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■ Pursuitのエラーは視覚由来
Nature 9/15。"A sensory source for motor variation" Osborne, Lisberger and Bialek。F1000で挙げられていたのですこし読んでみました。
Pursuit=追従眼球運動、では動いている視覚刺激を追いかけて目を動かすのですが、この運動を正確に行うには目からの入力でたえずフィードバックをかけながら眼球運動の軌道を修正してゆく必要があります。そういうわけで、sensorimotor coordinationを研究するには良い系なわけです。んでもって、それでもこういう運動をするときには視覚刺激の位置と実際の目の位置とにはズレが起こります。このズレがなにに起因するかをモデルを作って計算した、というのがこの論文。視覚刺激自体の位置の推定によるズレと眼球運動のプログラムの段階でのノイズに起因するズレとがあるわけですが、ほとんどのズレは視覚刺激自体の位置の推定によるズレであったと。
F1000ではWilliam Kristanがコメント付けていて、ほかの課題でも応用可能であろうと。というわけでもうすこし詳しいことを読んでみる必要あり。Carpernterの仕事関連とか、さいきんのJNS 10/26 "The temporal impulse response underlying saccadic decisions"とかとも併せて。
Lisbergerはpursuit関連の仕事をやり続けてきた人。PubMedでさかのぼってみると、どうやらFuchs AFの弟子らしい。Bialekは"Spike"の著者。同じ著者グループでJNSにMTニューロンの記録も出してる。今回の論文は、そのついででこれまでのpursuitの行動データを解析してみたらこんなことがわかりました、ということなのでしょう。きっと次は同じメンツでMSTニューロンの記録で今回の解析を適応、ということでしょう。- / ツイートする
- / 投稿日: 2005年11月01日
- / カテゴリー: [上丘、FEFと眼球運動]
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# V1の人
ごぶさたしております。
> PubMedでさかのぼってみると、どうやらFuchs AFの弟子らしい。
こんなのご存じですか?↓
http://neurotree.org/neurotree/
Lisbergerだったら
http://neurotree.org/neurotree/tree.php3?userid=guest&sessionid=my78IKkmW1ix6&pid=93
まだまだデータベースに偏りがありますが、「AさんとBさんは何親等(?)なのだろうか」とかいうのも調べられてなかなか面白いです。
# pooneilどうもお久しぶりです。neurotree見ました。おもしろいですね。思わずうちのボスにも教えてしまったり。これをネタにエントリを作ってみようと思います。
それから、所属変わったようですね。スケジュールがあえば、Washinton DCで会いましょう。ではまた。