[月別過去ログ] 2020年11月

« 2020年10月 | 最新のページに戻る | 2020年12月 »

2020年11月28日

「ポプラの綿毛、どーもくん、マインスイーパー」(さうして、このごろ2020年6月版)

(6/9) 今日は北大の校内を綿毛が飛びまくってる。調べてみたら、ポプラの綿毛だそうな。下の写真は北大内を流れるサクシュコトニ川で、川面に白い綿毛が吹き寄せられている。それ以外にも大量に風に舞っているのが見える。私のzoomのvirtual背景は今日からこの動画に変更した。


昨日まで気温14度くらいで涼しかったのが今日は25度まで上がったのでこのタイミングで一挙にきたらしい。北大の目抜き通り(ポプラ並木)の道脇にも、こんなふうに白い綿毛が吹き寄せられている。


現在のサクシュコトニ川は復元されたものだが、北大からさらに上流をたどっていくことができる。北大クラーク会館の南に清華亭という古い建物(写真)がある。


その隣の偕楽園緑地をたどり、途中ラーメン二郎と線路を越えると、伊藤邸跡のタワマンの敷地内に水源(湧水=メム)がある。私有地なので中には入れないが。

その道路を隔てた南側には北大の植物園があって、こちらはまた別の川(セロンペツ川)の水源なのだけど、植物園はコロナ以降閉園になっていて入れない。外から覗いてみたら、白い花がたくさん咲いていて、甘い匂いがしていた。

Google mapの航空写真を見たら一目瞭然だった。ラーメン二郎のすぐ西から、細い川の名残りがぐるりと210度くらい回って偕楽園緑地に流れ込んでいる。メムも線路を越えてすぐ、タワマンの北東あたり。

この機会にいろいろ歴史を調べてみた。Wikipediaにあった1891年の地図をみると、清華亭と偕楽園が記載されていて、湧水地は線路の南にある。

この地図(1891年)の段階では北海道大学はまだ札幌農学校の時代で、いまの北大の敷地には「農学校付属農園」と書いてある。札幌農学校の本体は時計台のところにある。調べてみたら、1903年に札幌農学校はいまの北海道大学の敷地に移転している。

「今昔マップ on the web」の札幌市のところを見ると古い地図を見ることができる。1916年の地図では敷地はサクシュコトニ川の南までで、名称も(東北帝国大学)農科大学となっている。北海道帝国大学になったのは1918年で、1935年の地図では大学病院が現在の場所に出来てる。

この機会にもう少し調べてみたけど、札幌の古い地図は「北海道大学北方資料データベース」にいくつかある。ここまで調べたところで「地図の中の札幌: 街の歴史を読み解く」(堀 淳一)という本を見つけた。札幌愛を高めるために読んでおこうと思う。

もひとつ地図ネタで興味あったのが、大覚寺あたりを斜めに走っている道路。札幌は基本碁盤の目なのにこの道(花畔札幌線)はそれを無視しているから古い道なのだろう。Wikipediaを調べてみたら、明治初めに作られたとのこと。途中にある本龍寺は安政に開山。明治以前の札幌に興味を持った。


「にりくにつといとくこいこつ」を思い出した。中1と高3に眼底出血でそれぞれ2週間くらい入院したのだけど、視力検査で提示されるのがこの文字列。いつも同じやつだから覚えてしまった。あれから再発する日が来るのを恐れていたけれど、なにごともなく30年以上が経過した。(<-フラグ立てるな)

「…」「お別れ会で 花を渡した」「団地の下で 手紙を書いた」「土に 埋めた 鍵を 探す」「今も 眠る 口を 閉ざす」「起きる 笑う 腕を 伸ばす」「歌を 歌う 鐘を 鳴らす」「…」

意味もなくWikipediaで「どーもくん」の記事を読んでいたら、「機嫌が悪くなると強烈なオナラをする。」という記載があって、「その設定、要る?」と思わずツッコんでしまった。

3時くらいになって雲が厚くなって、空が暗くなり雨が降り出した。雨雲レーダー見たら一過性のものらしいので外出せずに作業をしていたら、5時くらいですっかり雨は止み、雲は通り抜け、日が照っている。一昨日も一過性の雨だった。これが「蝦夷梅雨」に該当するものだろうか?


