R演習補講 (2腕バンディット問題を題材に)

北大CHAINのウィンタースクール2020では、集団的意思決定のモデリングについての講義と演習があります。そちらの準備用資料として「RとRStudioの基本について、強化学習の初歩的な例である2腕バンディット問題を題材に説明する」というものを学生向けに吉田が作成しました。

この資料はそちらを公開用に編集したものです。じつのところ私はRやRStudioを使うのも久しぶりで、強化学習についても素人ですが、この機会にこういう資料を自力で作って公開すれば、間違いも指摘してもらえるかもと期待して公開する次第です。

Sutton and Barto (2020) "Reinforcement Learning: An Introduction (2nd ed)"の2章が一応の元ネタですが、それをなるたけ単純化したところが特徴です。(apply関数使う前のところで時間切れになったので、一人分のデータを作るところまでしかたどり着けなかった。)

なお、コードについてですが、今回の講師のひとりである、独コンスタンツ大学の豊川航さんによるR markdownのコードと変数に使う文字は揃えていますが、コード自体は全部自分で書きました。

間違いなど発見しましたらぜひご指摘ください。よろしくお願いします。

R演習補講 (2腕バンディット問題を題材に) from Masatoshi Yoshida

「オブリガード、蝉の声、アースジェッター」(さうして、このごろ2020年7月版)

(7/14) 寒い時期は遮光カーテンを閉めっぱなしにしていたが、開け放ったら開放感がすごい。西5丁目樽川通の向こうに北大病院の駐車場があって、街灯が照らす範囲には車が一つも見えない。

札幌に来たタイミングが雪の時期だったせいか、あちらのほうがデフォルトで、雪のない今が特別な状態のような、冬の街を今の街に重ねて見ながら、あの雪はどこに行ってしまったのか、COOPに行くのすら一大決心して出かけたというのに、なんだか当てが外れたような、そんな気持ちになったりする。


(7/15) 「人間知序論I」の吉田担当講義はぶじ終了。講義終了後いろいろ後片付けを終えて2号館から出てみたら、夜の草の匂いが濃厚で、なんか圧倒されたので、スマホカメラで写しとっておいた。



「ありがとう」って言うふりして「オブリガード」って発声してみる、っていう技法をずっと暖めているのだけど、実演する機会がない。

大学生の頃、わたしもショーン・ライダーみたいなジャケット着て、ツーブロックにして前髪かきあげたいと思って、当時行きつけの美容院でその話振ったら「ツーブロックは刈り上げ部分をこまめに揃えないとかっこ悪いですよ」って言われて、俺には無理だと諦めた記憶がある。

んでいまyoutubeのPV見直したら、ショーン・ライダー、ツーブロックじゃないじゃん。(<-イピイピヤイヤイヤイ!)

Yndi Haldaの"We Flood Empty Lakes"がYouTubeからも聴けるようになってた。iTunes上に自分がこれまで聴いた曲の回数が記録されてるんだけど、 2009年から今までで、この曲聴いてる時間がいちばん長い。そのくらい好き。ひたすら祈りが高まってゆく感じなの。


「北海道開拓の村」まで自転車で行ってきた。敷地がデカくて、一回りするだけで2時間かかった。お客に若者が多かった。たぶんみんなゴールデンカムイの聖地巡礼(私を含む)。写真は鶴見中尉が座ってた椅子(旧松橋家住宅)と例のラッコ鍋をした囲炉裏(旧樋口家農家住宅)。



今日は再開した札幌市中央図書館まで自転車こいできた。南22条西14の交差点までやってくると藻岩山が近づいてくる。ここは市電車庫の前で、ドえらくたくさん電線が走っているのが風情があるので写真を撮っておいた。


帰りに市電の線路と分かれる南1条西15で市電を撮影した。なんか昭和感ある町並みだったので、グレースケールにしてみたが、よくよく見たら2020年でないとありえないものが写っていた。


洗濯物を部屋干しして、部屋の灯りを消して、窓を開け放って、北大通りにたまに車が通り過ぎるのを見ながらこれを書いてる。なんか静かだなあと思ったら、蝉の声がまったく聴こえないからだ。そういえば大学構内でも蝉の声を聴いたことがない。

ウィキペでこういう記述を見つけた:「北海道ではエゾハルゼミのほかにエゾゼミやコエゾゼミも生息するが、これらのセミもやはり森林性のため、北海道の市街地では一年を通じてセミの鳴き声はほとんど聞こえない。」

静かだってことは、オケラの鳴き声(「ジー」)もまったく聴こえないということか。岡崎とはずいぶん違っている。


バナナを追熟させるために食卓にバナナを置き続けていたら、コバエが発生してしまった。パスツールの法則間違ってない?

