勇気づけられました。こちらについては次回に。
講演はキーノートのときはひとつの会場で、他のオーラルセッションに関しては二つ並行して走らせるというかんじで基本的にはほとんどすべての人が同じ場所にいます。全部で300人くらいでしょうか。ほどよいサイズと言えます。
今回の大物はガザニガとデネットでしょうか。ガザニガのキーノートがあって、その次の日にガザニガが言ってた話(splitted brain関連)に関してコメントするという内容。スライドがほとんどないので理解に苦労します。英語英語。Global workspace theoryに関連させて、「いくつかの感覚や認知的内容がcompetitionをしてwinnerが意識に上る、と言うとき、そのwinnerは元のものからなにか意識を付与された何者かに変容するのではなくて、"it just wins"なのだ」(超いい加減理解)、というあたりは"Consciousness Explained"から繋がるデネット節というふうに理解しましたが。
ポスター会場はかたや心理学、かたや現象学、というかんじで混ざっていていいかんじだったのですが、哲学者と話をする機会を充分に活用できなかったあたりは残念。ジョン・サールもアルバ・ノエもいなかった。残念。
Implicit perceptionをきっちり定義して心理物理やイメージングを行う、というのがひとつの大きなトピックでした。前述のSnodgrassらの議論、subjective thresholdとobjective thresholdのどちらを使ったらよいのかという論争がありましたが、Luis Pessoaはimagingに応用させて両方使って比較する(type I, IIのROCの両方を使うとか)というアプローチなどをしていて、かなり仕事が進んでいる様子でした。ここに私が神経生理学を加えようというわけです。
二日目の夜はスペシャルセッションで"the magic of consciousness"と銘打って、、ラスベガスの有名マジシャンがそれぞれのマジックを披露しながら、マジックがいかに意識と注意の操作を意識して作られているかということを議論しました。単なる余興のマジックショーではなくて、マジシャン自身が実演しながらどうやって注意をそらしているかということを説明して、その後で研究者から質疑を行うという形式です。これはよかったです。気が利いてる。VSSでも研究者それぞれが開発したillusionなどをプレゼンする「デモナイト」というのがあったのですが、あれもよかったです。サイエンスを楽しむという形式は、なにか国内の学会や研究会などでもうまく取り込めたらいいなあと考えたり。
んで"the magic of consciousness"に話を戻すと、プレゼンターのひとりのTellerは説明用のハンドアウトを作ってきていて、「actionとはintentionを持った動きのことであり、人間は他者の行動のintentionを読み取ることができる。たとえば混雑した町で人と人がぶつからないのはお互いに他者のintentionを理解しているからだ。上手なマジシャンは観客にそのようなintentionを読み取らせる(誤解させる)能力に長けている」(超意訳)みたいなレクチャーをしていて、これはかなりアカデミックな雰囲気なわけです。
ちなみにTellerはPen and Tellerの片割れで、ラスベガス空港にも大きく看板が出ているような有名人。ふだんはデブのPenがしゃべってる横にいるチビで無口ないたずらっ子キャラという感じらしくて、本人がしゃべってるのを見て観客の中からTellerがしゃべってる!と歓喜の声が。でも普段を知らない私にはわからないのでした。
最後に長老的存在として、日本でも有名なジェームズ・ランディが出てきて、縄抜けのマジックを披露。白髪にあごひげ。引っ張り出されてきた観客のひとりがダニエル・デネットでこちらも白髪にあごひげだったもんでなんかいい絵が。写真とっとけばよかった。
これで私の参加は終了。学会はもう一日続きますが、早めに帰ります。
総評:幅広い分野の人が集まるというメリットをあまり生かせなかったのは残念。大物がポスターを見てくれなかったのも残念。しかし、同年代の志を等しくする研究者との出会いを持つことができたこと、これはなにものにも代え難いことでした。参加してほんとうに良かったです。来年は台湾で開催ですが、ぜひまた参加したいと思います。
次回に続きます。


