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2011年03月16日

JNS論文が出ました:「見ていると意識できなくても"覚えている"脳」

総研大(当時)の高浦さんに進めていただいたblindsightの電気生理の仕事がJNS に出ました。明日オンラインになる3/16号に出ます。タイトルは"Neural substrate of spatial memory in the superior colliculus after damage to the primary visual cortex"です。

どういう話かといいますと、見えなくなっているはずの視覚刺激の位置を憶えることができて、しかもその記憶情報が上丘になった。正常の条件では上丘は眼球運動や注意に関わるところですからそんな情報はありません。脳損傷によって上丘の機能が変わったのだろう、というわけです。意識研究の側面からいえば、視覚的気づき(visual awareness)と短期記憶(作業記憶とまでは言えない)とが別ものであることをこのデータは示唆しているのが重要な点です。

生理研のサイトにあるプレスリリースは「見ていると意識できなくても"覚えている"脳」です。

ではまた。


2011年03月14日

Tohoku Area Vision/Neuroscience Researcher Safety Information

Prof. Ohzawa at Osaka university constructed a site for Tohoku Area Vision/Neuroscience Researcher Safety Information.


お勧めエントリ

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  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
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  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

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