いろんなことをわざとごちゃまぜにして考えてみると、世の中のことはたいがい「弱い因果のネットワーク」で、いざある部分だけ見ても制御できないし、責任とか原因とか言われるようなものは分散している。われわれは認識はそのような局所ではなくて、ちょっと引っ張ったら共倒れになる連鎖を見てる。

そういう連鎖を遠くからピンぼけにして見るならば、世界は必然のように動いていて見える。逆に局所に焦点を当てて見るならば、そこから見える世界がぼやけてくる。


(6/23) 廊下を歩いていたらちょうど日没の瞬間だった。19:05くらい。夏至が6/21だから日が長いのも納得だった。


人生やり残したことがあるとか、死んでも死にきれないとかそういうのはとくにないけど、2035年9月2日の皆既日食には立ち会えたらいいなあと思う。あと15年って気の遠くなるような未来に思えるけど、15年前が2005年であると考えると、たぶんあっという間に過ぎ去ってしまうのだろう。

久しぶりにテレビがある環境なので、テレビを点けてみたが、とくに観たいものがない。しかたないので「おしりたんてい」を観ることにした。


「研究とはなにか?」の説明図で、円の中が既知で外が未知で、実際の研究とは、その円弧をほんのちょっと広げることなんだよ、ってのがあるよね(“The illustrated guide to a Ph.D.”)。

あれをマインスイーパーで説明できないかなと思った。理詰めで広げてくんだけど、運頼みのところは多い。うまくいくと大きく領域を広げることができる。

マインスイーパーの例は学生向けの説明にいいかなと思ったのだけど、いま調べたらマインスイーパーはwindows 10には標準搭載されてないということを知った。それじゃあ意味がない。


2020年11月07日

「フキノトウ、マーモット、胃ゾンデ」(さうして、このごろ2020年4-5月版)

(4/14) 北大はすっかり雪が融けて、銀杏並木の道の雪の下から現れるのは、落ち葉と銀杏で、秋がそのまま春にワープしていることがわかる。まさか春の代名詞が解凍された銀杏の匂いだったとは。中央キャンパスの駐車場横も雪解けして、こちらは落ち葉の間からフキノトウが出てきた。


(5/13) ちょうど一ヶ月前に写真を撮ったときは、ふきのとうが出てるところだったけど、ほぼ同じ場所の写真がこれ。花の部分はほぼ終了して、葉柄から大きな葉がどんどん広がっている。


先日の夜、水を補給しにディナーベルに自転車で向かったら、なんかすげえいいかんじの春の空気で、もうこのままどっか遠くまで行きたいって思ったけど、自分を説得して、水2L2本と半額お惣菜を買っておとなしく帰ってきた。

あれはいつだったろう、浪人時代だろうか、夜に自転車で出てみたら、やっぱりこんなかんじのいい空気に胸躍らされて、曳舟から水戸街道を東進して、千葉県に入って車も無くなったあたりで24時もとうに越えて、すっかりテンションが落ちて、引き返して丸八通りの見知らぬラーメン屋に入って帰った記憶。

当時はものすごい大冒険だったような気がしていたけど、いま距離を測定してみたら、たった18kmだった。ママチャリだからたぶん往復で3時間くらいかけたのだろうけど。


こちらがマーモット。こっちがマーモセット。違うでしょ?何も違うでしょ?音がだいいち違うでしょ?音が違うから当然名前も違ってくるでしょ?

マスクが入手できないので、持ってる赤いバンダナをマスク代わりにしたら、変装してる不審者になったので、街に行くときは使えないと思った。

今日はカツゲンの1L入りを買った。ますます道民らしくなってきた。


いまの居室は空調がリモート制御で12時前、17時前、21時前に強制的にオフになる。そのため、集中して仕事をしていると、いつのまにか暖房がオフになったままで部屋がすっかり寒くなっているなんてことを繰り返した。

でも最近は感覚が研ぎ澄まされて、暖房がオフになる瞬間に気づけるようになった。つまり、暖房の音はふだんは意識に上っていないのだけど、オフになった瞬間にそれに注意が向き、ポストディクションによってオフになった瞬間の音変化を意識するという説明。この「気づく前の暖房の音」ってのが面白い。


好きなコードその1。スカボロー・フェアの出だしのカポ7フレでX04030というやつ。むりやりコード表記するならA5(11,13)というべきか。AドリアンなのでAm(omit 3rd)でテンションがb13ではなく13になってる。

好きなコードその2。Vapour Trailのイントロの979900というやつ。イントロは全部1,2弦が開放のシューゲ王道のやつ。コード表記するならE5 on C#とというべきか、C#ルートで解釈するならばC#m7(omit 5)ってわけわからなくなるので。


いつだったか思い出せないのだけど、なんか行き止まりの電車の駅から坂に向かって歩くと、左に折れたところに商店街があって、そこでレコード屋に入ったら13th floor elevatorsのリイシューCDボックスがあったから買おうかと逡巡した記憶があるのだが、あれはBrightonだっただろうか?