2007年06月23日

ASSC11に行ってきます

なんとかポスターを印刷して、中部国際空港に行ってみたら、岡崎で売ってなかった本はここにもなくて、けっきょく持って行った本はGTDとNHKへようこそだけとなりました。予習用にSnodgrassの論文などを読んで青空文庫からダウンロードしたのをX01HTで読んでたらサンフランシスコに到着したので待合室でこれを書いてます。
Snodgrassの論文は以前リストしていたこれ:
Am J Psychol. 2002 Winter;115(4):545-79. "Disambiguating conscious and unconscious influences: do exclusion paradigms demonstrate unconscious perception?" Snodgrass M.
Perception & Psychophysics, Volume 66, Number 5, 1 July 2004, pp. 846-867(22) "Unconscious perception: A model-based approach to method and evidence" Michael Snodgrass; Edward Bernat; Howard Shevrin
Unconscious perceptionを示すための方法のdissociation paradigm + subjective threshold method ([detection (yes-no test) できないのにforced choiceができるとき、それをunconsciousなperceptionによるものと示す方法])で示せる成分がSDTを正しく運用するとなくなってしまう、つまりartifactであると主張し、彼が主張するobjective threshold methodを使うと正しく評価できる、みたいな話です。Exclusion paradigmでも同様な議論をしてる。まだ完全には理解してないのだけれど。Detectionをawarenessの指標としてよいか、というあたりの議論を読むつもりでいたのだけれど、論文読んでるうちに、以前も採りあげたRK judgementでの二つのプロセスとそれに対応したROC曲線の話と、今回持ってくニューロンのデータとが繋がってストーリーが出来ました。興奮してメモ。
ASSCのほうはどういう反応をしてもらえるか楽しみ。Kochが見にきてくれて面白がってくれるかどうかと、Petra Stoerigがどういった反応をするか見るのが今回の最大の目的かと考えております。
宿泊するところはラスベガスのメインの通りのカジノホテルです。ここから予約確認のメールが来るとおもいっきりスパムブロッカーに撥ねられてしまうという。
それでは行ってまいります。


2007年06月20日

飛行機で読む本の候補

「1000の小説とバックベアード」 佐藤 友哉。鏡家シリーズは全部読んでるくらいのファンなのですが、小説新潮とかに短編書いてるなあとか思ってたらいつのまにか三島賞を受賞しててびっくり。あいにく岡崎の本屋では売ってない。情報遅すぎ。
「人類は衰退しました」 (小学館ガガガ文庫) 田中 ロミオ。C†Cのと比較でコミュニケーションを主体から見るのとネットワークで見るのと、みたいな比較をしている論評を読んで購入確定しました。あいにく岡崎の本屋では売ってない。ガガガ文庫初回配本のうちの一部だけが入ってきている様子。
このあいだの出張では「鉄鼠の檻」 (文庫版) 京極 夏彦も持って行ったのだけれど、行き帰りで「ロング・グッドバイ」を読むのがちょうどくらいだったので読めませんでした。ということは、鉄鼠の檻を読み終えるのは無理だろうなあということで後回し。ToDoリストへ。
あと、「NHKにようこそ!」(文庫版) 滝本 竜彦も持って行ったのだけど読めず。内容的にいって楽しめないわけないと思うので今回は持って行きます。
「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」 デビッド・アレン。GTDを学ぶために図書館で借りてきました。セルフヘルプ系というのはデール・カーネギーを別としてほとんど読んだことがないのだけれど、これは方法論っぽいので読んでみます。
ActionScript勉強したくて「おしえて!!FLASH 8 ActionScript」 森 巧尚も買ってあるのですが、 微妙なタイミングでflash CS3が出てきて、actionscriptも3がメインになっていく様子。ApolloもAIRになって、mxmlcからamxmlcとかを使うようになるようだし。このへんに対応した書籍が出てくるまではactionscript2でなんとかした方がいいかなあと思うのですが、ずいぶんとごちゃごちゃしているのですよね。


