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■ Social Bookmarking Tools (I): A General Review
さらに調子に乗って関連論文の要約を作成。Connoteaを作った人たちが著者になっているD-Lib Magazine April 2005の"Social Bookmarking Tools (I): A General Review"および"Social Bookmarking Tools (II): A Case Study - Connotea"。
"Social Bookmarking Tools (I): A General Review"
ソーシャルブックマークについての概論。けっこうぶつ切りで読みにくい。
歴史的経緯:WebブラウザにはMosaicのときからブックマークに相当するものがあった。Googleの検索力が上がった過程でブックマークを使うよりも一回一回サーチエンジンを動かした方が簡単だということがわかってきた。ソーシャルブックマークは、googleのようにロボットがランダムにリンクを探してゆくというやり方ではなくて、登録されたユーザーが自分のためにタグ付けしてゆくことによって形成される。
Folksonomyについて: 情報を組織化するには同義語の分類(taxonomy)のようなトップダウン的アプローチが伝統的に行われてきた。ソーシャルブックマークで行われているような、ユーザーが関係あると思われるような言葉を思い思いにタグ付けしてゆく、というボトムアップ的なアプローチが出てきた。このようなunstructuredまたはfree structuredなアプローチはfolksonomy (folk + taxonomy)と呼ばれる。
タグは自己組織的に収束する特性がある。これを促進するための方策にはいろいろあるが、現在は以前付けたタグを修正しやすくする、という方策のみが実現している。
このようなボトムアップのアプローチは伝統的なトップダウンのアプローチとは相補的な関係にある。Folksonomyはトップダウンのアプローチと比べてノイジーだが柔軟性があり、労力の面でずっと安価である。トップダウン方式の二分法的分類よりもfolksonomyはよりアナログ的であり、関連性をランク付けするときにはより有用である。
タグ付けする動機: タグ付けを二つの軸で分類する。コンテンツ制作者が自分であるか、他人であるか。タグを使うのが自分であるか、他人であるか。コンテンツ制作者が他人で、タグを使うのが自分なのがdel.icio.usやConnotea(URLをタグ付けして共有する)、コンテンツ制作者が自分で、タグを使うのも自分なのがFlickr(自分のデジカメ映像などをタグ付けして共有する)、コンテンツ制作者が自分で、タグを使うのが他人なのがTechnorati。
社会的側面: Googleのロボットによるランダムなサーチではなくて、自分に近い人間によるタグ付けであることによって、より自分の探したい情報が見つかりやすくなる。
ここ以降散漫なので省略します。
結論:ソーシャルブックマークは程度の差はあれ、以下の要素を持っている。
- 個人ユーザーがアカウントを持っている
- リンク、タイトル、説明を入力するメカニズムを持つ
- ブックマークレットで入力を簡単にしている
- 分類はオープンかつフリーなタグ付けによる
- URLをタグやユーザーによって検索できる
- リンクを人気度やユーザーやタグによって調べることができる
- RSSフィードを出力できる
- ブラウザのプラグインで拡張可能
おまけとして各ツールのレビューあり。というかこっちが本体かも。省略します。
"Social Bookmarking Tools (II): A Case Study - Connotea"
こちらはまた明日。
2005年05月30日
■ Research Buddy, Saves references to webpages
Web上の文献の情報を取り込む方法を探しているのですが、FireFoxプラグインのResearch Buddy 1.02, Saves references to webpagesというのを発見。
via Internet News050102
Movable type pluginでもそういうのないか探索中です。MTAmazonとconnoteaのcitation pluginをくっつければできそうな気もしますが(<-手を動かすつもりなし)。
2005年05月29日
■ Connotea チュートリアル
Connoteaで検索かけたら日本語だとうちのサイトが一番上に来ることを発見(5/29現在)。というわけでせっかくですので簡単なチュートリアルを作ってみました。http://www.connotea.org/に行けばサイトガイドとかいろいろあるので、詳しくはそちらを読んでもらうということで簡単に。
Connoteaとはなにか
- フリーのオンライン文献整理サービスです。
- Pubmedの要旨やNature Publishing Groupの雑誌などのオンライン文献のURLをブックマークしてhttp://www.connotea.org/上に登録したユーザー名で保存することができます。
- 文献ごとにタグ(=文献を特徴づけるキーワード)を付けてあとでそれを使って論文を検索したり、同じタグを使用している他の人のブックマークから関連論文を探したり、といろいろ応用可能です。
- 登録や使用は無料です。
- Perlで書かれたコ-ドはGNU General Public Licenseの元で使用改変可能、という意味で「フリー」です。
- Nature Publishing Groupが運営してます。
- まだベータ版で、発展中です。参加している人数も、対応しているサイトもまだ限りがあります。
- 将来的には、多くの人が参加してタグの母集団が充実することによって、関連するキーワードの自己組織化による収束、論文読者がどのような概念のネットワークを作っているかといった知見、最新のホットな論文およびキーワードの発見、といったさまざまなメリットが望めます。(これらがソーシャルブックマークが持つ"folksonomy"="social classification"という特徴です。)
