「自由エネルギー原理FEPチュートリアル2021を開催しました」

2021年12月13日、14日に脳の自由エネルギー原理FEPチュートリアル・ワークショップ2021を開催しました。これは英語での発表、議論となる国際シンポジウムの部分と日本語でのチュートリアルの2パートから構成されております。

私吉田はこのイベントのオーガナイザーの一人であり、さらにチュートリアル(2.5時間*2)の講師を担当しました。そこで私がチュートリアルを準備していたとき、さらに開催後に考えたことをまとめておきたい。

[歴史的経緯]

このイベントは現在CHAINの同僚である島崎秀昭さんといっしょにやってきた一連のイベントの最新回です。

日本神経回路学会の時限研究会として「脳の理論から身体・世界へ: 行動と認識への再挑戦」を開催しました(2017年8月@京大)。このときのオーガナイザーは(当時京大、HRIの)島崎秀昭さんと(当時京大の)大羽成征さんと(当時生理研の)吉田。このときの実施報告

2018年には神経回路学会誌2018年25号3巻での特集「自由エネルギー原理入門」を島崎さんが編集して、私も田口茂さんとともに寄稿してます。このときは京大で集中討論会というのもやっていて、その様子はイントロダクション 特集「自由エネルギー原理入門」に記録されてる。

そして2019年から生理研が属するNINS自然科学研究機構の「分野融合共同研究事業」のサポートを受けるようになって、「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ2019」を開催しました(島崎さんと吉田がオーガナイザー)。これは"The free energy principle for action and perception: A mathematical review." (J. Math Psychol. 2017)を書いたサセックス大学のChristopher Buckleyと、彼のラボの大学院生のAlexander Tschantz (ちょうど"Learning action-oriented models through active inference" PLoS Comput Biol. 2020をArXivに出したところだった)によるチュートリアルでした。PythonとGoogle Colabを使ったハッカソン形式になっていて、これは非常に充実していた。

でもって、今回2021年もNINS自然科学研究機構の「分野融合共同研究事業」のイベントとして、「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ2021」を開催したというわけです。

[チュートリアルの構想1: 講義パート]

講義の内容については、これまでにこのブログや各所での講演などの資料が蓄積できていたので、それをまとめればなんとかなるだろうと思ってた。たとえばこれまでに作成した資料としては以下がある。

(なお、2017年あたりの資料は古くて間違っているところもあるので、上記のものを参照してほしい。あと、近いうち、今回の講義を踏まえて最新版を作成する予定です。)

とはいえ今回の講義のためには「期待自由エネルギーとPOMDP(部分観測マルコフ決定過程)」、「マルコフブランケットとNESS(非平衡定常状態)」のパートについて大幅にスライドを作る必要があった。

あと今回のチュートリアルの狙いとして「FEPの前にベイズ脳と予測符号化の説明をして、そこからの差分としてFEPを説明する」「FEPは実験的に検証可能か、という側面から、criticalな視点を保ちながら解説と議論を行う」ということを考えていた。これについては後述。

[チュートリアルの構想2: 演習パートのコードの元ネタ]

2019年のチュートリアルのときはオンサイトでハッカソンを行い、その場で与えられたprojectをグループごとに取り組んで結果を発表する、というものだったのだけど、これは機械学習の経験者にはよかったと思うけど、神経科学者や心理学者にとってはだいぶ難しかったと思う。

今回の「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ2021」では「実験と検証」をテーマに挙げて国際シンポジウムを行うことにした。そこでワークショプ部分も機械学習の経験者だけでなく、もっと神経科学者や心理学者も含めてもっと間口を広げたものにしようというのが今回のチュートリアルの方針でした。そういうわけで、私吉田が日本語で講義を行い、R演習を加えたものとして開催することを考えたのでした。

演習の題材としては、以下の論文に付属しているコードでなんとかできるだろうと考えてた。

  • Rafal Bogaczの"A tutorial on the free-energy framework for modelling perception and learning." J Math Psychol. 2017
  • Christopher Buckleyらの"The free energy principle for action and perception: A mathematical review." (J. Math Psychol. 2017)
  • Ryan Smithらの"A Step-by-Step Tutorial on Active Inference and its Application to Empirical Data" PsyArXiv 2021

