■ ストレイテナー@ペニーレーン24、観てきた!
ストレイテナーのワンマンライブ 11/30(土)札幌ペニーレーン24、に行ってきた! よかった!
前日はあいにくの雪だったので、自転車で行くのは断念して、地下鉄東西線で琴似まで行ってきた。
Sold outになっていたので、これはだいぶ混雑するに違いないと思った。ストレイテナーは日本武道館でも3回やってるアリーナバンドなので。
ということでいつもよりちょっと早めに向かうつもりだったのだが、なんだかんだで開演35分前くらいに到着。この時点で会場の真ん中より後ろ、2/3くらいの位置だろうか。数えてみたら、自分のいるところは前から10列目くらいなので、いいかんじに場所を確保することが出来た。
開演の段階でもいちばん後ろにはスペースが少しあったし、そんな過密にされることもなかった。
(ブルスカに書いたけど、9月の羊文学 Zepp札幌のときは、sold outでもないのに大混雑で、開演ギリギリに到着した私は会場の最後尾で、ぜんぜん演奏も見えない状況だった。気分がバッドに落ちた私は、サブカルらしく途中でライブ会場から退出したのだった。サブカルらしく(大事なことなので二度書いた)。あれはクソな体験だった。Zepp札幌はクソ。)
そういうわけで、ストレイテナーsold outのニュースで危惧したのだけど、ペニーレーン24はそんなに詰め詰めにしなかったのでよかった。ありがとう、ペニーレーン24。
でもって肝心のライブのほうだけど、素晴らしかった。曲のラインナップについてはあらかじめ今回のツアーのセトリを調べて、Youtube musicで再生リストを作って、予習してあった。
でもこのバンドは20年以上の歴史があって持ち曲がたくさんあるうえに、ツアーの間でも毎回演る曲を変えてくる。今回の札幌公演では、初期作品である"Play The Star Guitar"を演ってた。イントロが始まったときに、観客がその日最大の反応をしていたので、みんなよくわかっていてすごいと思った。私が未聴の曲はそれだけで、あとはわかった。
予想通り、ライブで聴くと、ベースの音がすごくいい。あと、ベーシストがライブ中ずっとすげー楽しそうに演奏していて、自分の見せ場が来ると観客も湧く。メロディアスな曲が多いのだけど、リズム隊が強いのでバランスが取れている。
サビに来ると観客がみんな手を上げて反応するのだけど、自分はアレが好きでない。というか自分のような大きい人間が手を振り回すと後ろの人が見えなくなるので、やらない。いつも通り全身を揺すって、バックビートに体を委ねていた。(なにこの表現?)
そうして体を揺らしていると、自分が今日まずい選択をしていたことに気づいた。途中が雪道だったので、防滑のゴツい靴底の靴で来てしまったのだ。
そういうわけで、前半1時間での激しい曲の連続で、足の裏が痛くなってきてしまった。しかしそのあたりでMCが始まった。これまで札幌で観てきたバンドはだいたい口下手な感じの人達だったが、ストレイテナーはけっこうこなれていた。「インタビューでインタビュワーがアラフィフを擦ってくるので、抵抗したよ」みたいな話をしてた。
ここから(「インビジブル」から)バラードが続きますとアナウンスがあって、観客もクールダウン気味に、私の足腰もそこで回復の時間を取ることが出来た。あらためて思ったけど、ニューアルバムの曲もいい曲が多くて、ヒット曲とニューアルバムの曲で観客の反応が違う、みたいな展開にはならなかったと思う。
それでいよいよ後半は「叫ぶ星」からアップテンポな曲が再開。(ボーカルが「大きい音が出るよ」と親切アナウンス。)
ラストのシングル曲連発の部分に"Skeletonize!"も違和感なく混ざっていた。「COME and GO」「シーグラス」「Braver」「Skeletonize!」ここまでの流れはツアー中でも固定のようで、そのあとは毎回選曲が異なるようなのだけど、そこで「From Noon Till Dawn」「羊の群れは丘を登る」をやってくれたので満足。(「Melodic Storm」はなかった)
アンコールで2曲演って、ラストは「Uncertain」。これは今回のツアーで固定のようだけど、終わりの曲感があって良い。(ニューアルバムでの最後の曲)
というわけで17:00開演、19:05終了でトータル125分演ってた。私の足腰もギリギリ保った。オールスタンディングで2時間は限界だな。ということで、次回の課題はジョギング用のスニーカーで来ることを忘れないことだった。
会場は男性・女性の比率が50%-50%くらいだろうか。声援を挙げているのはだいたい男で、野太い声が飛ぶのだけど。
終演後に観客が捌けるのに異様に時間がかかったので、わたしは足腰のストレッチをしながら待っていたのだけど、階段まで来たら理由がわかった。なんか今回のイベントに関連するQRコードが壁に貼ってあって、通る人がみなそれをスマホで撮影するからだった。あれは運営側の段取りが悪い。
以上、気づいたことをぜんぶまとめてみた。
今年行ったライブのまとめ:
■ バンドリMyGo劇場版後編 うたう、僕らになれるうた、観てきた!
