[月別過去ログ] 2017年03月

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2017年03月23日

サイケデリック・ミュージック成立における1966年から1967年

Jefferson AirplaneがSurrealistic Pillowを録音したのが1966年の秋で、After Bathingを録音したのが1967年の夏なので、JAがサイケデリック化したのはこの間の期間のように思えるが、ライブ音源を聞くと1966年秋のフィルモアとかではすでにFat Angelとかやってるのでちゃんとacid testの時期を反映しているといえる。たぶんそれがスタジオ盤として反映するところまでもう1年必要だったのだろう。

これはGrateful Deadについても同じ事情で、Deadがサイケデリック・ロックをスタジオ盤として出すことができたAnthem of the Sunが録音されたのは1967年の秋だった。以前のエントリにも書いたように、ケン・キージーらのムーブメントの時系列を追ってみれば、trip festivalが1966年1月であり、acid test graduationが1966年10月であり、シーンはそこで終わっていたことを考えると、これはずいぶんと遅いように思える。

その意味ではThe 13th Floor Elevatorsがファースト(Psychedelic sound of)を録音したのが1966年だったというのがいかに先を走っていたかということがよく分かる。ただし、13th floorは歌詞はサイケデリックというかアシッドではあったが、音はあくまでガレージの先駆けとして捉えるのが妥当だろう。

もしくはこう整理できるかもしれない。1966年の段階ではどのバンドもサイケデリック・ムーブメントのシーンを長いギターソロとジャム(GDのViola Lee BluesやJAのOther side of this Life)という形でしか表現することができなかった。録音機器の性能の向上によって多重録音を元にした複雑な曲構造ややサウンドコラージュを行うことが可能になったのが、1967年の作品群だったと。たとえばGDのThat's It for the Other OneとかJAの"The Ballad of You and Me and Pooneil"とかがそれに該当する。

そう考えると、Tomorrow Never Knowsが1966年4月に録音されているというのはありえないくらい早かったということもわかる。ビートルズは売れていたから録音機器を使ってサウンドコラージュを試すことがいちはやくできたということなのだろう。

サイケデリック・ミュージックの要素には(1)時間感覚を失ったような長時間のジャム (2)逆再生や非正統的なコード進行などの破調 (3)ぶっとんだ精神 があるとして、自分はシドバレッド時代のPink Floydから入ったので(2)が好きなのだけど、(1)が好きな人はデッドヘッドになり、(3)が好きな人はアシッド・フォークを発掘するのだろう。The 13th floor elevatorも(1)と(3)から構成されているので、その良さを理解できるようになるまでは相当時間がかかった。

あと、こういう理解なので、ガレージ的なものはまったくピンとこない。どうやら自分にはガレージとパンクへの琴線が欠けているらしい。


2017年03月10日

「Skype3時間/Disorientation/Y字路」(さうして、このごろ2016年8月版)

本日の最後の任務終了。Skypeで3時間ちかく語った。受話器を握る指がしびれた。(<-受話器ないし)

カラオケ屋で"I Feel Love"をキー変えずに歌いたい。「魅せられて」みたいな振付で。

「新思索社、破産決定」というニュースを知った。ショック!残念!とか言いたいところだが、ベイトソン本二つしかこの会社の本は買ったことが無かった。正直スマンカッタ、としか言いようがない。


SHIROBAKOの第1話を見たら、使えない金髪野郎の失策を補うために進行の人が頭を下げて別のアニメーターに仕事の肩代わりをお願いするという胃が痛くなる展開で、なんでテレビ見てまでこんなつらい思いを追体験しなければいけないのかさっぱりわからなかったので、それ以上見るのはやめた。

久々にアコギ出して弾き語り。ペット・ショップ・ボーイズの「ニューヨーク・シティー・ボーイ」とか歌って左手の指が痛い。つかBmaj7-Gm6-Am7-Dmとかギターで弾いても気分が出ないがな。

それで歌詞を見てて気がついたのが、"Want to go and wander in the ticker tape"とtheがついてる。なんか特別な意味があるのかと調べてみたら、「ニューヨーク名物の紙吹雪舞うパレード」のことだった。


今日は毎年恒例の岡崎の花火大会。これまでは家族と一緒に研究所の開放スペースで過ごしたり、次男を連れて自転車漕いで見に行ったりしたのだが、昨年は海外出張(GRC)、今年は次男はソフトボールチームの合宿で一緒に見ることができていない。

それで気づいたんだけど、もうすでに(子育ての生活の1ページとして、)子どもたちといっしょに花火を見に行くというのは終了していたのだと。それはなんとも悲しい話だ。残るは、次男がソフトボールチームから卒業するまでの期間で、そしたらこういう生活は唐突に終わるのだ。ついにそう実感した。


駐車場からちょうど沈む夕日が見えたのでスマホで撮影したけど、こんな色じゃあなくって、もっと禍々しいくらいの存在感だったのだけど、どうしてそういうのって写らないのかな?