けっきょくChrisのコードは使わなかった。あと、"Step-by-Step Tutorial"を動かしてみたら、spm12をインストールする必要があって、最小限動くコードを作るにしては巨大すぎた。けっきょくほとんど自作する必要があることがわかった。

[チュートリアルの構想3: 演習パートの言語と環境]

演習部分をなんの言語でやるかについてはいろいろ考えるところがあった。私吉田はふだんMatlabを使っているので、Matlabでやるのが準備は楽だった。また、前述のChris BuckeyのJ. Mathematical Psychol. 2017にしろ、今回大々的に援用したBogaczのJ Math Psychol. 2017にしろ、論文に付属しているコードはMatlabなので、これを使えばいいというのもあった。

一方で、こういう公開イベントでMatlabのようなプロプライエタリ・ソフトウェアを使うのはよいことだろうか?という考えがあった。神経科学者にとってはMatlabは身近だと思うけど、逆に機械学習の人や企業の人にとってはMatlabは敷居が高い(あれアカデミック版でないとクッソ高いからね)。(まだやってないけど)後日コードをGitHubにアップロードすることを考えても、ここはR, Python, Juliaなどを使うべきではないかと考えた。

2019年のチュートリアルのときはChrisとAlecはPythonをGoogle Colab上で動かしていて、これはなかなかよかったので、Pythonにしようかとも思っていた。でもPythonは機械学習の経験者にはいいけど、神経科学者や心理学者にとってはまだ敷居が高い。(あとGoogle Colabの使い勝手の問題もある。後述。)

最終的に決め手になったのは、R言語とそのIDEであるRStudioがオンラインで動くRStudio.cloudを知ったこと、そして実際に運用したことでした。私の所属する北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)では毎年夏と冬に「CHAINサマースクール、ウィンタースクール」を開催している。2021年1月に開催されたウィンタースクールではドイツ・コンスタンツ大学の豊川航さんに講師をやっていただいたのだけど、RStudio.cloud上でのR演習を行っていただいた。(Multi arm Bandit課題でのwisdom of crowdがテーマ。) でも豊川さんはドイツ在住なので時差のため、zoomでのリモート講義は午後からになる。そこで私が午前中に「補講」としてRStudio.cloudの動作確認や、強化学習の基礎の基礎(two arm Bandit課題とRWモデル)の資料を作成して、補講の講義も行ったというわけです(資料はこちら: CHAINウィンタースクール2020 豊川航先生R演習の前準備用資料)。これで参加者30人程度の演習を問題なく運用する経験を積むことができたので、今回のFEPチュートリアルでもRStudio.cloudを使ってみることにしたわけです。

(なお、Google Colabはログインするたびにコードをアップロードしたり、ライブラリをインストールしないといけないけど、RStudio.cloudは講師が作った環境をそのまんまコピーすることができる。この点でも優れている。しかもFreeのコースでここまでなら十分対応できる。)

[じっさいの準備状況から開催まで]

そんなこんなで、だいたいの構成は3ヶ月前にはできていたのだけど、じっさいの作業が始まったのは開催1ヶ月を切ったあたりだった。

この時点で北大に異動してからはじめてのウイルス注入実験を終えて、4週間後にさらにGRINレンズを刺入するオペが待っていた(ちゃんと成功しました)。論文書きもしているし、ヒアリングの準備とかいろいろな仕事が入っていて、週末にすら準備に取り掛かれないという絶望的な状況で時が過ぎていった。まさに「できらぁ!」「え!!」ってかんじ。

だいたいこれまでは、ブログやTwitterでチュートリアルの準備状況とか構想とかを語ったりして、そうやって対外的に語って尻に火を付けることが駆動力になったりしていたのだけど、今回はマヂで時間がなくて、危機的な状況だった。