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!劇場版後編 うたう、僕らになれるうた」、観てきた!すごいよかった!
前編についての感想はこちらのブログ記事にまとめた: BanG Dream! It's MyGO!!!!!劇場版前編、観てきた
前回はレイトショーでガラガラでの視聴だったけど、今回(11/16)は夕方のみ1回の上映で、3割くらいは埋まっていた印象。子連れもいた。
入場時にもらったのは「燈の作詞ノート」というやつ*。こんなん泣くだろ。(まだ始まってない)
後編は第8話からなんだけど、前回の修羅場からいきなり始まったりはしない。ちゃんと丁寧に文脈を整えている。
神回の第10話が入っているので、観たら泣くのはあらかじめわかっていたのだけど、あらためて観直してみて、どうしてああいう顛末になったのか、納得がいく描写があったと思う(いちおうネタバレ回避)。この点についてはさらに別のブログ記事バンドリIt's MyGO観たで書いた。そのときの解釈で間違ってないと思った。
あと、前編で楽奈からの視点が補完されたことで、後編での楽奈の行動や心情についても理解できるようになったと思う。(テレビ放映のときは気まぐれにしか見えなかったものが。)
後編を観る前にいちばん気になっていたことは、どのタイミングで話を閉じるのか、だった。これについてもネタバレ回避しておくけど、BanG Dream! It's MyGO!!!!!劇場版前編、観てきたで記した懸念。これについては、自分が期待していたとおりになった(懸念された展開にはならなかった)ので、大満足。
FILM LIVEの部分は3曲くらいだったろうか。あくまでのストーリーとは独立した扱いだった。
ということで文章をまとめて新たにブログ記事にしようと思っていたのだけど、放置していた。
そしたらTVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」本PVが公開されてた。
…正直なところ自分は、祥子のストーリーについてはそんなに興味なかったので、Ave Mujica編はもし評判よかったら後から観るくらいでいいかと思っていた。でも今回公開されたPV内での睦の発言を聞いて、こんなんぜったいリアタイで観るじゃんって思った。「私が喋るとダメになるから…嫌いにならないで」
MyGo編での睦は「私は……バンド、楽しいって思ったこと一度もない」の発言とかキュウリの差し入れとか、本当にダメなことしかしてこなかったし、それに対する説明もいっさいなかった。Ave Mujica編で睦からその真意が明かされるというなら、これは観るしかない。
■ BanG Dream! It's MyGO!!!!!劇場版前編、観てきた
(20241004) BanG Dream! It's MyGO!!!!!劇場版前編、観てきた!すごいよかった!毎度の札幌シネマフロンティアでレイトショー。はじめの23分くらいは楽奈エピソードの新映像で、いい感じに補完できた。一方で祥子とAve Mujica周りのエピソードは完全カットなので、話の筋はだいぶスッキリしてる。内容的には初ライブ(7話)まで。はやく後編も観たい。
なお、総集編なのに新規映像が多くてすごい、という意見を見たが、今回追加された楽奈エピソードは、あらかじめ作ってあったけど削られたエピソードなんだろうと推測する。TV放映版はあきらかに楽奈だけ説明が足りてなかったから。そういう意味で、劇場版前編はディレクターズ・カット的なものだと思う。
これはあくまでも推測だけど、たぶんTV放映版での元々の構想として、楽奈エピソードで1話分使う可能性があったんではないだろうか。(7話にたどり着く手前のどこかで。) それがAve Mujica編への引きを作るために現在のTV放映版の構成になったのではないかと。というのも、Ave Mujica編として機能している12話後半と13話の大部分を削ると、ちょうど楽奈エピソード1話分のスペースが空くので。
会場は500人入るところに観客は10人くらいでガラガラ。レイトショーとはいえ、大丈夫かこれ。あと、異様なまでに静かだった。ふつう二人組で誰かしら解説とかしてたりするものだけど、咳の一つすら聞こえなかった。おかげで画面に完全に没頭できたけど。
