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■ Nature 6/17

"Structural basis of long-term potentiation in single dendritic spines." 河西研
がJCで採り上げられたときのディスカッション項目が"Ryohei’s Neuroscience Notes"の7/30にあります。うーむ、さすが。(iii)と(iv)はラボ間のプロトコルの違いみたいなところでうやむやになってしまうかもしれないけれど、(ii)についてはよくよく検討しなければならなさそうです。Imagingと電気生理の対応はFig.4だけのようですので。テタヌス刺激のspine間でのspecificityとかはimagingのデータと電気生理のデータの対応という意味で重要そうです。
ところでlarge spineとsmall spineとはどういう関係にあるのでしょうか。もうpotentiationしてsaturateいるのがlarge spineだとしたら、LTDを誘導したらlarge spineはsmall spineになるのでしょうか。このへんは(i)のどのくらいパラレルであるかと関わる問題です。それに、large spineとsmall spineとはスイッチのon-off的な二つのdistincなpopulationではなさそう(suppl.Fig.2)なので、もっと確率的なものと捉えた方がよさそうで、著者のvolume=0.1micrometer^3をcriteriaとするのはかなり便宜的なもののようです。
ま、そのうち直接話を聞く機会もあるでしょうからこんど聞いてみようっと(建物が2キロくらい離れているので普段まったく会わない)。
追記:と書いたら河西研で平瀬さん@理研のセミナーがあったので聞きに行ってきました。それについては明日レポートします。Natureに関してはまたの機会ということで。


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