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■ 子育てよもやま話みたいな
一番下の子はカタコトで少ししゃべられるようになってきたところなのですが、この時期は発達過程がいろいろ面白い。さいきんは、自分がなにかを手渡すときも、自分になにかを手渡してほしいときも、「ハイッ、ドージョッ」と言います。なるほど、自他の区別がないのかー、とか納得してみたり。
そしたら、愛する妻の報告によると、今日は動かなくなったおもちゃに、単3の乾電池を持ってきて入れようとしたそうな。じつはそのおもちゃはボタン電池で動くやつなんで、ボタン電池を持ってくるのだったらわかる。見覚えがある(familiarityレベルでのobject間の連合の記憶がある)とかで出来そうな気はする。でも、単3の乾電池を持ってきたということはもう少し高度なことをやっていると考えることが出来るというわけです。どんな勘違いをするかで、どんな概念を持っているかがわかる。以前紹介したことがあるScience論文(20040515)での、ミニチュアの椅子にむりやり座ろうとする子どもの話とかもそういう話でした。