終了後に札幌駅JRタワーを振り返ると時計は23:15を指していた。駅前の駐輪場に停めていた自転車を拾うと、5分で帰宅。駅近ナイトライフを満喫してる。
ところで後編は8話から13話だけど、どういう終わり方をするのだろうか。「うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE」となってるので、これまでのバンドリの「FILM LIVE」と銘打ってるものから推定するに、12話のライブ部分が拡張して終劇となるかな。
前編がディレクターズ・カット的に楽奈in, 祥子, 睦outとなってることから考えるに、後編についてもAve Mujicaパートを全カットして、マイゴ編として完結させてくれるのを期待してる。だから、実質12話のライブ終了(キュウリの差し入れエピソードの前)までで終了になるのではないかと。この期に及んで「クソ親父」ENDはないだろうと思うので。
ただ、制作側的にはこれから放映されるAve Mujica編への引きを作っておきたいという動機があるから、作品の完成度よりも引きを優先して、ラストを「クソ親父」にする可能性はまだ残っている。たつき監督を信じろ(チガウ)
(まもなく劇場版後編が封切りするので、その前にブロク記事を公開。)
■ バンドリIt's MyGO観た
(20240324) バンドリIt's MyGOの10話まで来た。なるほど最高だった。
自分はバンドリは全く観たことがなかった。(共感性羞恥を引き起こす「キラキラ星エピソード」の噂だけ聞いて敬遠してきた)
It's MyGOも1話のいちばんはじめのバンド解散エピソード部分だけ観て、しんどそうだったので切ってた。
10話神回という評判を知っていつか観ようと思っていたが、やっと観ることが出来た。1話は愛音が出てくればもう面白くて、3話までまとめて観たら、視聴確定となった。
すでにいろいろ語られているが、10話の段階でひとつだけ書いておくと、そよが「わたしが終わらせる」と言ってライブを観に行ったのはなんだったか。
それは、そよがライブを観客側から見ていることに燈が気づいたならば、燈は以前やらかしたように(初ライブの一曲目とか)、動揺して歌えなくなってしまうだろうと考えたからではないだろうか。
しかしそよの予想に反して、燈がそよをステージに引っ張り上げるという積極的な行動をした。(あそこでステージに引っ張り上げようとするのが愛音であったのなら、そよはそれを拒否できたはずだ。) 燈の鬼気迫る勢いにそよは気圧されたのであって、この段階ではなにも解決してない。ただただ、音を通して詩をぶつけるという形で否応なく向き合うことになっただけなんだよな。
ということで9話から10話の流れについては大満足。
アドリブであんなうまく演奏できるかよというツッコミは気にならなかった。ストーリーの力が勝った。
祥子の脱退理由については10話でも不明だが、そこを引っ張る点についてはとくに不満はない。祥子本人が自分の責任であると言っており、なんらか個人的事情であることは判明している。種明かしがどういうものであっても、それは話の本筋ではないと思った。(「祥子の脱退理由」はいわゆるマクガフィンだという解釈を見たが、それにすごく納得がいった。) ただし、祥子がAve Mujicaとして再登場するのは知っているので、ここからも祥子がストーリーを牽引することは予測できる。
ここまで書いたので今から11-13話観る。
11-13話観た。大満足だった。
前に書いたことを拾うと、「アドリブであんなうまく演奏できるかよ」については「たまたまうまくいっただけで二度と再現できない」と明言された。
「祥子の脱退理由」についても、予想通り「家庭の事情」だったが、第1期を閉じるのに必要最小限の情報を出したうえで、第2期に引き継がれることが明らかになった。
これで円満解決ではなくて、ライブ前や打ち上げシーンなどでバラバラであることで描写されてるのもよい。
あと、そよに対するヘイト管理が完璧だった。そよが外面を繕わなくても良い場としてバンドが機能し、黒いそよという新たなキャラの魅力を獲得してしまうのをみて、神かと思った。