チュートリアル: じっさいに使ってみる
スクリーンショットとかとってみたんだけれど、著作権上、許可が必要そうなので省略(<-チキンだが、GPLなのはコードだけ)。
- まず登録。ユーザー名とパスワードとメールアドレスが必要になります。
- つぎにログイン。クッキー設定してパスワードマネージャーを使えば意識することもないでしょう。
- "Add to Connotea"のブックマークレットをブラウザに登録。ブラウザがInternet Explorerの人は"Add to Connotea"をlink barまたはお気に入りに登録、FirefoxとSafariの人は"Add To Connotea"をbookmarks barに登録。
- じっさいに文献を登録してみる。ためしにPubMedのアブストを登録してみる。たとえば"Matching behavior and the representation of value in the parietal cortex"を開いておいて、"Add To Connotea"を開く(ブックマークから、もしくはlink barかbookmark barから)。ポップアップウインドウが開きます。私はFirefoxでポップアップウインドウを開かせないようにしているので新しいタブが開きますが。新しいウインドウに論文のタイトルや著者、PMIDなどが読み込まれてきます。"Tags"のところにあとでの分類のためにキーワードを入れときます。とりあえずは"neuroscience"とか入れといてあとでいじるのも可。"Add to my library"で登録完了します。
- "Add To Connotea"ウインドウで登録する論文を公開するかプライベートにするか選択が可能です。また、optionalですが、論文へのコメントも作成可能。
- 自分のライブラリを眺める。http://www.connotea.org/user/ + ユーザ名のライブラリができます。私の場合ならhttp://www.connotea.org/user/pooneilです。登録した論文が入っているのを確認します。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(1)。同じタグが他の論文にもつけられているときはタグ(たとえば'brain')をクリックすると"Bookmarks matching tag brain"というタイトルでリストが出てきます。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(2)。同じ論文が他の人にも登録されているときは"Posted by pooneil and 1 other"とか出てきます。これをクリックして同じ論文を登録しているほかのユーザのブックマークを見ることができます。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(3)。論文にコメントがついているときには"posted by pooneil with 1 comment"とか出てきます。人のコメントを見てさらにコメントを追加することもできます。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(4)。"Toolbox"のところから、自分のライブラリをrisフォーマットでエクスポートしてEndnoteとかに取り込むことができます。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(5)。"Toolbox"のところの"Rename a tag"を使うと前につけたタグを変更できます。これは、いろいろ論文を登録していく過程でカテゴリ分けを変更したくなったときに使います。
- 自分のライブラリをいろいろいじる(6)。また、"related user"のところをクリックすると自分と似た論文を選んでいるのかのユーザのライブラリを見ることができます。これによって、関心がある分野で自分が気づいていなかった論文を見つけることができるかもしれません。
ベータ版ですのでまだ機能はいろいろ足りませんし、ソーシャルブックマークというものの可能性も未知数です。しかし、ソーシャルブックマークは母集団の大きさが命。参加者が増えれば増えるほど使い勝手がよくなる"architecture of participation"という原理の元にあります。というわけで皆さんもちょっと試してみてはいかがでしょうか。
私自身はどう考えているか
んで、私自身はどう考えているかというと、
- EndNoteを未だ使いこなせていないけどオンラインならうまくいくかも
- pdfファイルは印刷するのに使うことにして文献管理じたいはオンラインのhtmlでやりたい。(論文執筆の際の文例探しとかにしてもpdfでやるよりhtmlでやりたい。Google desktop searchは今のところうまくいかない。)
- これまでやってきた論文コメントを文献リストの形で整理できないだろうか
- ソーシャルブックマークというよりは、コメント部分により重点を置いてCMSとして使えたらいいなあ、と。つまり、草の根fuculty of 1000の忌憚のないコメント付き、日本語バージョン、ですな。このへんについては以前20041214あたりで考えたことの延長にあります。(だからといってコード読みだしたのは我ながらさすがにかぶれすぎだったのでこれ以上深入りしない予定)
とかそういうことを考えてちょっと試しているところです。
2005年05月26日
■ 論文いろいろ
JNS 5/25およびNature neuroscience 6月号。Connoteaに追加。
と書くとそれで終わってしまう。なんとかせねば。
Tag付けめんどくさい。めんどくさいとタイトルの一部とかキーワードをコピペ。それでよいのか、というのはありますが、人の見ると"brain"とかあんまりなのもあるし、とにかくやってみます。
2005年05月25日
■ Hello, world.