2007年06月18日

携帯変えました、オタクっぽいやつに。

西暦2007年の岡崎に住んでいてこれまでとくに携帯の必要性を感じていなかったので、とりあえずvodafoneのプリペイド携帯を待ち受け専用に使ってました。でもぜんぜん使わないので持ち歩くのも忘れて、そういうときに限って奥さんから着信があって連絡が付かないとかいうことを何度か繰り返しました。んで、これではいかんと。依然として緊急連絡先としてしか電話は使わないのだけれど(メールとかはしない)、それでも肌身離さず持つようにしたい。ということでいつも持っていたくなるようなやつに変えよう、と。
というわけでスマートフォン。アメリカ在住の共同研究者がBlackBerryを使ってるのを見ていいなあと思ったので、NokiaのE61あたりにしようかなと思っていたのだけれど、キーボードでわざわざ文字打つことはないだろうしなあと。おりしもSteve JobsのiPhone発表のmovieを見たところだったので、やっぱ画面大きいやつがいいなあと。WillcomのWzero3[es]もちょうどadvancedが出るところだったけど、PHSはいいやと。というわけでHTCのX01HTにしました。もう少ししたらX01TとかX02HTとか出てくるのだけれど、待ってられない。
X01HTは画面解像度が320*240だけど、サイズは2.8インチ。Windows Mobile 5。画面は大きいがサイズもデカい。首からぶら下げると携帯というよりはデジカメをぶら下げているかんじ。さっそくEBpocketとかインストールして電子辞書を入れる。青空子猫を入れて青空文庫の書籍をいくつか入れる。GoogleMapを入れたり。無線LAN以外で使ったらあっという間にパケ死しそうだけど。Googleカレンダーとの同期のためにGooSyncを。あとはTCPMPを入れてmpegを3gpに変換してリトバスのデモ見たりとか。YouTube見るくらいのつもりで見ればけっこう使える。
ミュージックプレーヤーとしてどのくらい使えるかはまだ試行錯誤中。iRiverと両方持つのはかさばるからここで移行してしまうか。でも音量が足りない。売ってるヘッドホンアンプとか調べてみるとiRiver持つのとあんまかわんないし。音質にはこだわらないんで、コンデンサで蓄電するとかして006P電池無しで超小型ヘッドホンアンプとかって作れないものですかね。本体とヘッドホン端子の間に挟めばいいようなやつ。(たんにマスターボリューム絞ってるだけだった。)
PDAを持つのはHP2000LX以来ですが、日本でiPhoneが出てくるまではこれで行くつもり。iPhoneには惚れた。ところでげんざいiPhone発売前ですけど、あのスペックからすると電池の持ちがものすごく悪いはず。ものすごくほしいのだけれど、電池の持ちと、指での操作がどのくらい使えるのかが気になります。(X01HTでもスタイラス使うのが面倒で手を使うことがあるけど指紋だらけになるし。)
というかんじで、いいおもちゃが手に入ったのでいじくってます。


2007年06月15日

「視知覚研究の融合を目指して-生理、心理物理、計算論」参加しました

生理研で毎年6月頃に行われている視覚研究会「視知覚研究の融合を目指して-生理、心理物理、計算論」に参加してきました(プログラム:PDF)。昨年は発表させていただきました(20060609にさらっと記載)。
今回の演題でいちばん印象深かったのは産総研のシステム脳科学研究グループの小村さんの仕事でしょうか。いまのところ視床のattentional modulationという印象の仕事ですが、実験デザインがかなりかっちりしていてデータが強烈。これもかなりいいとこ行きそうです。
懇親会は例年通り、立食形式の後にとなりの座敷部屋で10時まで語りモードで。これいいやり方だなあと思います。どこか飲み屋へ移動するとそこで研究の話が切れてしまいがちですが、座敷形式だと研究の話をする雰囲気が持続するのです。これは見習いたい。統合脳の班会議でも、以前の長野の松代での会では立食形式の懇親会の後に大きな座敷の部屋に丸テーブルが10個とかそんなかんじの部屋に移動して語り合ったり、さらにホテルの部屋になだれ込んで夜遅くまで語り合ったりという機会があってとても良かったです。札幌や東京ではちょっとそういう機会がないので残念。ようするに私は「合宿」がしたいのですな。いい年して言うのもなんですが。(自分はことし、二十七になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。ウソ。)
研究会終了後はラボツアー開催。うちのラボをぐるっと回ってもらってから、最後に私が以前発表したポスターを前にして電気生理データを説明して強制的に議論モードへ。(パックのツアーで土産物屋に連れていかれるのと同じみたいな。) そこでいろいろアドバイスをいただきました。どうもありがとうございます。これからこれをとりこんで来週のASSCポスターの作成です。
生理研のメリットはいろいろありますが、ひとつは研究会を開催して各地各分野の方を議論する機会を持つことが出来ることです。今回も同年代の神経生理学者たちとお話しできるだけでなく、心理物理の方と議論が出来たのは大きな収穫でした。私のポスターのROCカーブの説明で「y=-xの軸で対照でないからunequal variance modelで考える」みたいな話が一発で通じてしまうのにほとんど感涙。いや、プロにとっては当たり前なのでしょうけど。ホワイトボードが真っ黒になりました。
ちょっとテンション上がり気味で書いてみました。かつては書いてから数日おいて冷静になって見直してから載っけてたのですが、そういうことしてるとそもそもエントリを書かなくなることがわかったのでちょっと勢い付けぎみで。