名鉄の中で夢中で本を読んでいて、ふと顔をあげたら周りが田園風景で、いったい自分はどこにいて、どこに向かっているのかわからなくなるような、disorientationの感覚を経験した。これは再現しようと思ってもなかなかできない。

けっきょくそこは刈谷に向かって東へ走る途中で、こんなところに田んぼがあるなんて思わなかったからなのだけど。

こういうことは以前もあった。車を運転していつもの見慣れた上地から南下する道を、そのときは北上しているだけだったのだけど、いったい自分がどこにいるのかわからないまま、とにかくまっすぐ進めば知っているところに着くはずとの信念だけで運転してた。


「Disorientationの感覚」と言えば、そんなの夜に車でナビ無しで山道に向かって走れば再現できるじゃんと思って、緑丘から南へ向かったら、山道を後ろからDQNカーに張り付かれて桑谷山荘辺りまで走ることになって、大後悔した。

けっきょく名電山中まで出て、国一を帰ってきたが、ふと気がついて、藤川の道の駅は深夜はどんなかんじなのか見てきた。DQNカーが集合しているということもなくて、トラックとかキャンピングカーとかが静かに並んでいた。


相模原の事件と一橋大の事件とが重なって、さまざまな言説を読んでいろいろなことを考えるけれども、そういうことって世間話ではなししたりしないんだよな。そういうことを話ししてみたいんだけど、けっきょくオリンピックの話とか朝のテレビで見た話に終始してしまう。

「オリンピックで思い出した水泳部あるある」これを読んでたら「レモンのはちみつ漬け」なんて胸キュンワードが出てきたのでしばし反芻した。(<-人生の勝者)

「プレイボール」ちばあきおの1-2巻がKindleで期間限定無料になっていたのでさっそくダウンロードして久々に読んでみた。谷口くんの渾身のバックホームのシーンで感涙できたので、俺はまだ大丈夫だと思った。

「あなたが友だちだと思っている人の半分はあなたを友だちだと思っていない」 泣けるわ〜友だちの定義を操作的かつ広く取ろう。俺と雑談をしたことのある人は全員俺と友だち、俺と食事に行ったことある人は全員俺の心の友(<-ジャイアン的な意味で)


skype終了。3時間もやると受話器の手が痺れるぜ。(<-同じネタ使い回し)

例のごとく22時の西友で大幅安売りになったお惣菜を見知らぬデブと争ってゲットしていたら、RideのVapor Trailが流れてきた。以前からここの選曲はUKギターポップぽいなあと思っていたが、疑念は今日確信へと至った。


岡崎市で好きなY字路といえばここ(本局の奥)ここ(岩津町)。後者は名鉄挙母線の跡地だと理解していたが、こちらの記事によれば勘違いだったことが判明した。

前者も後者も狭い道で、つまり古い道である可能性が高い。じっさいに昭和6年あたりの地図を見てみると、ちゃんと載っている。これは激萌えスポットと言わざるをえない。


お勧めエントリ

  • 細胞外電極はなにを見ているか(1) 20080727 (2) リニューアル版 20081107
  • 総説 長期記憶の脳内メカニズム 20100909
  • 駒場講義2013 「意識の科学的研究 - 盲視を起点に」20130626
  • 駒場講義2012レジメ 意識と注意の脳内メカニズム(1) 注意 20121010 (2) 意識 20121011
  • 視覚、注意、言語で3*2の背側、腹側経路説 20140119
  • 脳科学辞典の項目書いた 「盲視」 20130407
  • 脳科学辞典の項目書いた 「気づき」 20130228
  • 脳科学辞典の項目書いた 「サリエンシー」 20121224
  • 脳科学辞典の項目書いた 「マイクロサッケード」 20121227
  • 盲視でおこる「なにかあるかんじ」 20110126
  • DKL色空間についてまとめ 20090113
  • 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「意識の神経科学と神経現象学」レジメ 20131102
  • ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会レジメ 20130628
  • Marrのrepresentationとprocessをベイトソン流に解釈する (1) 20100317 (2) 20100317
  • 半側空間無視と同名半盲とは区別できるか?(1) 20080220 (2) 半側空間無視の原因部位は? 20080221
  • MarrのVisionの最初と最後だけを読む 20071213

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