それはそれとして、対策するためにめんつゆトラップ(洗剤入り)を作って食卓に仕掛けておいた。いま最大の懸念は、明日の私が「なんだっけこれ?」とか言って飲むこと。


「万有引力」の「万有」っていったい何よ?と思ってググってみたら、"universal gravitation"だった。じゃあなにかい、"universality"は「普遍性」じゃなくて「万有性」かよ、ってそれはそれでカッコいいな。万有製薬!


「新宝島」の手稲ネタは道民なら手稲のイントネーション(テ(↑)イネ)からして間違えない、という証言(2017年の記事より)。ついでにググってみたら「道産子は三音の地名を、真ん中を上げて発音します…「お↑た↓る」「こ↑と↓に」」道民への道は遠い。

ちなみに愛知県岡崎市のイントネーションも標準語での人名とかで使われる「お↓か↑ざ↓き↓」ではなくて、三河弁では「お↓か↑ざ→き→」(ももクロ」「手羽先」と同じ) (ソース) 当分は使いこなせなかったが、次男のソフトボールの付き合いなどでだいぶ上達した。

JR千歳線の車内自動放送では「て↑い↑ね」と読むので私はすっかり勘違いしていた。しかしこれは道外イントネーションとのこと。さきほどの記事でも批判されている。

ついでに「NHKアクセント辞典 "新辞典"への大改訂(5) 日本地名と「地元放送局アクセント」~積年の課題に解を求めて~」という記事も見つけた。これ見て思ったけど、自分が住んだことないところのアナウンスって俄然どうでもいいな。(<-ヒドい)


コバエ対策にめんつゆトラップを作成したが、みなさんトラップの周りで井戸端会議してやがる。ブチ切れたので、ホーマックまで行ってアースジェット買ってきて、トラップ周りをジェットした。だいぶ効きめあったが、まだ1-2匹残ってるっぽい。殲滅するまではアースジェッター吉田を名乗ることにする。

飛んでるコバエにアースジェットしてもまったく問題にされてないので、あいつら俺の殺意に気づいてもいないっぽい。我々人間が歩いている先に壁があったとしても壁に殺意を感じないのと同じで。つまり、時間と空間のスケールが合ってないと、殺意を含めたコミュニケーションは成り立たないのだな。


自分はむしろ「如何にして善く死ぬか」に目が向くので。これは何かの価値に殉ずるという意味ではなくて、生物として生まれ死ぬだけのことなのだけど。

なにかをやり遂げて死にたいというわけでもなくて、志半ばでいいのだけど、でもたとえば、自分の子供が車に轢かれそうになったときに、躊躇せず身を挺することができたら、とか夢想する。

「なにかの価値のために殉ずるという意味ではない」と繰り返した上で、意図を持たずに自然と体が動いたことによってなされる聖性(ベイトソンの聖なるもの、もしくは禅で出てくるような)、そういうものを心の拠り所にしている、という側面はある。


積んでた「地図の中の札幌」ちょっと読み進めた。なんつうか、文章が簡潔で達意でいいかんじ。ちょっと読み進めただけで、創成川が大友堀として開拓者によってかなり早い時期に作られたこととか、大通が北側の官庁街と南側の民家とを分ける防火帯だったとか、重要な知識がするすると頭に入ってきた。

「地図の中の札幌」読み進めていたら、大正5年の地図に天使病院(北12条東3丁目)がなにもないところにポツンとあることに気づいた。ホーマックに行くときに通りかかるので、名前的にキリスト教系の病院なんだろうなあとは思っていたが、いま調べたら1911年に開設されたそうだ。