2007年06月13日

ASSCの予習

来週末はラスベガスで開催されるASSC11(the Association for the Scientific Study of Consciousness)で発表をします。6/22夕方到着で6/23午前発表。6/25早朝にあちらを発って帰るという強行スケジュール。死んだ。
ちょうどプログラムもアップデートされたので、いくつか要旨など読んでおきましょう。かんじとしては去年の方が顔ぶれが面白かったような。
"The Exclusion-Failure Paradigm and Signal Detection Theory - P without A consciousness?" Elizabeth Irvine。これは以前のエントリ(20050905)で言及した、signal detection theoryとexclusion paradigmを組み合わせるとPhenomenal consciousnessとAccess consciousnessとを分離出来るのでは、という話です。論文集めてある程度読んでたのだけれど、放っておきっぱなしになってました。ちょうどいい機会なのでここでキャッチアップ。
"Cueless Blindsight" Petra Stoerig
Blindsight patientのvisionというのはforced choiceの状況で出てくるものなので、go signalのようなcueingにとても依存します。でもこの発表ではcueなしでも視覚検出detectionが可能だと言ってます。デネットも「解明される意識」のなかで似たケースを用いた議論をしてます。つまり、cueingなしでも自発的に視覚認知行動が出来るようなケースを仮想的に考えて(superblindsightと呼んでいます)、もしそういうことがあったらそれは意識があるのと違わないとかそういう議論。この問題、私自身は実験的環境においては"where to go"と"when to go"との関係として捉えられるのではないかと考えているのだけれど。
つづくかも。


2007年06月11日

さてさて、英語英語。

というわけで英語のしゃべりを時間のあるときには聞いておこうと、本買ったり、ネットで探したりを以前から繰り返していたのですが、あまり興味をそそられるのがない。英語の教材でドラマ仕立てのやつとかはどうにも好きになれない。試行錯誤した結果わかったのは、自分は技術関係のものの方が楽しんで聞けるようなのですね。そんなに自分のこと理系だと思っていなかったのだけれど。とにかく、興味を惹いたものを聞くのがいちばんというわけで、IT conversationsとか、Nerd TVとかから適当に見つけて聞いてます。このへんのはtranscriptがついてるのが多いのがよいです。Paul Grahamの"Great Hackers"とか、Tim O'ReillyのOSCON 2004講演とか。Alva Noeが"Action in Perception"について語るというのもありました。
それから、iTuneで探すとBill NewsomeのStanfordでのtalkがあるんですが、って書こうとしたら以前のエントリで書いてた。なんかもうさいきん書いたことあるかないかわからなくなってきて、心配になって自分のブログ検索したりします。
iTuneからはNatureとかScienceとかScientific americanとかいろんなところがpodcastしているのでよいですね。
Kochのもいくつかあるので聞いてます。20060831でも言及しましたが。"Conversations with History"とか。Strange Angelsでもふたつ(mp3直リン:SA#78aSA#53)。もうすぐASSCなのでこのあたりを聞いておくのがいちばん良いかも。
んで、Steve Jobsね。今更言うのもなんですが、最高です。もうブロゴスフェアでは大昔に話題になったのですが、そのころから(いちおう言い訳)、よく聞いてます。有名なStanfordの卒業式でのスピーチ。テキスト版。はじめはiTuneで聞いたかYouTubeで聞いたかもう忘れましたけど。あの、"The Whole Earth Catalog"の最終号の言葉、"Stay Hungry. Stay Foolish"を3回繰り返す段を聞くと、何度聞いてもなんか泣けてくるのです。ま、わたしは60年代ロックからスタートしたカウンターカルチャー(死語)野郎ですので、価値観とか、抗しがたい。"follow your heart and intuition"とかね。老子とか読んじゃったり。わたしの現象学への興味って単にそこから来てるのだと思ってます。脱線した。
んで、Steve Jobsのプレゼンとかもyoutubeとかアップルのサイトとかから見てますけど、やはり最高。iPhoneを発表したMacworld 2007でのキーノート・スピーチとかちょっとヤバい。教祖じみてる。しゃべり完璧。エンターテインメントとしてレベル高い。(途中で出てくるゲストのGoogle CEOとかYahoo cofounderとかもいいかんじ。電話会社のエラいさんだけ原稿丸読みでダセえなあとか、また脱線。) ちょっと、じぶんも科学者としてなんとかプレゼンに活用できないかな、という目で見たりするけど、どうすればいいんだろ。結論3回繰り返したりとかをあのまま使うとうさんくさすぎる。ともあれ、楽しめるもの見つけて英語聞いてます。