月の近くに大きな惑星があった。
黒猫が豹のように優雅な足取りで歩いていた。
駐車場の夜風は懐かしい香りをしていた。
生まれいづる界面と視野の交錯、
こんにちは、世界、ようこそ、この世界へ。
2005年05月24日
■ Connoteaさっそく使ってみます。
新しいJNP(6月号)の論文をクリップ。こちらが私のブックマーク。とりあえずまだ人がぜんぜんいないみたいなんで、tag付けをしてもほかの人と重複しないのでおもしろみがないのだけれど、すこし続けてみましょう。なんか、ほかの人のselectionやtagと重なるように誘導するバイアスがかかってきそうな予感。(追記:これこそがまさに'folksonomy'の特性の一つであることをのちに知りました。)
Bookmarkletから論文をクリップするのは簡単でいいけど、どちらかというと、movable typeの中に組み込まれた形で運用して、ふだんはエントリとして追加してゆくけど、ブックマークのページも生成される、とかそういうことの方がしたいかも。コードもあるようだしどなたか。もちろん、それではたんに論文をクリップするためのmovable typeプラグインがほしいということなので、ソーシャルブックマーキングとしてのTag付けと共有の意義をどのくらい重視するかでしょうな。
2005年05月23日
■ 昼食セミナー
休む間もなく研究所の昼食セミナーのスライド作りです。
なんかネタを仕込みたいと思っているのですが、まずは完成したものを作るのでいっぱいいっぱいです。
いま思いつくのは最後のtake-home message部分に高橋メソッドを超部分的に導入してみるとかそのぐらい。
このあいだ書いたこととも関連しますが、プレゼンの画面をもっときれいにしたいなあとは思ってます。Macと違ってWindowsのPowerpointの文字ってアンチエイリアシングが効かないわけですが、そのへん何とかしたいと思ってPowerpoint以外でのプレゼン法を調べていたら、flashを使う方法というのが紹介されていました。
Macromedia Flash MX professional 2004だとスライド方式のプレゼンテーションも作れるようになった、とのことなので、さっそくトライアル版をダウンロードして試用中。文字をきれいにできるかどうかは別として、少しいじってみる価値はありそうです。今度のセミナーには間に合いそうにありませんので神経科学会に期待、ということで。
# nono
pooneilさんこんにちは。
生理学会ご参加ありがとうございます。成功をおさめましてスタッフ一同安心しました。
さてアンチエイリアスのことですが、お使いの環境がXPであった場合、このような方法で幾分改善するかと思います。
画面のプロパティからデザイン→効果を選択。
次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにするの項目をClearType選択。
使用するフォントで変ってくるかと思いますが、前よりは良いかと思います。
# pooneilコメントありがとうございます。スタッフの方ですか。お疲れ様でした。
じつはClearTypeは試した、というか有効にしているのですが(20050518に記述あり)、英字にしかかからないので不十分だなあと思っております。(日本語は大きいフォントにしかかからないし、powerpoint 2000はそもそもClearTypeに対応していない、はず。powerpoint2003は対応してるのでしょうか。)
そういうわけで現在はillustrator上でスライドを作ってフォントをアウトライン化してからアンチエイリアシングがかかる設定で画像として保存したらどうだろうか、とか考えているところです。
2005年05月22日
■ 生理学会行ってきました
生理学会に行ってきました。二日目の夕方から参加。神経研の高田先生のシンポジウムを途中から聞きました(というか今回これしか聞いてない)。理研の藤井直敬さんは現在進行中のMulti-Dimensional Recordingsの話、産総研の長谷川良平さんはME Goldbergのところで始めたself-ordered taskの話(Science '00とJNP '04)、東北大の筒井健一郎さんはfree-choice taskの話。おもしろかったです。聞き逃したATRの鮫島和行さんの話と合わせて、きっちり話がつながってくるようにできているあたりとかも。
そのあと関係者大勢でおでん三吉で飲み。さらに行きつけらしいバーに行って絡みぎみに話をしつつ(すいません)、「リライト」歌いました(このへんから記憶が定かでない)。そのあとはラーメン屋で角煮ラーメン食べたことと、3人でタクシー乗って帰ったことは憶えているのですが、ご迷惑かけてたらすみません。ホテルに戻ったのは3時前くらいだった様子(不明)。
つぎの日は二日酔い。頭いたい。テレビ付けっぱなし。明かり付けっぱなし。でも奇跡的に寝とばさずに済みました。んでポスターの方ですが、なんとか準備した分についてはしゃべれました。ボスが動員をかけてくださったおかげか、偉い先生方がたくさん訪れてくださったのでほぼ休み無くしゃべりました。新しい知見が出てきたので急遽発表の重心を変えてみたのですが、その部分についてはおおむねそんなに外してはいなかったのではないでしょうか。
というわけで今回関係した皆様どうもありがとうございました。
2005年05月19日
■ 論文いろいろ
Current Biology 5/10
