« Unity炎上(2023年9月)から自分のポリシー語りへ | 最新のページに戻る | 心理的安全性と定型発達症候群 »
■ 三角山に登ってきた。ストックの突き方から水泳技術へ
(20230927) そろそろ運動しないとまずい、ということで先日三角山に登ってきた。ヤマレコ記録
札幌から行くならいちばん初心者向けの山なのだけど、行き帰りそれぞれ40分弱で無事怪我もなく戻ってきた。左膝の手術後初の登山なので、達成感はある。三角山はきついところは意外ときつかったので、下りで膝を傷めないように細心の注意を払った。
次回は藻岩山に行こうと思う。なんなら下り(帰り)はロープウェーでもいいし。
三角山は短いなりにけっこう段差のある登り、下りがあったので、ちゃんとトレッキングポールを使おうと思って、いろいろ情報を集めてる。
登りについてはこれがけっこう納得いった。あなたの使い方は大丈夫?山登りで疲れを減らすトレッキングポール ストック/実践編【ヤマスタ】 つまり、前に突くのではなくて、後ろから支えてあげる。これによって腰が引けて前傾姿勢にならずに済むというメリットもありそう。
下りについては、ポールを前に突く動画をたくさん見たけど、アクシデント時にポールに体重がかかるのが怖いと思った。yamakei-onlineの記事で「下りではポールを後ろに突く」というのを読んで、深く納得いった。じっさい、自分が左膝の手術をして松葉杖を突いていたときは、リハビリの人にこのように教えてもらって地下鉄の階段とかを降りていたので。
こっちの動画にあるように、右足から降りるときが左足側のストックを突く。これも松葉杖と同じ。
で、なんでこんなことになるかというと、山登りの上手い人は軽快に上り下りできるから、そのうえで膝に負担がかからない方法について説明している。でも私(とかその他多くの高齢初心者)にとっては、そんな軽快に上り下りできなくていいから、怪我をせず安全にゆっくり上り下りするための方法を知りたいんだ。
自分は高校での水泳部出身で、そのあとコーチとかもやっていたので、水泳の教え方については長年興味がある。たぶんここでも同じことが起きてる。
その昔自分が泳ぎの教え方を学んだときに革命的だったのは、水は固体ではなく流体であることを考慮すべきということ。端的に言えば、水を後ろに押すのではない(それでは渦ができてしまう)。抗力と揚力の合計ベクトルが大事で、そのために水に対して斜めに掻く(S字プル)、って話だった。 でもこれでもまだ理論としては古い。水泳では止まった水を掻くのではなくて、自分が動きながら相対的に動いている水を掻くので、もっと難しい問題を解かないといけない(スピード依存的に最適な軌道が変わる)。
だから、高齢の初心者に水泳を教えるためには、そもそもスピードが乗ってない状態でどうやって推進力を生むか、を伝授する必要がある。
その昔、total immersion swimmingというのに興味を持って練習していたことがある。あれはけっして主流にはならなかったと思うけど、推進力が少なくて、姿勢が立って抵抗ができてしまう人にとっては福音となるものだったと思う。(ただし、一掻きごとによく延びるためには、それなりに腕力が必要なので、かならずしも高齢者に向いているというわけでもないが。)
昔のブログに書いた関連記事: クロールの最新理論
total immersion swimmingについての最近のネットの反応をググってみた:
total immersionは競泳スイマーのためのものではないが、トライアスロンでは有用視されている、このあたりは私の認識と齟齬がない。