2007年06月08日

神経生理必読文献リスト作ってみました

神経生理必読文献リストを作ってみました。1980年代までのもので、non-human primatesでのsingle unit studyで読むべきだろうというものについてリストしてあります。初期のものについてはfrogだったりcatだったりしますが。全部読んでいるわけではありません。それから、どうしても分野が偏ります。いまのところvisionとsaccadeがメインです。追加を歓迎します。RabbitだけどH Barlowとかも入れるべきか。初期の方はどこがいちばんのoriginかというと難しいです。

おもにニューロン記録について作ってみましたが、同様にして、anatomyやlesion studyやhuman patient neuropsychologyなどでも作ることが出来ることでしょう。これらは歴史がありすぎて、私はフォローできません。そもそもフランス語だったりするし。逆にimagingは新しすぎてまだ作る自信がありません。


[1959 LETTVIN: Frog optic tectumのbug detector]

[1959 Hubel and Wiesel: V1のreceptive field]

[1963 Hubel and Wiesel: V1のocular dominance columnのdevelopment]

[1966 Evarts: voluntary movementとM1ニューロン]

[1967 Cross correlation analysis]

[1969 Fetz: operant conditioning]

[1971 WurtzとGoldberg: 上丘とサッケード]

[1971 Prefrontalでのsustained activity]

[1972 上丘のsensory mapとmotor map]

[1976 Sparks: population coding]

[1978 Mountcastle: コラム説]

[1981 Gross: face neuron]

[1981 Goldberg: LIPのattention theory]

[1983 Hikosaka: SNr]

[1985 Desimone: V4とattention]

[1986 Georgopoulos: population coding]

[1986 Shultz: dopamineと強化学習]

[1987 Richmond and Optican: firing patternの時間情報]

[1988 Miyashita: 側頭葉と長期記憶]

[1988 Merzenich: Somatosensoryのreoarganization]

[1989 Goldman-Rakic: working memoryとprefrontal cortex]

[1989 Newsome: perceptual decisionとMT]

[1989 Logothetis: binocular rivalryと神経活動]



[1959 LETTVIN: Frog optic tectumのbug detector]

J. Y. Lettvin, H. R. Maturana, W. S. McCulloch and W. H. Pitts
What the Frog's Eye Tells the Frog's Brain.
Proc. IRE 47 (1959) 1940-1951

MATURANA HR, LETTVIN JY, MCCULLOCH WS, PITTS WH.
Anatomy and physiology of vision in the frog (Rana pipiens).
J Gen Physiol. 1960 Jul;43(6)Suppl:129-75.
PMID: 13768335

[1959 Hubel and Wiesel: V1のreceptive field]

HUBEL DH, WIESEL TN.
Receptive fields of single neurones in the cat's striate cortex.
J Physiol. 1959 Oct;148:574-91.
PMID: 14403679

HUBEL DH, WIESEL TN.
Receptive fields, binocular interaction and functional architecture in the cat's visual cortex.
J Physiol. 1962 Jan;160:106-54.
PMID: 14449617