先に演習用のコードを完成させて、そこから逆算的に講義の部分を作らないと二度手間になると気がついたので開催3週間前。上記の"A Step-by-Step Tutorial"を読み進めて、これをそのまま使うのは無理と気づいたのが2週間前。講義の基本的な構成は開催10日前に行われた東大國吉さんの大学院講義の資料を作成することでだいたい完成したけど、本格的にコードを書き出したのはその後。ひととおりコードを書いてオーガナイザーの皆さん(島崎さん、理研の磯村さん、広大の本田さん)に見てもらったのが開催1週間前。とくに理研磯村さんにはコードレビューをしていただいてすごく助けていただきました。ここで改めて御礼申し上げます。

ともあれ当日を迎えることができて、大きなトラブルもなく(「参加者の大半のコードが動かない!」みたいなことは起こらなかった)講義と演習を終えることができた。

参加者の方に事後評価のアンケートを書いてもらったのだけど(チュートリアルのwebサイトに掲載)、講義の評価はexcellentが67%、goodが32%で、fair, poorはゼロ。演習の評価はexcellentが46%、goodが53%で、fair, poorはゼロ。舞台裏はここに書いたようにドタバタだったのだけど、まあそれなりに満足してもらえたのではないかと思う。

[反省の弁、将来に向けて]

いろいろやり足りなかったことはある。またこういう機会があったとしたらそのときに改善できるようにメモしておこうと思う。

コード書きの基本的な作業はmatlabからRへの移植だったけど、Rとmatlabで行列計算をするときの流儀の違いがあって、これの検算でクッソ時間がかかった。正直Rでの行列計算には懲りたので、次回こういうことやるならJuliaにしたいなと思う。ただ、Google ColabでJuliaを動かすためにはそのつどJuliaをインストールしないといけないので、現時点ではまだ時期尚早だと思う。RStudio.cloudはほんとうに素晴らしい。

RStudioでは(2021年の)ver.1.4からvisual editing modeというのが導入されて、LaTeXで書いた数式とかがそのままRmarkdownのエディタ上で表示できる。これは素晴らしい。でも、visual editing modeはまだ新しくて不都合があるらしく、visual editing modeからnormal modeに変えるタイミングで、数式モードを開始する$$の改行が消える。これはUndoでは直せないので、ぜんぶ改行を入れ直す必要があった。この問題を解決できなかったので、けっきょく本番ではvisual editing modeを使うのは断念した。もしかしたらLaTeXのコードの書き方で対処できたのかもしれない。受講者の方から教わって解決した部分もあったので。

R markdownを使った演習だと、チャンクを実行して「はい、グラフが書けましたね、次行きましょう」みたいなかんじで、コードを理解できてなくてもなんとなく進めることができてしまう。かといって、コードを1行1行説明するような時間もない。そこでRmarkdownの説明部分とコード内のコメント文にあとで読んだときに意味がわかるように説明を加えておいた。あと、受動的にコードを実行して終わりにならないように、演習問題(例: 生成モデルの設定を変えて動かしてみよう)を各セクションごとに作った。これも時間がないので、「後で自分で試してみてください」で飛ばすことになった。このあたりは反省点。あとから振り返ってみれば、R演習だけで150分必要だった。

FEPを実際に試してみたい人のために本当に役立つものを提供するという意味では、「あなた固有の問題について、生成モデルを作って、自由エネルギー最小化を試してもらう」ところまでできればベストだったと思う。しかしそれには時間が足りなかった。そもそもそのような生成モデルを作る練習というのはFEPに限った話ではない。ベイズモデリングにおいて、たとえばRSTANで尤度を定義してMCMCして事後分布を計算するときに必要なこととほとんど重なっている。そういう意味では、将来的な展開として「FEPの講義と演習を、ベイズモデリングの概要を説明したうえで、MCMCの代わりに変分推定しているだけだよ、とまとめる」こういうやりかたもあるかなと思った。

あと、コードと講義の内容で足りていなかったのは、「学習」の扱い。今回はBogacz論文に基づいた説明のときに「priorを更新したら、収束が早くなります」みたいな話をするだけでお茶を濁した。でも学習についてちゃんと説明するなら、複数試行の結果からoutcomeについての予測誤差を計算して、生成モデルのパラメーターを更新する、というステップを踏む必要がなる。これは次の機会にこそちゃんと説明できるようになりたい。

