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■ 超解像とマッピング
複数フレームからの超解像画像みたいな話題の場合はわざと解像度を下げた画像を作ってそこから元画像を再現するみたいな例がよくある。そういうばあい、samplingがせいぜい2倍とか4倍とかそういうのしか見ない。もっとセンサーの数が少ない例はないのだろうか。
たとえば、4*4のセンサでちょっとずつずらしながら128*128の画像を再構成するような。っていうかそれだったら一個のセンサーをスキャンして128*128の画像を作ればよいのか。 要は電極でニューロンの記録するという状況でなんか超解像的なことが応用できないのかって話なんだけど。
テトロードってのは三角測量みたいなもんで、一個のセンサだとシグナルの大きさとシグナルからの距離が分離できないから、複数のセンサを使ってそれを分離するということに原理的にはなるのだけれども、テトロードの場合、センサの配列の仕方に制約があるから完全にそれが出来ているわけではない。そういうわけで、これはべつもん。
佐藤先生のforward modelを作ってVBでセンサの数よりももっと詳しく推定をするってのと同じ問題。でも電極は動かせないので、超解像みたいなことをそのまま応用することは出来ない。
一個のセンサーをスキャンして128*128の画像を作ればよい<< これかならずしも正しくなかった。そんな狭い部分を記録できるセンサがあればよいが、もし、受光する部分が広いとしたら、それを使ってどのくらい細かいものを再構成できるか。
具体的な問いとしては、128*128の元画像から4*4のモザイク画像を様々なshift(とりあえず平行移動だけ)で作ってやって、そいつらからどのくらい128*128の元画像が再現できるかをやってみればよいのだな。
layer 2-3はoptical imagingのほうがほとんどすべての意味で勝っているからそちらのことを考えるよりかは、layer 5のprojection neuronの活動の空間分布みたいなことを電極アレイで解決できないか考える。てかもう超解像関係ないし。
一般的なシリコンプローブみたいな直線的にコンタクトが配列しているものでもなく、剣山電極みたいな間隔が開きすぎているものではなくて、ある立方体の中で3D方向すべてで50um間隔でコンタクトが配置されているようなものから記録することが出来れば、本気でポアソン方程式とか使えるのだな。
なんかlayer 5あたりに電位感受性細胞をinjectionしておくと、そいつらが他のニューロンとはシナプスを作らずに脳表までprocessを延ばしてくれて、その部分をoptical imagingする。うーむ、SFすぎるか。
SFついでに考えると、そもそも細胞をinjectionする必要ないな。いまあるニューロンを電位感受性細胞として使えばよい。なんか感染させてやって、そのニューロンの出力とシナプス入力を停めてやって、そいつらの軸索側枝が光学測定できるくらいの浅さまで伸びてくれればよい。
なんか自分で言っててわけわからなくなってきたぞ。つまり、ニューロンはそれじたい前シナプスニューロン活動のセンサなのであって、べつに出力停める必要もない。シナプスの入力は全くのランダムというわけではないので空間的な統計があまり使えない。
だから電位感受性センサとしてだけ使うとしたら、dendrite全体にチャネルが分類してしまっていると再構成しなくてはいけなくなるので、細胞体のチャネルだけで、しかも超局所的ではない細胞外電位が記録できるようなことが可能であればよい? そうするとチャネルのコンダクタンス的には既存のものでは向かない?
あとで見たら何言っているか分けわからない。だが残しておく。