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■ 三河ラーメン談義

たまになんか「千石自慢ラーメン」とか「弁慶」みたいな背脂たっぷりのラーメンが食べたいと思うんですが、三河にはそういう店がないんです。需要がないんですかね。以前ネットで探して見つけて名古屋の鶴舞まで出かけた「たかみ」では満足できませんでした(いま調べたら閉店してしまったようです)。というわけで三河ラーメン談義開始。ローカルネタです。ラーオタくさいもの言いがあったら笑って見逃してください。

かつて岡崎で有名なラーメン屋といえば「ばいしゃんたん」でした。時間がたつとスープの表面に膜が張ってくるような濃厚かつクリーミーなとんこつで、ここさえあればほかのラーメン屋はいらない、と愛する妻と意気投合したものですが、最近はまったく見る影がありません。それでも角煮麺を食べにたまに行ってみるのですが、がっかりして帰ってきます。もうひとつ以前からの有名店といえば248号線沿いの「末広」なのですが、なんでいつもあんなに混んでいるのかわかりません。

現在の岡崎の有名店といえば「まる銀」と「日本晴れ」です。「まる銀」はいいところで、麺もスープもチャーシューもみなよいですが、しょうゆとんこつはそんなに好きでないので、ここだけでは私のラーメンライフは満たされません。「日本晴れ」は「博多一風堂」系統のあっさりしたとんこつで、好みでありません。栄の「一風堂」に行列して食べに行ったこともありますけど、そのときもがっかりでした。

とんこつは濃厚で獣くさいやつが好きなのですが、そういうのがこっちにはあまりないんですよ。三河じゃないけど池下の「とんぱーれ」はそういう意味で素晴らしいです。平日しかやってないので行く機会がなかなかとれないのですが。しょうがないので脂っこいのを食べたいときは安城の「横綱」に行ってます。ここもしょうゆとんこつなんですが、たまに行きたくなるところです。「麺達」が豊田にできたらしいので行こうと思うのですが、本店共々まだ行ったことがありません。

文句ばかり書いているようですが、塩ラーメンの喜びについては三河にきてから開眼しました。安城にはよい店が二つあって、JR三河安城駅の近くの「味正ラーメン」と名鉄新安城駅の近くの「ぼんや」。どちらも有名webサイトや雑誌などでもとりあげられるところですが、いつ行ってもガラガラ。ほんと、心配。「味正ラーメン」のほうは定番が塩バターラーメンで、スープが非常にすっきりしているのだけどまろやかな感じがあっていつもスープ飲み干します。(西日暮里の「神奈備」もすっきりしていてよいところですが、三河に「味正ラーメン」があるかぎり私は行列してまで再訪する必要を感じません。)ちなみにとんこつもあるのですが、これは向いてません。「ぼんや」のほうはスープになにか独特なエスニックな味わいがあってなんだかわからないのだけれど不思議にうまいです。名古屋まで出ると「ラーメン三吉」という有名店があって、たしかによいのですが、行列してまで行こうと思いません。量も少ないし。

岡崎での最近のイチ押しは六名の「たじま」です。はじめて行って塩ラーメンを頼んだときには失敗したかと思いましたが、醤油ベースのスープの方がよいようです。なんというんでしょうか、よいたとえじゃないかもしれませんが、秋葉原の「玄」に通じるうまさがあります。(余談ですが「玄」で食べているときになんか知らんが取材に来たことがあるらしい女性が訪れたのを丁重にもてなしてタダでラーメン出してうちのラーメンは健康によいだのと語っている店長を見て超引いたのでもう二度といかねえと心に決めました。)「たじま」はそのときどきで期間限定オリジナルメニューを作っていて、昨年の暮れには牛すじラーメンなんていう奇をてらったっぽいものだったので、すかさず頼んだらとてもうまかったです。ちなみにここもガラ空き。

結論としてはこんな感じ:「ばいしゃんたん」亡き後のたどり着くべき場所見つからず。あと、三河にも「ラーメン二郎」できないもんすかねえ。

場所とかそういう情報が必要でしたら専門サイト、たとえば

などに当たっていただくのがよいかと。


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