あと、明治29年に札幌にあった屯田兵司令部が第七師団となり、これが旭川に完全に移転したのは明治35年、って書いてあって、おお!鶴見中尉!とか思った。(<-現実とフィクションの区別が云々)

「地図の中の札幌」読み進めていたら、昭和30年くらいの地図で、JR桑園駅から北大構内まで引込線が出ているのがあった。当時北大は石炭の大口顧客だったことが理由らしい。地図によると、引込線は工学部の裏を通り、今の北図書館とかフロンティア応用科学研究棟あたりに入っていた模様。


住んでるアパートから北大通りを隔てて北大病院の駐車場が見えるのだけど、この北大通り=西5丁目通り=電車通りは以前市電鉄北線が走っていた

それは知ってたけど、地下鉄南北線が札幌オリンピック直前に開通したのと同時に市電が廃線になったと知って納得いった。つまり、今の南北線が走っている道路は、市電の走っている広い道路よりも1ブロック東を平行に走っている。それに違和感を持ってたのだけど、つまり、市電を稼働させたまま、その隣の道を工事して地下鉄を作っていたからなのだな。たぶん。それが証拠に、両者は麻生で合流する。


「ポプラの綿毛、どーもくん、マインスイーパー」(さうして、このごろ2020年6月版)

(6/9) 今日は北大の校内を綿毛が飛びまくってる。調べてみたら、ポプラの綿毛だそうな。下の写真は北大内を流れるサクシュコトニ川で、川面に白い綿毛が吹き寄せられている。それ以外にも大量に風に舞っているのが見える。私のzoomのvirtual背景は今日からこの動画に変更した。


昨日まで気温14度くらいで涼しかったのが今日は25度まで上がったのでこのタイミングで一挙にきたらしい。北大の目抜き通り(ポプラ並木)の道脇にも、こんなふうに白い綿毛が吹き寄せられている。


現在のサクシュコトニ川は復元されたものだが、北大からさらに上流をたどっていくことができる。北大クラーク会館の南に清華亭という古い建物(写真)がある。


その隣の偕楽園緑地をたどり、途中ラーメン二郎と線路を越えると、伊藤邸跡のタワマンの敷地内に水源(湧水=メム)がある。私有地なので中には入れないが。

その道路を隔てた南側には北大の植物園があって、こちらはまた別の川(セロンペツ川)の水源なのだけど、植物園はコロナ以降閉園になっていて入れない。外から覗いてみたら、白い花がたくさん咲いていて、甘い匂いがしていた。

Google mapの航空写真を見たら一目瞭然だった。ラーメン二郎のすぐ西から、細い川の名残りがぐるりと210度くらい回って偕楽園緑地に流れ込んでいる。メムも線路を越えてすぐ、タワマンの北東あたり。

この機会にいろいろ歴史を調べてみた。Wikipediaにあった1891年の地図をみると、清華亭と偕楽園が記載されていて、湧水地は線路の南にある。

この地図(1891年)の段階では北海道大学はまだ札幌農学校の時代で、いまの北大の敷地には「農学校付属農園」と書いてある。札幌農学校の本体は時計台のところにある。調べてみたら、1903年に札幌農学校はいまの北海道大学の敷地に移転している。

「今昔マップ on the web」の札幌市のところを見ると古い地図を見ることができる。1916年の地図では敷地はサクシュコトニ川の南までで、名称も(東北帝国大学)農科大学となっている。北海道帝国大学になったのは1918年で、1935年の地図では大学病院が現在の場所に出来てる。

この機会にもう少し調べてみたけど、札幌の古い地図は「北海道大学北方資料データベース」にいくつかある。ここまで調べたところで「地図の中の札幌: 街の歴史を読み解く」(堀 淳一)という本を見つけた。札幌愛を高めるために読んでおこうと思う。

もひとつ地図ネタで興味あったのが、大覚寺あたりを斜めに走っている道路。札幌は基本碁盤の目なのにこの道(花畔札幌線)はそれを無視しているから古い道なのだろう。Wikipediaを調べてみたら、明治初めに作られたとのこと。途中にある本龍寺は安政に開山。明治以前の札幌に興味を持った。