- "Motion distorts perceived position without awareness of motion." University of Western OntarioのDavid Whitney。HarvardのPatrick Cavanaghのところで村上郁也さんとともにflash-lag effectのcontroversyに加わっていた(Nature Neuroscienceへのletterおよびその後のVision Research)ので名前を覚えていました。今回のはそのようなmotionに関するillusionがawarenessなしに起こる、というimplicit perceptionの話です。というかNature neuroscience '00 "Motion distorts visual space: shifting the perceived position of remote stationary objects"でawarenessの有無による影響を検討した、というところでしょうか。
PNAS 5/10
- "Representations of faces and body parts in macaque temporal cortex: A functional MRI study." Charles G. Grossもnonhuman primatesでfMRIらしい。Figure 1の構造画像を見る限り、surface coilで撮っているようだが、ventral側まで届いてない。EPIを撮るときは左右の表面から片側ずつ撮ったということでしょうか。はげしく心もとない。
- "Background gamma rhythmicity and attention in cortical local circuits: A computational study."
Nature 5/12
- "Robotics: Self-reproducing machines." 今回もムービーが見れない……
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2005年05月18日
■ Supporting Information
PLoS biologyを見ていたら、Supporting Informationがおなじhtmlファイル中にあるんですよね。ムービーとかはそこからリンクしていて。そういえばこの方がずっと便利なわけで、NatureやらScienceやらで字数制限があるためにmaterial and methodsをsupporting informationに回しているときなんかは同じことやればいいじゃん、と思いました。なんでマテメソ見るためだけにpdfファイルを開かなければならないんでしょう。つまりPLoS biologyが原稿のXMLファイルを提供している、というあたりと比較してみても、NatureやScienceはまだ発想が活字中心であってまだまだネット中心には移行しきれていない、ということなのでしょう。
関連記事がalchymiaさんのところの20050406にあります。
alchymiaさんの記事に関連したことを書くと、Mac OS Xのquartzみたいに画面描画がWindowsでもpdfネイティブ化して(metro化でもいいから)、pdfファイルを開くという操作をとばして論文を読めるようになったらハッピーなんですけどね。Macをうらやましいと思ったことはなかったですけど、あのアンチエイリアシングのかかったきれいな文字の画面はうらやましい。XPのClearTypeは英字しかアンチエイリアシングがかからないし、日本語フォントのアンチエイリアシング化プロジェクトのフォントも試してみましたけどまだきれいでないですし。
どっちにしても、液晶の高密度化、画面描画の高速化、構造化テキストとして論文の提供、ぐらいが必要ですかね。深く読み込むべき論文はどっちにしろ印刷して真っ黒に書き込まなければならないわけです。ちょっとチェックする、読み込むべき論文かどうかスキャンする(ネットを使うときというのは主にこういう状況)、ぐらいのときに論文全体を見渡す環境がもっとよくなったらいいのに、と思うのです。
おそらくこの問題はamazonなどのネット本屋がどのようにして「立ち読み」をできる環境を作るかという問題とリンクしているのですな。Amazonはサンプルページを作るとか、検索を充実させるとかいろいろやっているけどどれも立ち読みにはかなわない。書物全体にアクセスできるけど内容を深く読んでいるわけではないという状況と、買った本とはじめから最後まで読むこととを分けるということがいかに難しいことか、ということでしょう。ひとつはフルアクセスできるけれど時間制限など付ける(一定時間以下は課金されない)、ということでしょうけどそれだけでは不十分でしょうしね(たとえコピーできなくしても、画面print screenしてOCRかけられたら終わり。歌詞掲載サイトなどでコピーできなくしてあることが有効なのは、まだ画面の解像度が低いのでOCRをかけることができないからだし)。やっぱり立ち読みは偉大だ。立っているから長時間読めない、これこそが「環境型管理」というやつか! そしてジュンク堂はその管理すらもゆるめたと。なら規律型管理をゆるめた本屋というのはどうだろう……ってそれ万引きし放題本屋ってことじゃん(<-脱線しすぎたのでやめます)。
# alchymia
トラックバックありがとうございます。「深く読み込むべき論文はどっちにしても印刷しなければならない」、「読み込むべき論文かどうかをスキャンする過程をもっと手軽にしたい」は、その通りだと思います。論文が構造化テキストで配布されれば、figureのみを表示させたり、methodのみを抽出したりできるようになりますね。個人的には、Pubmedが検索結果のRSS配信を始めるそうなので、これも注目したいです。
2005年05月17日
■ 論文いろいろ
JNS 5/11
-
"Chromatic Gain Controls in Visual Cortical Neurons." Peter Lennie。
