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■ 今週のF1000(1)
小松先生が二つ挙げています。
Science 2/3の"A Cortical Region Consisting Entirely of Face-Selective Cells" Tsao, Freiwald, Tootell and Livingstone。
このへんにface cellの多いところがあることはよく知られていて、わたしも記録したことがあるけれど、これは比較的posteriorのほうのspot ですな。かなりSTSのlipに近いし、A5-6だから、表面の方はTEpdかTEO。しかし97%とはたしかに強烈ですな。ほかにも点在していることが知られているので、それらはどうなのか興味あります。
グリッドの中の1,2点からしかそういうspotに行けない、というあたりはとてももっともらしい。Face neuronに限らず、そういう構造を見つけたら、本物の機能構造だな、と思います。逆は必ずしも真ではないのかもしれない。かならずしも大脳皮質のすべての機能構造がそうなっているとは言えない。だけども、frontalとかでまばらにいろんなニューロンがあるというのはあまりピンとこないのです。(なんかその領野をspecifyするうまい刺激やタスクパラダイムを設計できてないのではないか、と思ってしまう。でもこれはいままでの経験を引きずっているが故のことだろうとは思っているのだけれど。あくまでcortexの話。上丘やbasal gangliaとかはまた違ってそうですし。)