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■ タフグリップ

「タフグリップ」ってフレーズなかなかいいな。チャールズブロンソン的かつがっちりグリップ。タフでマッチョ。わずかにに開いたドアから入ってくるドブネズミなど気にもしないんだ。空は快晴、壁掛け式の黒電話。ヘリコプターの着陸する音。なにかの始まる兆し。タフグリップ。


「疾走感と喪失感。」大事なのは、音だけ聞いてもその意味が取れるかどうかなんだけど、そういう意味では悪くないか。でも手垢にまみれたフレーズか。ロキオン的な。やーめた。

「焦燥」も好きな言葉だがロキノンすぎて使えねえ。


もっと突拍子ないかんじで、ちょっとプレコックス感出てるかんじで、話聞いてる方が焦燥感煽られちゃうようなかんじで、「そこに置いてあるのは塩ですか?」「本末転倒ですね」「なんでこんなところにエスカレータがあるのですか?」「ハトに糞をかけられました」「奥歯がずきずきと痛みます」「白魚の踊り食いははじめてです」「布団が足りないんでこたつで寝てもらえる?」「急転直下の展開だったね」「鉛筆削るの上手ですね」「これから私がやることをよーく見ておいてください」「よく聴かないと倍音が聞き取れないな」「お湯が沸かしっぱなしだ、火をとめないと」「辞書に載ってないよ」

ターヘルアナトミアの翻訳の挿話で出てくる「フルヘッヘンド」とはオランダ語のverheffenだそうだが、「なんであそこに鉄球がぶら下がってるの?」「掃除が全部終わるまで帰れないよ」「オブラートって口の中で残るよねえ」「雨乞いについて世界大百科事典で調べてみよう」「急ブレーキかけると危ないよ、鼻が前のシートにぶつかる」「フルヘッヘンド」


「オッティ」が南風に乗って、川をさかのぼってやってくる。浅瀬なのに大挙してやってきて、乙川は大変なことになる。

「オッティ」はたいへん貪欲で、川底の石を全部ひっくり返して、それでも足ることを知らない。雨が降り続けていて、このままだと水かさが増して、また予想できないことが起こる。


オグデン、オグデン。”Ogdens' Nut Gone Flake”のオグデンって地名だったのだな。

Bの音をVに置き換えてしゃべってみる。イヴォイノシシ、とか。


以前、「プライベート・ジェット」って言葉がすごくいけてると書いたことがある。なんツーか、ゴージャスかつ70年代っぽいっていうか。

それで、今日思ったけど、「トップ・ブリーダー」ってのもかなりいいんではないかと思っている。犬がたくさんいるデカい家に住んでて、トロフィーに囲まれてて、しかもすっげー金歯たくさん入ってんの。


終電で寝過ごしたら高尾駅で駅員に「お客さん、耳からハミルトンシリンジが出てますよ」と言われて、はっと目覚めた。


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