[月別過去ログ] 2022年11月
« 2022年10月 | 最新のページに戻る | 2022年12月 »2022年11月20日
■ 「喫茶マウンテン、分離色、意志と表象としての世界」(さうして、このごろ2022年5月版)
ライジングサン、今年はやるみたい。https://rsr.wess.co.jp/2022/artists/lineup/… 2019年以来3年ぶり、しかも2019年の1日目は台風で中止(でナンバガなし)だったので、たぶん今回はチケットめちゃ競争率高いはず。当選したら私は行くけど、もし行ったとしても、twitter上では黙っている予定。
3大「声に出して読みたい科学者・哲学者の名前」と言えばこれは「ミハイ・チクセントミハイ」が一強すぎるなあ。神経科学者としては「サンティアゴ・ラモン・イ・カハール」を推しておくけど。
劇場版「輪るピングドラム」が4/29から始まっていることを知った。北海道でやってるかなと調べてみたら、旭川と北見のみで札幌は無し。よーし、ちょっくら北見まで行ってくるわ。
きかんしゃトーマスOP曲のコード進行についての解説。C-Abは転調ではなくてキーCの借用和音だった。同主調のCmからの借用和音(モーダルインターチェンジ)で、CmのダイアトニックコードからEb, Fm, Gm, Ab, Bbが使える。EbやBbの例にも言及してた。以前こんなふうに書いてたけど、転調は勘違い。
きかんしゃトーマスOP曲の場合、モーダルチェンジでAbを提示しておいて、あとでほんとうにAbに転調するのがかっこいい。モーダルインターチェンジはビートルズっぽいと言うけど、C-Bbはむしろミクソリディアンのイメージ。 C-Fmはたしかにビートルズっぽい。ユニコーンの「すばらしい日々」とか。
岡崎に20数年住んでたけど、けっきょく「喫茶マウンテン」には行ったことがない。どうしてか考えてみたけど、あそこって「友達と連れ立って行くことで経験を共有する」ところがミソで、一人で行っても面白くもなんともないからだと気がついた。自分は、食事に他人と行くという発想がないもんで。
Slowdiveの"Sleep" (Eternalのカバー)というのを知って繰り返し聴いてる。なにがいいって、サビが間奏なの。なに言ってるかわからない表現だけど。明日はこれを歌おうと思う。ヴァースがEm-F-Am-FでサビがC-Am-Em-Gこれだけ。
大学院講義(意識の科学入門)で動画を見せようと思ってyoutubeを開いたら、 関連動画のところが「パリピ孔明」「【ガリハラ】にんにく餃子」「古田の方程式」みたいに丸見えだったので、あわててgoogleをログアウトした。あらかじめ準備しておいて正解だった。
水彩絵の具の「分離色」というのを知った。元々は不具合と捉えられる存在が、アナログならではの味として再評価されて、意図的に分離色を作る絵の具が開発されているという話。色の配合とか乾く過程とかいろいろ考えることがありそう。面白い。
「ハーゲンダッツとスーパーカップの差がわからない」 すごく同意。自分はJR生鮮市場でハーゲンダッツ1個190円を見つけてしばらく買っていたのだけど、週2でハーゲンダッツ食うより週5でエッセルスーパーカップ食うほうが幸せじゃね?と気づいて切り替えた。(<-食い過ぎ)
Elon Muskがtwitterを買収したら、ヘイトスピーチとかデマツイートとかが制限されない野放図になると思う。そろそろtwitterからの移行を考えておこうと思う。とはいえ今からマストドンじゃないしなあ。
アセスルファムKと苦味受容体の遺伝子多型の話、面白い。
自分は人工甘味料をまずいと感じないが、わざわざダイエットコーク買おうとも思わない。つか、ビール飲むの止めたら、炭酸飲料を飲む習慣もなくなった。
この動画 "Fluctuation theorems from Bayesian retrodiction"に興味を持った。JaynesのMaxEnt TP (ベイズ推論としての熱力学)を援用しながら、熱力学第2法則とゆらぎの法則はベイズ推論の問題であり、物理システム以外(情報とか)でも成り立つ。
平衡状態では予言と遡言が拮抗するが、平衡から離れたところでは両者のバランスが崩れて不可逆性、 遡言不可能性(=時間の矢)が生まれる。
「少女終末旅行」(つくみず)のラスト部分を見返していたら、チトが「意志と表象としての世界II」と題された本を見つけるシーンがあるを思い出した。これは趣味の小ネタとかではなくて、この物語に通底する思想であることは、最終回にチトの「(ネタバレにつき略)」という台詞があることからもわかる。
ネタバレ気にしない人には、ここに抜書きがある。
ここ最近つづけている、渡辺慧を読み込むプロジェクトで、(「生命と自由」や「時間と人間」で) 渡辺慧がショーペンハウアーに強く影響を受けているのを知ったので、いつか(or 来世で)読まなければと思っていたのだった。
ちなみにチトが見つけた本には「II」と書いてあるが、中公クラシックスの表紙と似せてはいないので、第3巻の芸術論ではなくて、原書の第2巻「意志としての世界」に相当するんだろうと思う。(わざわざ「II」と書くからには、それには意味がある)
プランAはもう無理であることが判明したので、プランBでいく。やけくそになってプランCを選ばないようにする。
お勧めエントリ
- 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
- 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
- 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
- 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
- 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
- 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
- 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
- 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
- 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
- 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
- DKL色空間についてまとめ 20090113
- 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
- ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
- Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
- 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
- MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213