V1のニューロンのorietation tuningは光のcontrastを変えても変わりません。つまり、コントラストが高いときにニューロンのcontrast tuningカーブのサチってしまったとしたらtuning widthが広がってしまう(どんなorientationに対しても強く応答してしまう)わけですが、そういうことが起こらないようにlateral inhibitionによって全体的な応答を下げてやる(gain control=normalization)ことでcontrast tuningカーブの形が変わらないようにしているというわけです。V1のニューロンがたんにLGNからの入力を線形的に加算しているだけだとしたらこのようなgain controlは実現できないと考えられるので、cortexでのlateral inhibitionという非線形的な演算が行われている証拠としてこの問題は取り扱われてきました。(というか関係者の方、必要でしたら訂正入れておいてください。)
今回、Peter Lennieはこのようなgain controlが色のtuning(じっさいにはconeへの刺激の周波数特性)でも起こっているということをV1,V2のニューロンで見いだした、ということのようです。 - "Cortical Ensemble Adaptation to Represent Velocity of an Artificial Actuator Controlled by a Brain-Machine Interface." Miguel A. L. Nicolelis
- "Distributed Neural Representation of Expected Value." Neuroeconomics。fMRIでexpected value。Nucleus accumbensがanticipated gain magnitudeで、mesial prefrontal cortexがanticipated gain magnitude + anticipated gain probability。さらにNucleus accumbensがself-reported positive arousalで、mesial prefrontal cortexがprobability estimatesだそうです。
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2005年05月16日
■ 生理学会のポスター発表
は最終日の三日目なんですけど、SFNの最終日とかとおんなじで、午前中の口演聞いたらみんな帰ってしまうではないですかこれは。ということでかなり寂れそうで不安なのですが、題材いっぱい持って(ラップトップで行動のムービー流すとか、ポスター以外のsupplementary dataとか抱えて)朝からずっとポスターに張り付いている予定なので、向こうでお会いできた方は一緒に議論してやってください。おねがいします。
■ 嗤う日本の、とか
3月に書いて寝かしていたやつに手を加えて貼ります(<-言い訳がましい)。
ここさいきん買って読んだ本は「嗤う日本のナショナリズム」 と「電波男」 です。ネットネタに偏りすぎていて相当気恥ずかしいのですが。
つまり、「電車男」と「電波男」のどちらを選ぶかという問いに、すくなくとも「電波男」の方は買いました、と私は答えたわけです。というか「電車男」のまとめサイトのログは保存して最初の方を読みましたけど、ネタくさすぎて途中で放棄しました。「電波男」のネタベタ混交というのとはまた別もんだと思うんですがね(後述)。わたしは「しろはた」のよい読者ではありませんでしたが、えいえんのせかいに応答するトラウマ度の高さという点において共振した、と回りくどく記しておきましょう。「電波男」はなにげに題材は「タクシ_ードライバー」や「バッフ_ァロー'66」だったり、「津山事件」だったりして、オタク知識をあまり前提としない(布教したりしない、えいえんの世界と二次元の世界をつなげて考察したりしない)、というあたり、オタクへ向けたアジテーション(「エルメ_スのカップをたたき壊せ」)だけでなく、非オタクの人に向けても届くように書く著者の本気度が伺えます。とはいえ、「電波男」のネタくささ(本屋の棚でのサブカルコーナーへの収まりの良さ)が大きく障害になって非オタクの人(とくに、著者が標的としている「エルメ_ス」みたいなひと)が手に取るとはとても思えないのだけれど。(「電車男」は新潮社ブランドだけでなく、ほとんど未編集であるにもかかわらずなんらかのパッケージングの良さでそこから脱出したわけで、それがなんなのか、読んでないので私にはわかりません。「電車男」のネタくささは「電車男」と板住人との関係で閉じていて、本を読む人はそれを外側から読むから安全である? 「電波男」はそのメッセージのネタベタ混交を本を読む人が受け止めなければならないのであれこれ言いにくい、という点でネットの流儀を活字に持ち込んだふつうにサブカルな本だとおもう。追記:この「サブカル」は本屋の棚のことなので、オタク対サブカルの対比とは関係なく、両者を含みます)。ところで売れたんですかね。私の地元では町じゅうの本屋探してやっと見つけた、というかんじでしたけど。(けっきょくamazon使った方が早かったりして。)
「嗤う日本の」は「世界」の同名論文を読んで以来期待していたものですが、意外や意外、最初の連_合赤軍のところで出てきた「自己否定から総_括へ反省を極限までを推し進めた末で生まれたフォル_マリズム」、というやつが一番おもしろかったです。この種の「形式主義」はいろんなところで出てくるわけです。起源と成立を問えなくなっている形で閉じているあらゆる種類の言説にこの問題が関わっているのでは、なんて極論してみたくなるくらいに十分よく抽象化して抽出された形式だと思うのです。(なんて堅苦しく言わなくても、上の人に無理難題言われるようなシチュエーションすべてで成り立つってことですな。)(追記:「反省」という言葉から最近の大事件でのアレにつなげて考える人も出てくるでしょうな。)
