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■ 生理研研究会 「認知神経科学の先端 推論の脳内メカニズム」参加登録開始しました

恒例の生理研研究会「認知神経科学の先端」ですが、今年は「推論」をテーマにして行います。

生理研研究会「認知神経科学の先端」シリーズも今年で5回目となりました。この研究会は毎年、認知神経科学の分野でテーマを絞って、さまざまなアプローチで活躍されている方に講演をしていただいて、ディスカッション重視のスタイルで行ってきました。

これまでのテーマは、

でした。昨年2011年はASSC15(国際意識学会)があったのでお休み。

そして今年は「推論」をテーマとして華麗に復活。

今年の講演者は以下の通りです。(敬称略、あいうえお順)

  • 熊田 孝恒 (理研BSI-トヨタ連携センター・認知行動科学連携ユニット) 「情報選択と行動選択における前頭葉の役割:認知神経心理学からのアプローチ」
  • 鮫島 和行 (玉川大学・脳科学研究所) 「意思決定の階層性と多重皮質-線条体ループ神経回路」
  • 澤 幸祐 ( 専修大学 人間科学部 心理学科) 「因果推論・命題推論は連合学習理論で説明できるか」
  • 高橋 英彦 (京都大学大学院・医学研究科) 「リスク下の意思決定とモノアモン」
  • 藤本 淳 (京都大学大学院・医学研究科) 「変化する環境への適応に関わるサル前頭前野外側部の神経活動」
  • 松元 健二 (玉川大学・脳科学研究所) 「さまざまな価値の認知的変容の神経基盤」
  • 松本 正幸 (京都大学・霊長類研究所) 「部位特異的な中脳ドーパミンニューロンの活動とその機能的役割」
  • 望月 圭 (京都大学大学院・人間環境学研究科) 「眼球運動方向の自由選択における前頭連合野背外側部の役割」

電気生理、機能イメージング、動物心理、計算論的神経科学、心理物理といったさまざまなアプローチで活躍されている先生方にお集まりいただき、最近の研究成果を紹介していただきます。ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。

参加登録はすでに始まっています。ぜひ研究会webサイトまでどうぞ。

それから、今年も包括脳からサポートをいただいて、若手(学部生、大学院生、ポスドク)への運営手伝い(旅費等の支援あり)の申し込みを開始しております。締め切り8/31で、定員10名、参加者多数の場合は抽選です。前回は早い者勝ち制にしたらけっきょく埋まるまで3週間くらいかかりました。じつにMOTTAINAI! 旅費、宿泊費タダです。学部生の方が研究の世界を知るのにもいい機会です。激しくオススメ。

講演者の紹介などについてはまた今度。


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