HUBEL DH, WIESEL TN.
Shape and arrangement of columns in cat's striate cortex.
J Physiol. 1963 Mar;165:559-68.
PMID: 13955384

[1963 Hubel and Wiesel: V1のocular dominance columnのdevelopment]

WIESEL TN, HUBEL DH.
SINGLE-CELL RESPONSES IN STRIATE CORTEX OF KITTENS DEPRIVED OF VISION IN ONE EYE.
J Neurophysiol. 1963 Nov;26:1003-17.
PMID: 14084161

WIESEL TN, HUBEL DH.
EFFECTS OF VISUAL DEPRIVATION ON MORPHOLOGY AND PHYSIOLOGY OF CELLS IN THE CATS LATERAL GENICULATE BODY.
J Neurophysiol. 1963 Nov;26:978-93.
PMID: 14084170

HUBEL DH, WIESEL TN.
RECEPTIVE FIELDS OF CELLS IN STRIATE CORTEX OF VERY YOUNG, VISUALLY INEXPERIENCED KITTENS.
J Neurophysiol. 1963 Nov;26:994-1002.
PMID: 14084171

[1966 Evarts: voluntary movementとM1ニューロン]

Evarts EV.
Pyramidal tract activity associated with a conditioned hand movement in the monkey.
J Neurophysiol. 1966 Nov;29(6):1011-27.
PMID: 4961643

Evarts EV.
Relation of pyramidal tract activity to force exerted during voluntary movement.
J Neurophysiol. 1968 Jan;31(1):14-27.
PMID: 4966614

[1967 Cross correlation analysis]

Perkel DH, Gerstein GL, Moore GP.
Neuronal spike trains and stochastic point processes. I. The single spike train.
Biophys J. 1967 Jul;7(4):391-418.
PMID: 4292791

Perkel DH, Gerstein GL, Moore GP.
Neuronal spike trains and stochastic point processes. II. Simultaneous spike trains.
Biophys J. 1967 Jul;7(4):419-40.
PMID: 4292792

Kimura M, Tanaka K, Toyama K.
Interneuronal connectivity between visual cortical neurones of the cat as studied by cross-correlation analysis of their impulse discharges.
Brain Res. 1976 Dec 17;118(2):329-33.
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Toyama K, Kimura M, Tanaka K.
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Fetz EE, Finocchio DV.
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Wurtz RH, Goldberg ME.
Activity of superior colliculus in behaving monkey. IV. Effects of lesions on eye movements.
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Single-unit recording and stimulation in superior colliculus of the alert rhesus monkey.
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[1986 Shultz: dopamineと強化学習]

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Romo R, Schultz W.
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J Neurophysiol. 1990 Mar;63(3):592-606.
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Schultz W, Romo R.
Dopamine neurons of the monkey midbrain: contingencies of responses to stimuli eliciting immediate behavioral reactions.
J Neurophysiol. 1990 Mar;63(3):607-24.
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[1987 Richmond and Optican: firing patternの時間情報]

Richmond BJ, Optican LM, Podell M, Spitzer H.
Temporal encoding of two-dimensional patterns by single units in primate inferior temporal cortex. I. Response characteristics.
J Neurophysiol. 1987 Jan;57(1):132-46.
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Richmond BJ, Optican LM.
Temporal encoding of two-dimensional patterns by single units in primate inferior temporal cortex. II. Quantification of response waveform.
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Optican LM, Richmond BJ.
Temporal encoding of two-dimensional patterns by single units in primate inferior temporal cortex. III. Information theoretic analysis.
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[1988 Miyashita: 側頭葉と長期記憶]

Miyashita Y, Chang HS.
Neuronal correlate of pictorial short-term memory in the primate temporal cortex.
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Miyashita Y.
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Sakai K, Miyashita Y.
Neural organization for the long-term memory of paired associates.
Nature. 1991 Nov 14;354(6349):152-5.
PMID: 1944594

[1988 Merzenich: Somatosensoryのreoarganization]

Clark SA, Allard T, Jenkins WM, Merzenich MM.
Receptive fields in the body-surface map in adult cortex defined by temporally correlated inputs.
Nature. 1988 Mar 31;332(6163):444-5.
PMID: 3352741