「にりくにつといとくこいこつ」を思い出した。中1と高3に眼底出血でそれぞれ2週間くらい入院したのだけど、視力検査で提示されるのがこの文字列。いつも同じやつだから覚えてしまった。あれから再発する日が来るのを恐れていたけれど、なにごともなく30年以上が経過した。(<-フラグ立てるな)

「…」「お別れ会で 花を渡した」「団地の下で 手紙を書いた」「土に 埋めた 鍵を 探す」「今も 眠る 口を 閉ざす」「起きる 笑う 腕を 伸ばす」「歌を 歌う 鐘を 鳴らす」「…」

意味もなくWikipediaで「どーもくん」の記事を読んでいたら、「機嫌が悪くなると強烈なオナラをする。」という記載があって、「その設定、要る?」と思わずツッコんでしまった。

3時くらいになって雲が厚くなって、空が暗くなり雨が降り出した。雨雲レーダー見たら一過性のものらしいので外出せずに作業をしていたら、5時くらいですっかり雨は止み、雲は通り抜け、日が照っている。一昨日も一過性の雨だった。これが「蝦夷梅雨」に該当するものだろうか?


いろんなことをわざとごちゃまぜにして考えてみると、世の中のことはたいがい「弱い因果のネットワーク」で、いざある部分だけ見ても制御できないし、責任とか原因とか言われるようなものは分散している。われわれは認識はそのような局所ではなくて、ちょっと引っ張ったら共倒れになる連鎖を見てる。

そういう連鎖を遠くからピンぼけにして見るならば、世界は必然のように動いていて見える。逆に局所に焦点を当てて見るならば、そこから見える世界がぼやけてくる。


(6/23) 廊下を歩いていたらちょうど日没の瞬間だった。19:05くらい。夏至が6/21だから日が長いのも納得だった。


人生やり残したことがあるとか、死んでも死にきれないとかそういうのはとくにないけど、2035年9月2日の皆既日食には立ち会えたらいいなあと思う。あと15年って気の遠くなるような未来に思えるけど、15年前が2005年であると考えると、たぶんあっという間に過ぎ去ってしまうのだろう。

久しぶりにテレビがある環境なので、テレビを点けてみたが、とくに観たいものがない。しかたないので「おしりたんてい」を観ることにした。


「研究とはなにか?」の説明図で、円の中が既知で外が未知で、実際の研究とは、その円弧をほんのちょっと広げることなんだよ、ってのがあるよね(“The illustrated guide to a Ph.D.”)。

あれをマインスイーパーで説明できないかなと思った。理詰めで広げてくんだけど、運頼みのところは多い。うまくいくと大きく領域を広げることができる。

マインスイーパーの例は学生向けの説明にいいかなと思ったのだけど、いま調べたらマインスイーパーはwindows 10には標準搭載されてないということを知った。それじゃあ意味がない。


「フキノトウ、マーモット、胃ゾンデ」(さうして、このごろ2020年4-5月版)

(4/14) 北大はすっかり雪が融けて、銀杏並木の道の雪の下から現れるのは、落ち葉と銀杏で、秋がそのまま春にワープしていることがわかる。まさか春の代名詞が解凍された銀杏の匂いだったとは。中央キャンパスの駐車場横も雪解けして、こちらは落ち葉の間からフキノトウが出てきた。


(5/13) ちょうど一ヶ月前に写真を撮ったときは、ふきのとうが出てるところだったけど、ほぼ同じ場所の写真がこれ。花の部分はほぼ終了して、葉柄から大きな葉がどんどん広がっている。


先日の夜、水を補給しにディナーベルに自転車で向かったら、なんかすげえいいかんじの春の空気で、もうこのままどっか遠くまで行きたいって思ったけど、自分を説得して、水2L2本と半額お惣菜を買っておとなしく帰ってきた。

あれはいつだったろう、浪人時代だろうか、夜に自転車で出てみたら、やっぱりこんなかんじのいい空気に胸躍らされて、曳舟から水戸街道を東進して、千葉県に入って車も無くなったあたりで24時もとうに越えて、すっかりテンションが落ちて、引き返して丸八通りの見知らぬラーメン屋に入って帰った記憶。

当時はものすごい大冒険だったような気がしていたけど、いま距離を測定してみたら、たった18kmだった。ママチャリだからたぶん往復で3時間くらいかけたのだろうけど。


こちらがマーモット。こっちがマーモセット。違うでしょ?何も違うでしょ?音がだいいち違うでしょ?音が違うから当然名前も違ってくるでしょ?

