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■ HUMBERTO R. MATURANA

はオートポイエーシスの概念を作り出した人だが、もともとは神経生理及び解剖の学者で、McCulloch and Pittsとともに1959年に"What the frog's eyes tells the frog's brain?"(1st authorはLettvin)を出した人で、言わばサイバネティクスの発達の一番最後あたり(メイシー会議が終わって数年後)の人だった。で、チリに帰ってからも主にハトのretinal ganglion cellからの電気生理と解剖学とでNature, Scienceを連発した。

  • Maturana, H. R. Number of fibres in the optic nerve and the number of ganglion cells in the retina of Anurans. Nature 138: 1406- 1407, 1959.
  • Maturana, H. R. , Lettvin, J. T., McCulloch, W. S., Pitts, W. H. Evidence that cut optic nerves fibres in a frog regenerate to their proper places in the tectum. Science 130: 1709. 1959.
  • Maturana, H. R. and Sperling, S. Unidirectional response to angular acceleration recorded from the middle cristal nerve in the statocyst of Octopus vulgaris. Nature 197-816, 1963.
  • Maturana, H. R. and Frenk, S. Unidirectional movement and horizontal edge detectors in pigeon retina. Science 142: 977-979, 1963.
  • Maturana, H. R., Frenk, S. Sinaptic connection of the centrifugal fibre in pigeon retina. Science 150: 359-361, 1965.
で、そこから"Biology of cognition"(1970年)を出した後に、それをVarelaによって位相空間の概念を導入することで定式化しようとしたのが"autopoiesis: the organization fo the living"(1973年)だった(そのときVarelaはまだ20代前半だった)。そこからMaturanaはちょびちょび生理学の論文を出しつつもautopoiesisとしての言語とかコミュニケーションとかそういうことを語るようになるのであった。(つづくかも。)

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# Keith

はじめまして。
MaturanaにとってAutopoiesisのコンセプトはは"Biology of Cognition"のほんの一部をなすものであって、Maturana = Autopoieisis と受け取られていることには、本人も慨嘆しておりました(数年前、サンチャゴ(チリ)で本人に会い、いろいろ話を聞いた折のことです。)。
1973年の論文(Autopoiesis)は、彼の論文というより、むしろVarelaが執筆したものであり、Maturanaとしては、”Tree of Knowledge"もそうですが、Varelaと共著者になっている著作には、今となっては苦い思いを抱いているようです。

[Alva Noe についてGoogle検索していましたら、Pooneilさんのサイトに出会い、オートポイエシスについての記事があることにびっくりしました。BCI(BMI)についても関心を持っていますので、読ませてもらうつもりです。とりあえず、上記のようなコメントをさせていただきましたが、メールできちんと自己紹介もしたいと考えております。よろしくお願いします。]

# pooneil

どうもはじめまして。かなり興味の方向が重なってますね。Maturanaの話、興味深いです。Maturanaのサイトhttp://www.inteco.cl/biology/はあまり更新されていないのでMaturanaはもう活動してないのかなと思ってました。
以前どこかに書いたかもしれないのですが、Autopoiesis論が始まる段階に立ち返って、現象学/存在論的側面と自己組織化的な話とを切り分けたうえでこの概念について捉え直したらよいのではないか、というようなことを考えています。そういうわけで、"Biology of Cognition" 1970を読み直してみよう、というのがわたしの宿題のひとつでした。なかなか果たせずにいるのですが。
ともあれ、これからもぜひよろしくお願いします。

# pooneil

メールの方もぜひぜひ。お待ち申し上げております。

# Keith

昨日(1月10日)、メールさせていただきました。
拙い論文なども添付しました。
きちんと届きましたでしょうか?
(使用したメールアドレスがあれでよかったのかどうか、ちょっと不安でしたので、うまく届いてくれてれば良いのですが、、、。)


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