Wang X, Merzenich MM, Sameshima K, Jenkins WM.
Remodelling of hand representation in adult cortex determined by timing of tactile stimulation.
Nature. 1995 Nov 2;378(6552):71-5.
PMID: 7477291

[1989 Goldman-Rakic: working memoryとprefrontal cortex]

Funahashi S, Bruce CJ, Goldman-Rakic PS.
Mnemonic coding of visual space in the monkey's dorsolateral prefrontal cortex.
J Neurophysiol. 1989 Feb;61(2):331-49.
PMID: 2918358

Funahashi S, Bruce CJ, Goldman-Rakic PS.
Neuronal activity related to saccadic eye movements in the monkey's dorsolateral prefrontal cortex.
J Neurophysiol. 1991 Jun;65(6):1464-83.
PMID: 1875255

[1989 Newsome: perceptual decisionとMT]

Newsome WT, Britten KH, Movshon JA.
Neuronal correlates of a perceptual decision.
Nature. 1989 Sep 7;341(6237):52-4.
PMID: 2770878

Salzman CD, Britten KH, Newsome WT.
Cortical microstimulation influences perceptual judgements of motion direction.
Nature. 1990 Jul 12;346(6280):174-7. Erratum in: Nature 1990 Aug 9;346(6284):589.
PMID: 2366872

Salzman CD, Murasugi CM, Britten KH, Newsome WT.
Microstimulation in visual area MT: effects on direction discrimination performance.
J Neurosci. 1992 Jun;12(6):2331-55.
PMID: 1607944

Britten KH, Shadlen MN, Newsome WT, Movshon JA.
The analysis of visual motion: a comparison of neuronal and psychophysical performance.
J Neurosci. 1992 Dec;12(12):4745-65.
PMID: 1464765

[1989 Logothetis: binocular rivalryと神経活動]

Logothetis NK, Schall JD.
Neuronal correlates of subjective visual perception.
Science. 1989 Aug 18;245(4919):761-3.
PMID: 2772635

Leopold DA, Logothetis NK.
Activity changes in early visual cortex reflect monkeys' percepts during binocular rivalry.
Nature. 1996 Feb 8;379(6565):549-53.
PMID: 8596635

Sheinberg DL, Logothetis NK.
The role of temporal cortical areas in perceptual organization.
Proc Natl Acad Sci U S A. 1997 Apr 1;94(7):3408-13.
PMID: 9096407

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# nhk

これは素晴らしい。リストをみていろんな感想がわきましたが、一番強く感じたのは、当然ながら、キーパーソンというのは少数なんだなということです。何か追加した方がよいものに気づいたらまたコメントさせていただきます。

# pooneil

どうもありがとうございます。偏りはしょうがないので、各界の方に補足していただきたいところです。


2007年06月07日

幼児はミニチュアの椅子に座ろうとする

5月20日
んで、無事帰ってきました。到着したら日曜の夜で、明日から仕事。大変すぎ。
テレビで「どうぶつ奇想天外!」を見てたら、幼児はミニチュアの椅子に座ろうとする、という話をしてました。
そうです、以前のエントリ20040515および20040516で採りあげたScience 2004 "Scale Errors Offer Evidence for a Perception-Action Dissociation Early in Life"を元にした話です。
論文と同じように、幼児はプレイルームでおもちゃで遊んだ後にいったん退場。その間に滑り台とかイスとかをミニチュアに取り替えておく。幼児再入場。ミニチュアのイスに座ろうとしたりする、というわけです。それにどういう意味があるか、というような話は以前のエントリで言及してますのでそちらへ。
番組では、2歳児くらいでいちばん起こるというようなこともコメントされていて感心しました。論文をきっちり読んだ人が実験を行っているようです。
それからあと、番組ではひと味加えていて、ではチンパンジーは同じ状況でミニチュアのイスに座るか検証していました。もちろん座らないのですが、チンパンジーではできて、幼児ではできないという対比を付けることによって、これが発達の一時期に起こることであることを強調していて、これはいいと思いました。