マスクが入手できないので、持ってる赤いバンダナをマスク代わりにしたら、変装してる不審者になったので、街に行くときは使えないと思った。

今日はカツゲンの1L入りを買った。ますます道民らしくなってきた。


いまの居室は空調がリモート制御で12時前、17時前、21時前に強制的にオフになる。そのため、集中して仕事をしていると、いつのまにか暖房がオフになったままで部屋がすっかり寒くなっているなんてことを繰り返した。

でも最近は感覚が研ぎ澄まされて、暖房がオフになる瞬間に気づけるようになった。つまり、暖房の音はふだんは意識に上っていないのだけど、オフになった瞬間にそれに注意が向き、ポストディクションによってオフになった瞬間の音変化を意識するという説明。この「気づく前の暖房の音」ってのが面白い。


好きなコードその1。スカボロー・フェアの出だしのカポ7フレでX04030というやつ。むりやりコード表記するならA5(11,13)というべきか。AドリアンなのでAm(omit 3rd)でテンションがb13ではなく13になってる。

好きなコードその2。Vapour Trailのイントロの979900というやつ。イントロは全部1,2弦が開放のシューゲ王道のやつ。コード表記するならE5 on C#とというべきか、C#ルートで解釈するならばC#m7(omit 5)ってわけわからなくなるので。


いつだったか思い出せないのだけど、なんか行き止まりの電車の駅から坂に向かって歩くと、左に折れたところに商店街があって、そこでレコード屋に入ったら13th floor elevatorsのリイシューCDボックスがあったから買おうかと逡巡した記憶があるのだが、あれはBrightonだっただろうか?

ここまで記憶だけを頼りにして思い出した上で、google mapで調べてみたら正解だった。Trafalgar Stから右に入ったいくつかの小路だった。たぶん2012年7月のASSC。これは俺にしか意味がないが、浮上してきた記憶を大切に保管しておく。

そういうスナップショットみたいな記憶の断片がいくつかある。フロリダでのVSSでコンド借りてみんなで泊まったのだけど、なぜか早起きして誰もいない、独特の入り組んだ道を辿りながら、海まで出ようとして、でも出れなかったときの中央分離帯とか。


岡崎の西友前のTSUTAYAは昔は地元系のレコード屋で、駐車場の壁に"Music spin me round"って書いてあって(うろ覚え)、80年代かそれより昔から営業していたことが忍ばれる。CD販売のスペースは以前はワンフロアまるまるだったのに、いまはレンタルCDとレンタルコミックに押しやられ1/4となっている。

発売されたばかりのブンブンサテライツの1stをここの試聴スペースで聴いて即買いしたのを覚えている。視聴できるスペースが各音楽ジャンルごとにたくさんあって、私が知らない音楽がたくさんあると思った。いま急速に無くなりつつある光景だから、私自身があの空気を忘れないように記録しておく。


ここのやりとりが面白い。これを見て思い出したけど、音楽聴くと必ず聞こえる「チッチッ」って音(はじめてそれを意識したのは井上陽水の「断絶」)の正体がわからなくて、それがクローズド・ハイハットの音だと知るためには、ドラムセットの構成を理解する必要があった。

ここまで書いてから井上陽水の「断絶」(曲の方)を再聴してみたら、左チャンネルでクローズド・ハイハットの音とアコギのコード弾きが重なっていて、しかも2番ではフェイザーがかけられていてサイケなテイストになっている。自分にとっては初めてのサイケな音だった(「リボルバー」より前に聴いてた)。

中学生の頃に聴いた岡林信康の「自由への長い旅」のイントロのギター(大滝詠一が演奏している)がすごいいい音で、自分でギターを弾いてもぜんぜん再現できなくて、コードの押さえ方か、ギターに秘密があるのかと思っていたけど、けっきょく鍵はコンプのかけ方だということをだいぶ後になって知った。