ここまで記憶だけを頼りにして思い出した上で、google mapで調べてみたら正解だった。Trafalgar Stから右に入ったいくつかの小路だった。たぶん2012年7月のASSC。これは俺にしか意味がないが、浮上してきた記憶を大切に保管しておく。

そういうスナップショットみたいな記憶の断片がいくつかある。フロリダでのVSSでコンド借りてみんなで泊まったのだけど、なぜか早起きして誰もいない、独特の入り組んだ道を辿りながら、海まで出ようとして、でも出れなかったときの中央分離帯とか。


岡崎の西友前のTSUTAYAは昔は地元系のレコード屋で、駐車場の壁に"Music spin me round"って書いてあって(うろ覚え)、80年代かそれより昔から営業していたことが忍ばれる。CD販売のスペースは以前はワンフロアまるまるだったのに、いまはレンタルCDとレンタルコミックに押しやられ1/4となっている。

発売されたばかりのブンブンサテライツの1stをここの試聴スペースで聴いて即買いしたのを覚えている。視聴できるスペースが各音楽ジャンルごとにたくさんあって、私が知らない音楽がたくさんあると思った。いま急速に無くなりつつある光景だから、私自身があの空気を忘れないように記録しておく。


ここのやりとりが面白い。これを見て思い出したけど、音楽聴くと必ず聞こえる「チッチッ」って音(はじめてそれを意識したのは井上陽水の「断絶」)の正体がわからなくて、それがクローズド・ハイハットの音だと知るためには、ドラムセットの構成を理解する必要があった。

ここまで書いてから井上陽水の「断絶」(曲の方)を再聴してみたら、左チャンネルでクローズド・ハイハットの音とアコギのコード弾きが重なっていて、しかも2番ではフェイザーがかけられていてサイケなテイストになっている。自分にとっては初めてのサイケな音だった(「リボルバー」より前に聴いてた)。

中学生の頃に聴いた岡林信康の「自由への長い旅」のイントロのギター(大滝詠一が演奏している)がすごいいい音で、自分でギターを弾いてもぜんぜん再現できなくて、コードの押さえ方か、ギターに秘密があるのかと思っていたけど、けっきょく鍵はコンプのかけ方だということをだいぶ後になって知った。

「自由への長い旅」のイントロのギターについては、たしか「サウンド・クリエイターのための、デジタル・オーディオの全知識」 に大滝詠一との対談があって、そこで言及されてたはず。図書館で読んだ本なので現物を確認できないけど。

リンゴのドラムの音(たとえばRainとか)はリミッタで潰してあの音になっているのだけど、それは自力で解明した。中学生のころ宅録のために使っていたラジカセでマイクのゲインを上げると、アナログでリミッタがかかったみたいになるので、ゴミ捨て場から拾ってきたスネアでそれっぽい音を作ってた。


コルトレーンの至上の愛の“Resolution”を聴いていたら、ベースソロのあとでサックスが入ってくるところで(0:21あたり)、その0.5秒前くらいから左チャネルでサックスの音が小さく聞こえるのに気づいた。これってマスターテープの段階で裏移りしてると理解してたけど、この現象、調べても見つからん。

昔カセットテープで音楽聴いてたときによく経験した。プログレとかだと、静かなところから急に音が大きくなるところがあるので。録音テープは巻いてあるから、大きい音が入っているとそれが1周前に写ると理解してたけど、そもそもそんなこと起こるのだろうか?調べてみたけど見つからなかった。


解析が終わらないので、気分転換のために体動かそう、キャッチボールとかしてえなあ、とシャドーピッチングしてみた。そしたら右手の人差指と中指の指先がなんか腫れるような感覚が。遠心力で指先の毛細血管が拡張したってことなんだろうけど、こんなこと人生で初めてだったので、加齢を実感した。

「胃ゾンデ」っていいよね。「ゾンデ」だけでもそうとうキテるのに、それに「胃」付けて「イ・ゾンデ」って、音韻的に、胸がキューってなるね!

会議終了したら自転車でどっか気晴らしになる場所に行きたいと思うのだけど、札幌ではまだ開拓できてない。東京なら荒川堤防だし、岡崎なら矢作川堤防だった。どうやら私には川と堤防が必要らしいのだが、豊平川は絶妙に遠い。

報告会が無事終了して、買い物行ってきて、家に帰ってきたら爆睡。スッキリ目覚めた。レジリエーンス!


お勧めエントリ

  • 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
  • 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
  • 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
  • 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
  • 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
  • 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
  • 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
  • DKL色空間についてまとめ 20090113
  • 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

月別過去ログ


« 2020年10月 | 最新のページに戻る | 2020年12月 »