「ロマ_ン主義的シニ_シズム」というやつはなにか不十分というか捉え切れてないと思うし……それはたんに現在進行形のことの多様性を捉えきれない(それが、いまぷ_ちナショナ_リズムであることを偶然的なものにおとしめているとか)のは当たり前ということではなくて、なんというか形式として十分煮詰まっていないというか、いや、煮詰まったならばもっと決定的な事件としてそれは後付け的に捉えられるというだけのことなのかもしれない、時代精神自体が煮詰まっていないことの反映なのかもしれないのだけれど……いや、単一の事件に象徴させようということ自体よいことではないのだけれど(90年代をオウ_ムや酒鬼_薔薇事件に象徴させるということをこの本は賢明にも避けたわけだし、といっても連_合赤軍も使ったわけだし……使わなければ筋は通ったろうけど、地味になったろうなあ)。
なんだろ。うまくいえないので、「起源を問えなくなっている形で閉じているあらゆる種類の言説にこの問題が関わっているのでは」というほうをもっとちゃんと書くことで対比させるべきなのでしょうな。いいや(<-放棄した)。
2005年05月13日
■ SFN2005要旨
昨日なんとか提出しおえました。締め切り2時間前。当日明け方まで解析したのははじめてですよ……
所内の昼食セミナーの要旨も提出完了。ご迷惑かけました。
■ 論文いろいろ
Cerebral cortex 6月号
- "A Dynamic Shift of Neural Network Activity before and after Learning-set Formation." 尾上先生。
- "Reappraisal of DL/V4 Boundaries Based on Connectivity Patterns of Dorsolateral Visual Cortex in Macaques." Jon H. Kaas
- "Localization of Activity-dependent Changes in Blood Volume to Submillimeter-scale Functional Domains in Cat Visual Cortex." 谷藤先生。
- "Hemispheric Asymmetries for Different Components of Global/Local Attention Occur in Distinct Temporo-parietal Loci."
Nature Reviews Neuroscience 5月号
- "NEURONAL VARIABILITY: NOISE OR PART OF THE SIGNAL?" Richard B. Stein, E. Roderich Gossen and Kelvin E. Jones
Science 5/6
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- / 投稿日: 2005年05月13日
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2005年05月12日
■ 三河ラーメン談義
たまになんか「千石自慢ラーメン」とか「弁慶」みたいな背脂たっぷりのラーメンが食べたいと思うんですが、三河にはそういう店がないんです。需要がないんですかね。以前ネットで探して見つけて名古屋の鶴舞まで出かけた「たかみ」では満足できませんでした(いま調べたら閉店してしまったようです)。というわけで三河ラーメン談義開始。ローカルネタです。ラーオタくさいもの言いがあったら笑って見逃してください。
かつて岡崎で有名なラーメン屋といえば「ばいしゃんたん」でした。時間がたつとスープの表面に膜が張ってくるような濃厚かつクリーミーなとんこつで、ここさえあればほかのラーメン屋はいらない、と愛する妻と意気投合したものですが、最近はまったく見る影がありません。それでも角煮麺を食べにたまに行ってみるのですが、がっかりして帰ってきます。もうひとつ以前からの有名店といえば248号線沿いの「末広」なのですが、なんでいつもあんなに混んでいるのかわかりません。
現在の岡崎の有名店といえば「まる銀」と「日本晴れ」です。「まる銀」はいいところで、麺もスープもチャーシューもみなよいですが、しょうゆとんこつはそんなに好きでないので、ここだけでは私のラーメンライフは満たされません。「日本晴れ」は「博多一風堂」系統のあっさりしたとんこつで、好みでありません。栄の「一風堂」に行列して食べに行ったこともありますけど、そのときもがっかりでした。
とんこつは濃厚で獣くさいやつが好きなのですが、そういうのがこっちにはあまりないんですよ。三河じゃないけど池下の「とんぱーれ」はそういう意味で素晴らしいです。平日しかやってないので行く機会がなかなかとれないのですが。しょうがないので脂っこいのを食べたいときは安城の「横綱」に行ってます。ここもしょうゆとんこつなんですが、たまに行きたくなるところです。「麺達」が豊田にできたらしいので行こうと思うのですが、本店共々まだ行ったことがありません。
文句ばかり書いているようですが、塩ラーメンの喜びについては三河にきてから開眼しました。安城にはよい店が二つあって、JR三河安城駅の近くの「味正ラーメン」と名鉄新安城駅の近くの「ぼんや」。どちらも有名webサイトや雑誌などでもとりあげられるところですが、いつ行ってもガラガラ。ほんと、心配。「味正ラーメン」のほうは定番が塩バターラーメンで、スープが非常にすっきりしているのだけどまろやかな感じがあっていつもスープ飲み干します。(西日暮里の「神奈備」もすっきりしていてよいところですが、三河に「味正ラーメン」があるかぎり私は行列してまで再訪する必要を感じません。)ちなみにとんこつもあるのですが、これは向いてません。「ぼんや」のほうはスープになにか独特なエスニックな味わいがあってなんだかわからないのだけれど不思議にうまいです。名古屋まで出ると「ラーメン三吉」という有名店があって、たしかによいのですが、行列してまで行こうと思いません。量も少ないし。