「自由への長い旅」のイントロのギターについては、たしか「サウンド・クリエイターのための、デジタル・オーディオの全知識」 に大滝詠一との対談があって、そこで言及されてたはず。図書館で読んだ本なので現物を確認できないけど。

リンゴのドラムの音(たとえばRainとか)はリミッタで潰してあの音になっているのだけど、それは自力で解明した。中学生のころ宅録のために使っていたラジカセでマイクのゲインを上げると、アナログでリミッタがかかったみたいになるので、ゴミ捨て場から拾ってきたスネアでそれっぽい音を作ってた。


コルトレーンの至上の愛の“Resolution”を聴いていたら、ベースソロのあとでサックスが入ってくるところで(0:21あたり)、その0.5秒前くらいから左チャネルでサックスの音が小さく聞こえるのに気づいた。これってマスターテープの段階で裏移りしてると理解してたけど、この現象、調べても見つからん。

昔カセットテープで音楽聴いてたときによく経験した。プログレとかだと、静かなところから急に音が大きくなるところがあるので。録音テープは巻いてあるから、大きい音が入っているとそれが1周前に写ると理解してたけど、そもそもそんなこと起こるのだろうか?調べてみたけど見つからなかった。


解析が終わらないので、気分転換のために体動かそう、キャッチボールとかしてえなあ、とシャドーピッチングしてみた。そしたら右手の人差指と中指の指先がなんか腫れるような感覚が。遠心力で指先の毛細血管が拡張したってことなんだろうけど、こんなこと人生で初めてだったので、加齢を実感した。

「胃ゾンデ」っていいよね。「ゾンデ」だけでもそうとうキテるのに、それに「胃」付けて「イ・ゾンデ」って、音韻的に、胸がキューってなるね!

会議終了したら自転車でどっか気晴らしになる場所に行きたいと思うのだけど、札幌ではまだ開拓できてない。東京なら荒川堤防だし、岡崎なら矢作川堤防だった。どうやら私には川と堤防が必要らしいのだが、豊平川は絶妙に遠い。

報告会が無事終了して、買い物行ってきて、家に帰ってきたら爆睡。スッキリ目覚めた。レジリエーンス!


講演しました「自由エネルギー原理からエナクティビズムへ」

大羽成征さん@shigepong からお話をいただきまして、全脳アーキテクチャ・イニシアティブの勉強会でCHAINの吉田と田口茂さん@ShigeruTaguchiの二人が講演をします。CHAIN協賛イベントです。

私の部分は「自由エネルギー原理からエナクティビズムへ」というタイトルで、機械学習の人が興味持ってるver.3のFEPの話をするテイで、自律性に主眼をおいたver.4のFEPからオートポイエーシス、エナクティヴィズムまで連れ出すという話の流れでスライドを構成してます。

ここ最近の私のツイートでの

これらはみんな、この講演のための準備だったというわけです。乞うご期待。


今日のWBA勉強会無事終了しました。私の講演は時間ぴったし(喋りはちょい速め)で終了。質問もいろいろ出て、懇親会も含めて楽しくお話させていただきました。

最終的に参加者は100人を超えてたはず。今回は有料イベントだったので、これにはけっこう驚いた。

こちらにスライドを置いておきます。(当日アップロードしたものは削除して、新しいものを別URLで掲載してます。SlideShareはスライドの差し替えができないので。)

自由エネルギー原理から エナクティヴィズムへ from Masatoshi Yoshida

当日は講演時間を考慮して削ったスライドも含めてあります。「追加」と書いてわかるようにしてます。それが無くてもわかるけど、あると親切的なスライドです。映画で言う「ディレクターズ・カット」みたいなやつ。(<-それって監督が自己満足で追加して冗長になるやつ〜)

ついでながら宣伝ですが、例年講義を行っている応用脳科学アカデミーですが、今年度は12/22に「知覚と行動と学習をつなぐ自由エネルギー原理」として開催する予定です。WBA勉強会のスライドの前半部分を膨らませてわかりやすく説明することを目指します。乞うご期待。


お勧めエントリ

  • 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
  • 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
  • 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
  • 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
  • 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
  • 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
  • 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
  • DKL色空間についてまとめ 20090113
  • 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

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