今回のチュートリアルの狙いとして「FEPの前にベイズ脳と予測符号化の説明をして、そこからの差分としてFEPを説明する」「FEPは実験的に検証可能か、という側面から、criticalな視点を保ちながら解説と議論を行う」ということを考えていた。これは100%はできなかったし、トータル5時間でやるのは土台無理だった。そもそもFEPを考えなくても、ベイズ脳と予測符号化だけで話は一旦閉じることはできる(カルマンフィルタによるベイズ更新)。だから、ベイズ脳と予測符号化の話をきっちりやって、そのうえでFEPがなにをプラスしているのかを説明をしないと、「FEPはほんとうに新しいのか、検証可能なのか」といった議論をする準備が足りない。これも次回以降の課題。

というようなことをいろいろ考えていたという話です。それではまた。


「カニちゃんこ、レッドバロン吉田、ヌンク!」(さうして、このごろ2021年5月版)

「ショック!カニちゃんこ」という廻文を考案した。

「あきれるわ、アルキル基」という廻文を考案した。

「ありえない解決策を図る」というのを提案したい。つまり、豚が空を飛べばいい。最初から。ドクター、ドクター、プリーズ!

春と秋はいつも着てるL.L.Beanの赤いウィンブレ(というかヤッケ?)、新婚旅行の写真でも着てたので、たぶん25年くらい着てるんだけど、ついに腰のあたりの縫製がほつれてきた。長い間よく保ってくれた。

(2021年11月追記: けっきょく補修して、2021年の秋もこれで乗り切った。)

「レッド・バロン」という概念が好き。バイクには乗らないので店には興味ないのだけど。バロン吉元からの連想か、70年代感ある。紅い稲妻。「バロン」ってきょうび使わない単語だよね。なろう系異世界ものの舞台(ナーロッパ)で貴族や騎士がいる世界でも、バロン(男爵)って見たことない。なぜだろう?


“curfew”(門限 or 外出禁止令)という単語を知った。そういえば、なんかの歌詞にこの単語あったなと思ったが思い出せない。ビートルズ、S&G、と順番に検索していって、ボブ・ディランの“Gates of Eden”の出だしに出てくるのを見つけた。記憶にあったのは多分これだけど、まだしっくりこない。

自分は大学生の頃に翻訳に興味を持っていたのを思い出した。安西徹雄の「翻訳英文法」に賛同して、バベルプレスの「翻訳の世界」を購読して、巻末にある翻訳問題を解いて送ったりしてた。けっきょく翻訳業界はあまりに儲からないことを知ったので、進路としては選ばなかったけど、いまでも学術書の翻訳を読むとたいがい理解不可能な文章があるので、ブチ切れて原書にあたって、俺なら(翻訳英文法的に)こう訳すのに、とか思ったりする。

先日、北島三郎の「函館の女」が頭の中でぐるぐると鳴りつづけていた(イヤーワーム)んだけど、金管楽器の音がコンプがかかったみたいにバキバキに鳴っていたので、本物もこんな音だっけ?と確認してみたら、もっとおとなしい音だった。記憶を頼りにすると、コンプがかかるらしい。

CREAMの"Crossroads"ってジャック・ブルースが歌っているもんだとずっと勘違いしていた。いまはじめて気がついた。いかに自分がぜんぜん「聴いて」ないかということを気づかされた。

「アンドリュー各務原」という芸名を考案した。なんとなく語感がよい。


異世界転生したい。宮廷薬剤師として、有機化学の知識を駆使して、薬草からの抽出法とか試行錯誤しながらスローライフを送りたい。

生理研のラボの人の結婚披露パーティーで、豊田市のレストランを貸切にして、中庭のところでセレモニーをやって、私はなんだかんだで手持ち無沙汰になって、あちこちウロウロしながら、でもとてもいい季節で、あの光景を急に思い出した。(光景が先で、後で結婚披露パーティーだったことを思い出した)