2007年06月06日

サラソタ出張つづき

過去日記つづき。
5月16日
今回の出張はHFSPのグループミーティングも兼ねていて、VSS終了後はコンドミニアムにカンヅメで共同研究者と議論。んで、英語。研究の話はまだ良いのですが、一息ついて雑談とかするともうぜんぜんわからない。帰ったら勉強しなくちゃとか思っているともう40歳に近づいてきていたりする。さいきん人の名前が出てこないんですよね、とかちょっともう壊れてきているんでないかと思ったり。
5月18日
無事全日程終了。冷蔵庫に余りまくってるビールを片付けます(胃に)。サラソタはフロリダ半島の西側に位置していて、海に夕日が沈みます。いまはだいたい20時くらいに。ビール片手にビーチに出て、iRiverに入れた音楽を大音量でかけて、夕日が沈むのを見届けることにしました。一曲目はトッド・ラングレンの「魔法使いは真実のスター」から"I Don't Want To Tie You Down"。エレピでの弾き語り形式なんだけど、どこかスペーシーで、夕日によく合う。だんだん日が沈んでくる。お次はザ・ビーチ・ボーイズ の「サーフズ・アップ 」(というかベスト盤から)から"Surf's up"(「波が来た」)。もの悲しい弾き語りから祝福するようなコーラスへ。やはり最高。まだ日は沈んでいない。最後の瞬間を迎えるのにブライアン・ウィルソンの「スマイル」からもう一度"Surf's up"を選択。こちらはスマイルを作ったブライアン・ウィルソンを40年後のバンドメンバーが祝福する、というかんじのすてきな出来。これで日が沈みきって、空は暗くなってくる。人が減って、波の音が目立ってきて、カモメの声が目立ってくる。そこでベタだけどライドの「ノーホェア」から"Seagull"。ギターのフィードバックが鳴り響いて曲が終わると、寂寞とした海に変わっていた、というわけで満足して(DJきどり)、今回の出張でやるべきことがすべて終了となりました。


2007年06月04日

サラソタのVSSミーティングに行ってきました

捏造過去日記つづき。
5月12日。VSS (vision science society) 2007 meetingで発表しにフロリダ州のサラソタへ向けて出発。今回は飛行機で読む用にと村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」を購入。文章表現とかがいちいちおもしろいのでそういうページは端を折って印を付けておく。これは原書購入決定(向こうの本屋で探したが見つからず、けっきょく帰国してから購入しました)。半分読んだあたりでデトロイト到着。デトロイトの入国審査は相変わらず列に並んだもの勝ちでひどい有様。以前書いたときから進歩がない。彼らにはカイゼンという概念がないっすよ! んで、飛行機三つ乗り継いで、サラソタに到着。天候のため飛行機が遅れて到着したのは24時。へとへと。
5月13日。んでその次の日がポスター発表。立ちっぱなしで話してたのでかえって時差ぼけとかで苦しまずに済みました。ポスターには多くの人が来てくださって感激。途中まで人数数えてましたがあきらめました。教授と私とで二つ平行して説明するときも出るなど、なかなか良かったです。説明してゆくと、だいたいみんなどこに引っかかり、どこをおもしろがってもらえるかがわかってきて、説明もパターンができてゆく。あとはこれを論文書きにフィードバックするだけ、というわけです。んで無事発表も終わり、ビールかっくらって、宿泊しているコンドミニアムの前のビーチで泳ぐ(<-死んだかも!)。近くを飛び立つ鳥がペリカンだったり。とかむりやり活動したら時差ぼけがけっこう解消しました。

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# nhk

お久しぶりです。VSS、いいですね。来年から参加しようと思っています。

# pooneil

ご無沙汰しております。
VSSは規模が大きいわりに、セッションが平行して二つしかない、ポスター会場が適度な大きさ(ちいさな体育館くらいの一部屋に5 subsectionで90枚程度)で回りやすい、などの利点があってなかなか良かったです。来年はフロリダ州のNaples(ナポリ)です。次回はぜひ。
今年のASSCは参加しますか? 私は現在ポスター作成中です。今年はNCMとVSSとASSCとでどれもちがうネタを出すという果敢な試みを行っております。

#

NCM > NSM? ASSCはまだ様子見というか、まだネタがないので。。。VSSは見に行くだけでも面白そうだと思いました。それにしても3つとも違うネタとはすごいですね。


お勧めエントリ

  • 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
  • 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
  • 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
  • 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
  • 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
  • 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
  • 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
  • DKL色空間についてまとめ 20090113
  • 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

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