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■ ネオ・シューゲイザー、あとストーナー・ロック

ここさいきんは音楽雑誌なども読まなくなり、ナップスター・ジャパンで古いロックをさがして聴いているというかんじで、新しいものへの開拓が進んでいません。
最近気になってるのは、ネオ・シューゲイザー、あとストーナー・ロック。
わたしのシューゲイザー好きについてはChapterhouseについてとか(20050803)いろいろ書いてあるのですが、リバイバルしてるとは知りませんでした。なるほどどうりで"Whirlpool"が再発されたりするわけですね。マイブラ+エレクトロニカというかんじでいろいろ出てるらしい。Bounceの特集(*)。ここから辿れそう。以前スルーしたGuitar(20060317で言及あり)とかもこのネオ・シューゲイザーに入るらしい。となるとなんだか聴きたくなってきました。それにしてもネットって素晴らしい。
んでもって、ストーナー・ロックって想像力はベッドルームと路上からではじめて知ったんですけど、いけるかも。こちらのサイトからたどっていけそう。メタル寄りなのが心配だけど(わたしはせいぜいハードロックまで、ブラック・サバスくらいまでしか聴いたことない)、ギターかき鳴らしドローン繰り返し瞑想系は大好き。20000809で言及してるSpaceman3のAn Evening of Contemporary Sitar Musicなんてまさにこれ系の音楽ではないでしょうか。これ聴きながらタングステン電極作ってる俺ってなにもの、ってかんじですけど。ということでチェック。
* 追記:Bounceのサイトのニューゲイザーって呼び名はダサすぎる。ま、ネオってのもダメですけどね。80年代ネオサイケがオリジナリティーを獲得してシューゲイザーになったりするように(<-ここツッコミどころ)、ネオ・シューゲイザーも違う名前で呼ばれるようになったら一人前ということで(聴いてもいないのにエラそう)。前にも書いたけど、シューゲイザーが日本に輸入される過程で、Venus Peter(これはオマンチェか)とかPaint in watercolorとかがもろに影響受けたかんじで出てきたのはメジャーになれなくて、そういう空気をあたりまえのように吸ってきたスーパーカーとかが出てくると受容されるという過程と同じことが繰り返されていくのだろうなあと思うのです。ヒップホップの輸入も同じでしょ。つまり、キーワードは「屈折より素」。ネット用語で言えば「ネタからベタへ」。ってこれはロッキンオンへの投稿ではないのですが。(もうちょっとパラフレーズするならば、この現象は単に海外のものを輸入するのにはそれなりに時間がかかるということであって、送り手が新しい物好きから素で発信できるくらいまでの成熟を果たす必要があり、同時に聞き手がそれを受け入れられるようになるまでの時間が必要となる、ということでしょう。)
もっとも、シューゲイザーとは音楽雑誌用語でしかないし、シューゲイザーと呼ばれるものの中で革新的であるのはマイブラだけで、あとはエンジニアのアラン・モウルダーによる音作りでギターロックを飾り付けたにすぎない、とも言える。それでもライド大好きですけどね。
んでもって、20050803にも書いた自意識問題ね。「ひきこもり音楽」とでも言える要素はあります(「NHKにようこそ」読んだばっかりなもんで)。私だって大きな舞台に立ちたいさ、ただし、前髪を隠して、下を向いてギターをかき鳴らせるならね。そうしてFLstudioで打ち込みしてからギターをかき鳴らすのでした。


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