左右の指をキツネのポーズにして「ヌンク!」って叫ぶ型を考案したのだけど、ところでヌンクってなんだったっけとググってみたらファッションブランドが出てきたので、いやそれではなくてと調べてみたら、細胞培養に使うディッシュだった。そうそう、これよこれ。ヌンク!(左右の指をキツネのポーズにして)

「卓球したくないですか?」(<-電車で急に話しかけてくる隣の席のおじさん)

(5/31) 今日も冷たい空気で、夕方になったらさらに冷たい雨までが降ってきた。いわゆる蝦夷梅雨というのは6月後半の話らしいので、それとはべつのようだけど。

今の気候はむしろ「リラ冷え」に該当するらしい。まだまだヤッケと長袖の生活が続く。


「ゴニオ先輩、フキノトウ、長久手-弁天島」(さうして、このごろ2021年4月版)

「ゴニオメーター」の「ゴニオ」部分、いいよね。俺もゴニオ先輩にラーメンおごってもらいたいよ。

次男が小学生だった頃のソフトボールチームで、特別イベントとして岡崎市民球場でナイターで練習試合をやったことがあって、私は保護者として球拾いをやっただけではあるけど、こんなところで野球できたら楽しいだろうなあと思った。ここ5年くらい野球してないな。

昨日数年ぶりにサーティワンアイス食べた話を書こうかと思ったが、コロナの時期に外食した話をツイートしている人が周りにいないので、そんなことしてません、やろうとも思ってません。

私のソウルジェムが曇ってヤヴァいことになっていたので、コープに行って寿司10貫入り800円のところ半額400円を買って号泣しながら食べた。(<-号泣してない)


(3/23) 医学部学生サークル室の脇に咲いてたフキノトウ。この時期はまだ人通りの少ない道には雪が残っている状態で、これがこの春初めて見つけたフキノトウ。

(4/8) 今日はたぶん一ヶ月ぶりくらいの久々に雪が降った。帰りの道にはなにもなかったけど、芝生がうっすらと白くなるくらいは降ったようだ。なるほどこれが「なごり雪」ってやつか。


(4/11) 中央キャンパス西のジンパ用スペース(閉鎖中)のフキノトウ。ここは構内のセコマへの近道で頻繁に通るので、日々成長してるのがわかる。


大学1年のときの英語の先生がたしか有名なSF評論家だったのだけど、自分に知識がないので何も話しかけられなかったことを思い出した。(裏とりに調べてみたが、たぶん巽孝之氏だったと思う。)

ついでにメモっておくと、もうひとりの英語の先生は小野寺健氏で、E.M.フォースターの「アビンジャー・ハーヴェスト」を採りあげてた。大きい書店でE.M.フォースター全集が並んでいるのを見たりすると、もう一回読んでみようかなとか思って本を取る。そして本棚に戻す。


エアリプには応答しないし、エゴサはしないようにしている。これまでずっとそうしてきたし、今後もそのつもりでいる。それはそれで我慢が必要なこともあるけど、今後も炎上もしなければバズりもしない、という状態をキープしていきたい。

なにか話題を出すなら、なるたけ他人事みたいな態度をとらないように気をつけているのだけど、自分ごとに引き寄せて書くと、書くべきでない深淵が出てきてしまうので、けっきょくツイ消ししたりする。そういうのを繰り返していたら、自分が書くことのできることなんてほんの少しだなと気がついた。


"Buffalo Springfield"の名は蒸気ローラーの名から取られているけど、実車の映像がyoutubeにあった。Buffalo Springfield Steam Roller

これを見るとSpringfieldとはOhio州のSpringfieldなので、Buffaloとはナイアガラの滝の近くのBuffalo ということだろうか。東海で例えるなら(<-?)、長久手-弁天島みたいな。


みんなしてナイスネイチャ、ナイスネイチャって、そんなにたくさんの人がネイチャーにアクセプトされてんの?