岡崎での最近のイチ押しは六名の「たじま」です。はじめて行って塩ラーメンを頼んだときには失敗したかと思いましたが、醤油ベースのスープの方がよいようです。なんというんでしょうか、よいたとえじゃないかもしれませんが、秋葉原の「玄」に通じるうまさがあります。(余談ですが「玄」で食べているときになんか知らんが取材に来たことがあるらしい女性が訪れたのを丁重にもてなしてタダでラーメン出してうちのラーメンは健康によいだのと語っている店長を見て超引いたのでもう二度といかねえと心に決めました。)「たじま」はそのときどきで期間限定オリジナルメニューを作っていて、昨年の暮れには牛すじラーメンなんていう奇をてらったっぽいものだったので、すかさず頼んだらとてもうまかったです。ちなみにここもガラ空き。
結論としてはこんな感じ:「ばいしゃんたん」亡き後のたどり着くべき場所見つからず。あと、三河にも「ラーメン二郎」できないもんすかねえ。
場所とかそういう情報が必要でしたら専門サイト、たとえば
などに当たっていただくのがよいかと。
2005年05月11日
■ 論文いろいろ
Nature 5/5
- "Destroying the zombic hunch." Susan Blackmore(「ミームマシンとしての私」「Consciousness: An Introduction」)による"Sweet Dreams: Philosophical Obstacles to a Science of Consciousness" by Daniel C. Dennettの書評。Cogniさんによる短評あり。
Neuron 5/5
- "Redundancy in the Population Code of the Retina." Jason L. Puchalla, Elad Schneidman, Robert A. Harris and Michael J. Berry
- "Retinal Coding of Visual Scenes-- Repetitive and Redundant Too?" Eran A. Mukamel and Mark J. Schnitzer
- "Implicit Associative Learning Engages the Hippocampus and Interacts with Explicit Associative Learning." Nadia Degonda, Christian R.A. Mondadori, Simone Bosshardt, Conny F. Schmidt, Peter Boesiger, Roger M. Nitsch, Christoph Hock and Katharina Henke
JNS 5/4
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- / 投稿日: 2005年05月11日
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2005年05月10日
■ Nature Reviews Neuroscience 5月号 Sugrue論文続報
"CHOOSING THE GREATER OF TWO GOODS: NEURAL CURRENCIES FOR VALUATION AND DECISION MAKING." Leo P. Sugrue, Greg S. Corrado and William T. Newsome
Nature Reviews Neuroscienceに[Newsome '04 Science 選択行動]スレッドで採りあげたScience論文の続報(というかDorris論文との関連づけのディスカッション)が載っています。 まだちらっとしか見てませんが、以前問題としていたSugrue論文とDorris論文との関連について議論していたところがもろに取りざたされているようです。私としてはLocal time scaleとglobal time scaleとを明確に分けて議論することでSugrue論文とDorris論文の間に一見あるように見える矛盾を解消する、というのは納得のいく感じがあります。
20050117のコメント欄にuchidaさんからコメント書き込みあります(レスポンス遅れてすみません)。最新のエントリでないとコメントが目立たないのでここに採録しておきます。uchidaさんwrote:
ご無沙汰しています。新しい総説、Sugrue et al (Nature Review Neurosci., 2005)、ご覧になられたことと思います。知りたかった解析(Sugrue et al., 2004 のデータをDorris et al, 2004 の方法で解析すること)が出ていますね (Figure 7)!!! 少なくともこれらふたつのニューロンはとても似た振る舞いをしていることが分かります。Population data をきっちりみたいところですが、Newsome グループがこのニューロンを出してきたということは、お互いほぼ同じようなニューロンを見ていると考えるのが自然のような気がします。驚くべき一致ですね!!! 従って、今後はどのように解釈するかということが主眼になるかとおもいますが、そのあたりは今後のGlimcher の反論も含めてじっくりみていく価値がありそうですね。