■ 「春よ来い 2024」(さうして、このごろ2024年3月前半)
小山田圭吾の件は当時リアルタイムでクイック・ジャパンの記事も読んでたし、後の炎上によってとくに聴くのをやめようとは思わなかった。 でもeufoniusの菊池創が炎上したときは、それから「メグメル」を聴くことができなくなった。 自分を振り返ると、けっきょく理屈じゃなくて感情の問題なんだなって思う。
「今夜はブギー・バック」リリースから30年だって。
1990年代の曲を喜んで聴いている55歳を相対視するならば、自分が大学生のとき(1990年代)に、親がその30年前の曲(1960年代)を聴いているのに相当する。こう書いてみると、そんなに違和感ないな。
自分が小中学生の頃は、仕事場(メリヤス工場)のAMラジオから「恋のバカンス」「恋の季節」「花の首飾り」などが流れてくるのに馴染んでいた。加山雄三の「旅人よ」とか今でもギター弾いて歌う。函館行きの飛行機を見かけたらつい「函館の女」が頭の中で流れるくらいには、馴染みがある。当時のヒット曲って今でもだいたい歌えるわけで、それって貴重な財産だよな。
はじめてギターで弾き語りした曲は「四季の歌」だった。あれはコードが Am, Dm, E7だけで、Fを抑えなくて済む。
ギターを始めたときはFコードを押さえるのに苦労した。でもその理由は単純で、最初のギターは叔父から借りた、クラシックギターにスチール弦を張ったものだったから。弦幅が広いし、そもそもコード弾きには向いてなかった。
しかもギターのピックを持ってないので、人差し指一本でストロークしたがうまくいかない。けっきょく、寿司の持ち帰りセットの蓋の部分みたいな、透明なプラスチックを自分で切ってピックとして使っていた。あれは中学1年生のこと。
Ableton live 12が出たのでさっそくインストールした。見た目もちょっと変わってる。
ブログではこんなこと書いてたが、けっきょくSuite版買っちった。ウェ~イ。
(3/2) 札幌の雪は災害であり、ハンデであり、可能ならもう二度と雪など降ってほしくないと考えていて、けっして雪を美化するまいと考えている。でも先週末の雪(3/2夜)はたぶん今年最後の雪らしい雪で、集中力の必要な仕事(脳切片の作成)を終えて疲れ果てた帰り道に、いつの間にかすっかり積もっていた雪を見たときは、ついついスマホで写真を撮影してしまった。
(3/3) 切片をスライドガラスに貼り終えて、それでもまだ日が高かったので、八軒の業務スーパーまで自転車で行った。
これがなかなかたいへんだった。大学から業スーまでの4.3kmは、ふだんなら自転車で15分で行ける距離だけど、道の雪がカチカチのところと融けてガサガサの部分とが混ざっていて、タイヤが取られて激危険な道だった。なんとか転倒せずに到着した。25分くらいかかった。マヂ偉業。
地下鉄で行ける狸小路店ではなくて、わざわざ八軒店まで行ったのは精肉コーナーがあるから。ラム肉500g 900円をゲットして帰った。その夜サニーレタスにくるんで号泣しながら食べた。自分へのご褒美。
(3/10) 今日も丸一日切片貼り。こんなに組織学やるのは20年ぶりかも。ギリギリ2X時前に終了したので、人間らしい生活と言える。
で外に出てみたら、またもや雪が降って積もってる。月曜から気温が上がって雪解けと聞いていたので、ホントのホントにこれが最後の積雪だろう。
今回の冬は自転車を使いこなせたということもあって、だいぶ精神状態が悪化せずに済んだ。この調子なら、あと10年くらいは乗り切れそう。
「鳥山明追悼から発生した「鴨川つばめ再評価」論」 この史観はけっこう同意できた。
途中のツイートにもあったけど、「マカロニほうれん荘」は連載期間1977-1979に限られた年齢層の読者に強烈な影響を与えてるんだろう。私は当時小学校高学年だったので、鴨川つばめはまさにマンガについての原体験だった。
その後は80年代ジャンプ黄金期のバトル漫画(キン肉マン、DB、)に興味が持てず、スポーツ&ラブコメ経由で90年代のビッグコミックスピリッツ、ヤングサンデー、とかに移っていった。
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