My Bloody Valentineの"Strawberry Wine"を久々に聴いていて、これってブルガリアンボイス的なコーラスにできないかなとか思った。それだけ。

"Strawberry Fields Forever"のサビでフロアタムがドコドコ鳴ってるのはオーバーダブだと思うんだけど、ドラムカバーしてる映像で、左手一本でドコドコ鳴らしているのを観た。再現できるのか。本物はフィルイン叩いている間もフロアタム聞こえるのでやっぱオーバーダブだとは思うんだけど、


シンギュラリティサロンで講演しました: 「意識を教える」からエナクティブ・アプローチへ

シンギュラリティサロンで講演してきました。2年ぶり2度め。以前2019年にお誘いいただいたときは、自由エネルギー原理についての話をしました。そのときの様子はこちらのブログ記事で紹介してます。

今回は私吉田と、吉田が所属する北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)のセンター長を努めている田口茂さんとの2人での講演です。2人合わせてのテーマは「「意識の考え方」を考える──北大CHAINの挑戦」としました。「意識の考え方」を考える、ということをCHAINでの共同研究および大学院教育としてどのようにやっているかを紹介することで、ついでにCHAINの宣伝もしてしまおうというわけです。

こちらにこの講演についてのwebサイトがあります。SpringX 超学校 シンギュラリティサロン@SpringX 「意識の考え方」を考える──北大CHAINの挑戦 このページから講演の録画も観ることができます。

私の講演のうち、後半の本題部分のスライドをslideshareにアップロードしてありますので、ここに埋め込んでおきます。

シンギュラリティサロン20211030ep from Masatoshi Yoshida

私の講演についての要旨はこちら:

第2部:「意識を教える」からエナクティブ・アプローチへ 吉田 正俊氏 今年度、北海道大学の大学院全学共通の講義として「意識の科学入門」を開講しました。そこでは意識の研究を「知覚としての意識」「自己としての意識」「生命・情動としての意識」というアプローチに分けて整理したうえで、それぞれの重要な知見を紹介しながら、受講生に意識研究のこれからあるべき姿を模索してもらうことを目指しました。本講義の概要について紹介しながら、意識の様々な側面がエナクティブ・アプローチによってつなぎ合わせることができること、そしてそれを記述するためにフリストンの自由エネルギー原理が有望であることについて議論します。

私の方からはCHAINでやっている教育の実践について紹介ということで、今年度開講した「意識の科学入門」について紹介しました。それが意識の解明にどうアプローチしてゆけばいいかという問題についての見取り図にもなっているという構成です。

なお、「意識の科学入門」については補足資料ということで、講義の概要をCHAINのwebサイトに掲載しています。北海道大学 大学院共通授業科目「意識の科学入門」補足資料

来年度もこれをさらにブラッシュアップした内容で大学院講義を開講する予定です。ぜひご期待ください。


「きかんしゃトーマス・マンボウ・フキノトウ」(さうして、このごろ2021年3月版)

きかんしゃトーマスのOP曲、始まりがいきなりC-Abで転調か。かっけーな。シド・バレットみたいだ。

天気予報のお告げのとおり、今日は気温が10度まで上がり、道の雪が融け始めた。雪解けの季節が近づいてきた。雪解けって白い雪からせせらぎが流れるようなイメージだったけど、じっさいは泥混じりの雪で排水口が詰まって横断歩道前に泥水の水たまりができる。これが雪解けだった。


エヴァについては当時薬学の友人が熱心に勧めてくれたが、TVシリーズ前半で断念して以来いっさい見てない。自分は90年代までは(根本敬とか危ない1号とか読んじゃうような)ロック寄りのサブカルで、(ギャルゲ論壇や非モテ論壇が隆盛した)ゼロ年代からオタクにシフトしたので、基礎的素養が欠けている。

1980年代は同時代の音楽には見向きもせず1960年代のサイケデリック・ロックとかそういうのばかり聞いてきたので、現在のシティポップ再評価の流れにもぜんぜん乗れない。ヴェイパーウェイヴとかチルウェイヴみたいに、仮想の80年代を表現したものはわかるんだけど。


「岩波文庫の哲学の色」 こういうのがパッと出てくるのはいいなあ。自分はこの種の気の利いてるのが好きで、自分なりにそういうのが溢れてくる時期があったと自負していたのだけど、TwitterやSNSで反響が可視化されるに至って、私なりに面白いと思っていたものはたいがい独りよがりだということに気付かされて、幻想は壊れた。