この総説で強調されている、local な解析・モデルが「メカニズム」により近いはずだから、グローバルな解析より重要だという主張は一理あります。しかし、図7は、expected value が task 中、グローバルに変動しない場合(以前私の書き込みで示したように matching task ではグローバルには expected value が変動しない)、ニューロンの発火頻度も大きく変動しないということをはっきり示しています。Newsome らに決定的に欠けているのは、Dorris et al. (2004) で行われた報酬量を変化させる実験、つまりexpected value をふる実験で、これをしない限り、localな細かな変動をあたかもすべてのように語るのは大きな間違いという気がします。大きな方手落ちです。 Dorris らが示したように、報酬量を変動させたときには local fluctuation よりもずっと大きな変動を起こすことが考えられるからです。そういうことから考えると、この総説の一方的な攻撃に反して、Glimcher らが結局正しいということになるのではないかという予感がします。この総説が、著者の意図に反して大きな欠陥をさらけ出してしまうのではないか。。。
はたからみているだけでなく、自分もなにか面白いことを始めなければ。。。
けっきょくのところ、local valueとgloval valueとがどう関係づけられるか(行動的およびニューロンメカニズム的に)というあたりの解明が進めることがこの戦いに決着を付けるのではないかと思います。SFNでの報告を見る限り、Glimcherたちはbasal gangliaのニューロン記録も進めているようなのですが、そういう意味ではそれは正しい道のように思えます。
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- / 投稿日: 2005年05月10日
- / カテゴリー: [価値による行動選択 (expected value)] [神経経済学 (neuroeconomics)]
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2005年05月02日
■ 仙台か横浜でお目にかかりましょう。
連休明けまで更新を休みます。連休明けも生理学会の準備で止まりそうです(ギリギリまでデータ取りしたものを反映させる所存)。仙台か横浜でお目にかかりましょう。
■ ブランコ
去年の夏に書いたボツ原稿を改変:
息子がいつのまにか、ブランコを立ち漕ぎできるようになっていて、自慢したいのかさかんにやって見せる。私はいつでも飛んでいけるようにして、それをただ見るだけで。わざわざ言わなくても親はみんな「キャッチャー」をやってるんです。
かつて子供の頃、親が演歌を聞き歴史書を読むのを見たとき、そして学生のころに運動部の先輩らがさかんにバーとかに行きたがり誘われたとき、自分もこうなるのだろうか、と漠然とした不安というか信じがたい感覚を抱いたことがあります。しかし、なんにも変わりませんでした。不連続性はどこにもありませんでした。サイケデリックロックを聴き、ギターを弾いて歌い、漫画を読み、ライトノベルを読んだり、ゲームをし続けるままに妻子持ちとなったのです。それはそれでイメージ湧かなかったことだけど。
そういう連続性の中で親をやったり、エラソーに議論したりしているということがもうほとんど不思議だったりする。ということを想い起こして書いてみました。
■ Psyche-D-ML
20050425のエントリで言及したPsyche-D-MLの"Direct Perception and Representationalism"スレッドのまとめができた模様("Epistemological Debate" Steve Lehar)。読むならここからかな。参加者は話がループしだして疲弊している様子。Steve LeharはBehavioral Brain Sciencesに長年かけてターゲット論文を出した人。レビューの過程でのeditorの手紙を公開してたりしてて、見てる方はけっこうビビった(現在は見つからない)。
お勧めエントリ
- 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
- 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
- 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
- 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
- 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
- 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
- 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
- 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
- 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
- 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
- DKL色空間についてまとめ 20090113
- 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
- ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
- Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
- 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
- MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213