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■ 横スクロールバー反対、リキッドレイアウト万歳のつづき

Firefox1.0で気になることといえば、長いURL(とか数式とかとにかくスペースのない長い英数字)が折り返されずに一行に延びてしまってカラムからはみ出てしまうことなんですけど、これってブラウザのバグなんでしょうか、それともhtmlの書き方の問題なのでしょうか。Internet Explorer6.0では起こらないし(かといってIE6が正しいとは限らないけど)、Lynxでも起こらない(あたりまえか)のですが。
<pre>の中身の一行が長いときにもブラウザのウインドウ幅ではなくて一行が終わるまで横幅がひろがって、横スクロールバーが出ますよね。これはIE6でも起こることですが。
とにかくイヤなんですよ、横スクロールバーが出てくるのが。ウインドウ幅より大きい画像だったら自動的に縮小させて表示するべきだし、2カラムや3カラムでウインドウ幅からはみ出すようだったら自動的にそのカラムは左のカラムが修了したらその「下」に表示すべき(CSS外したときのように)だと思うのですよ。その意味ではCSS賛成、テーブルレイアウト大反対ですし、フレーム大反対です。
なんでそんなに横スクロールバーが嫌いかといえば、こっちはブラウザのウインドウ幅をおそらくかなり狭め(いま測ってみたけど、縦スクロールバー入れないで680pixel)にして使っていてそういう場面にぶつかることが多いからだと思うんです。そしてそれはなぜかといえば、1カラムしかなくてウインド幅をpixelなどで限定してないようなサイトのテキストを読むことをデフォルトとして考えているからなのです。そういうばあい、ウインド幅が800pixelもあったらすでに読みにくいわけです。1行の横幅が長いと読みにくいというのは、昔のIBROのNeuroscience誌が段組みなしでA4で1行丸々使われていたとき、現在の段組み2カラムと比べてどんなに読みにくかったか思いおこしていただければわかるのではないかと。
だから、対策として逆を考えることもできるわけです。リキッドレイアウトつったって1600x1200pixelの画面に全画面表示して読ませることなど誰も想定していないわけで、ブラウザ全画面表示をデフォルトにしても困らないように、ウインドウ幅をとくに指定していないhtmlに関してはブラウザの設定によって折り返す文字数かpixelを設定して勝手に折り返してもらうようにする、これでいいわけです……そんな設定いまのところないですよね。
もしくはCSSでこういう設定ができたらいいのだけれど、文字描画領域の最大幅を800pixelとか設定しておいて、ブラウザを全画面表示したときにテキストが横幅いっぱいは表示されないようになるのだけれど、ブラウザの表示領域が600pixelとかのときには途中で折り返してくれて横スクロールバーが出ないようにする。これは現状不可能ですよね?
3カラムのレイアウトのサイト(blogとかに多い)とかで、本文の部分のカラムがむちゃくちゃ狭くて携帯かなんかで読まされているかのように見えるサイトをいくつか見て、なんて変なレイアウトなんだと思っていたのだけれど、それは左右のサイドバーの幅をpixelで設定してその余りをメインコンテンツのカラム幅に充てるようになっているからだ、ということに最近気付きました。そういうところは製作者がブラウザを全画面表示にすることをデフォルトだと思っているのでしょう。
うーむ、みんなはどうしてるんだろう。どっかに統計はないもんだろうか。


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