ウィキペで(アメリカでも)「『フランダースの犬』は出版されているが、「こんな結末では、主人公たちが可哀想過ぎる」として、ハッピーエンドを迎えるように改変され「ネロが息を吹き返す」「ネロの父親が名乗り出る」といった展開になっている。」というのを読んで、ほっこりとした心持ちになった。

長い映画でのトイレの問題 自分もこれ深刻で、90分程度のものはなんとかなるが、それ超えたら途中でトイレに行くの込みで見てる。人間がトイレに行かなくて済む(+雨のときに傘をささずに済む)ようになったら、それこそがシンギュラリティだと思うよ!(<-ヤケクソ)

「ただの田舎の駅前の安いそば屋なのに妙に気になる」 これ好き。ここに再訪するためだけに旅してもいいし、行ってみたら思ってたほどでなくてがっかりするところまで込みで、そんなふうに人生を楽しめたらよかったんだけど、と思う。


春が近づいてきた。今日は今年初の自転車でお出かけ。15.6km in 74min。とくにあてもなく、西の方に向かった。道の雪は融けたけど、自転車レーンには雪が積み重ねられていて、まだ自転車で走るには早かったようだ。だがおれは一番先に咲くフキノトウ(<-どうした?)。

走っているうちに、琴似に行けばなんとかなるだろう、と目標をとりあえず決めた。宮の森まで来たら、サザエ食品の店舗があったのでそこで途中停車。(後で調べたらこれが宮の森本店で、裏の工場からできたてが買える) おはぎをゲットした。あんこも良かったがモチ米がうまくて満足した。

道中でそういえば激安スーパーで有名なのがこっちの方にあったな、と思い出したので、ネットを検索してみたら、西野の「マンボウ」だった。ということで今日の目的地が決定。店の前まで来たら、もう人が多くてすぐわかる。「食費を半分に!」とあるけど、本当に安かった。

たとえば豚バラブロックが341gで270円 (税抜き)とか(79円/100g)。若鶏むね正肉が69円/100g、たとえば241gで166円 (税抜き)とか。これは車で来ないと意味がないことがわかったので、今日のところはとりあえずかさばらないものということで、ユウキの甜麺醤130g 248円と豆板醤130g 248円 (amazonに勝ってる)だけ買ってきた。

帰りは発寒川の雪を見たり、場外市場に寄ってみたり。最後に桑園のホーマックで災害用の手回しアーム付きラジオを買ってきた。でもってFMラジオを聞きながらこれを書いてる。いい週末だった。明日から本気出す。


今日はいろいろあってけっきょくCOOPに行くのが20時を過ぎたので、刺し身を買って海鮮丼。アトランティックサーモン刺身用 170gと豊後ブリ刺身用 100gが両方半額で合計350円。ご飯に対する刺し身の比率が高すぎた。刺し身は200gくらいあれば充分らしい。でもまあ、それも自炊ゆえの喜びということで。

自転車で街を走ると、滑り止めの砂利で走りづらい。アスファルトにところどころ大きな穴が空いている。雪が解けて、道に沁み込んで、また凍って、を繰り返すことであちこちに亀裂が入っている。路肩の雪も日に日に薄くなる。雪解けした場所にはすでにフキノトウが育っている。春が近づいてきた。

「虚無」と「スンってなる」ってネットでも日常生活でも使ったことがない。使いこなしてみたいなと思うこともあるが、使いこなせないので、使わない。

にゃおーん (<-いろいろ言いたいことはあるが、言うに言えない気持ちを「にゃおーん」の一言に込めて)

Youtubeで「屋根から雪が落ちる映像」みたいなのばっかり観てる。

「限界ごはん」 自分は札幌単身生活で夜遅くなった帰りに、スーパーまでの雪道を1km歩く余裕もないときは、家に常備しているパック入りモチとかフリーズドライ卵スープで凌いでた。たしかにここで紹介されてるようなものを常備しておくと有効そう。


お勧めエントリ

  • 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
  • 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
  • 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
  • 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
  • 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
  • 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
  • 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
  • DKL色空間についてまとめ 20090113
  • 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

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