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■ Saxon Shore見てきた!

ども。さいきんはポストロック系-エレクトロニカ系ばっか聴いてます。(以前も20090202で書きました。) だーまえ日記でSaxon Shoreについて言及されてたのを見てなんかうれしくなったんでついでにググってみたら、ちょうど来日するところではないですか!これは運命の導き、ということで名古屋(今池)のライブハウスまで行ってきました。
今池はけっこう昭和の香り漂う町で、古いパン屋とか、ダイエーとか、飲み屋街とかを通り抜けてHuck Finnに到着。前座を一つ見て(ギター+打ち込みとドラムの二人組で好きな音だった)、体力的に自信がなかったのでsgtはパスして再入場。開始は9時20分くらいか。
屈強な男たち登場。なんかさっきダイエーのトイレで黒Tシャツの外人とすれ違ったんだけどドラマー? というか、さっき後ろで剣玉で遊んでたやつら? フロントマンはベーシストで、ドラマーはなんか人なつっこい男で日本語駆使してた(「チョットマッテクダサイ」とか)。左にジャズマスター抱えたやつがいて、こっちがアルバムで特徴的なキラキラしたギターフレーズを奏でてた。右にギブソンの黒レスポール抱えたヒゲがいて、こっちはぶっとい音でノイズ出しまくってた。というかんじで、"Thanks For Being Away"からスタート。Saxon Shoreの曲はCDとかだとエレクトロニカ寄りのけっこうカワイイ音なんだけど、ライブでは轟音系だった。それがスゲーよかった!!! ダウナーに入りこむ哀愁系の曲よりは、"Marked with the Knowledge"みたいなキュートなギター曲が轟音系に変貌する方が楽しめた。ちなみにキーボード系はみんな打ち込みでした。メンバー来てないみたい。
ライブハウスは結構ちっこいところだったから、私の前にいるオーディエンスは30人くらいだったと思うけど、みんないいかんじに揺れてた。"Bar Clearing Good Times"のときにこころなしか揺れが横になってたのがなんかうれしかった。この曲大好き。
いよいよ佳境になったときにベースが「前回日本に来たときについての曲なんだ」と紹介が始まったから、"Tokyo 412am"キターとか思ったらなんかファンキーなベース弾き出すんですけど。え、新曲?とか思ってたらいやマイケルジャクソンじゃん、とかいうことでみんなウケてた。(mixiで見たところ、このネタほかのところでもやってたらしい。)
ということでほんとに"Tokyo 412am"始まったけど、ここがハイライトだったと思う。始まりはエピックハウスみたいな涼しいキーボードフレーズから始まって(Key作品のBGMにあっても違和感ないかんじ)、いつのまにか轟音ギターかき鳴らす構成。この人たちの曲って途中からホントのメインテーマ登場みたいなの多いんだけど、この展開にはほんと痺れた。
でいったん引っ込んで、アンコールで"Secret Fire, Binding Light"。これは最新アルバムで再録されたもので、ラストでノイズ鳴りっぱなし10分ってやつだけど、ライブではメンバー全員が引っ込んだ後にドラマーだけ戻ってきてアンプの電源消して終了、っていう終わり方だった。
終了時は10時25分、トータル1時間ちょいだったけど、もっと聴いていたかった。ベースはすぐ会場に出てきて握手とかしてたけど、わたしはすっかり満足して、さっくり帰った。会場のオーディエンスは男女比同じくらいでしたかね。私みたいなオサーンはいなくて、だいたいみんな大学生ってかんじでした。アロハ着て入場したら、こいつなにもんって顔された。けど、まあ、わたしに居場所などないのはどこに行ったって同じで、ロック系だろうが、オタク系だろうが、体育会系だろうが、アカデミック系だろうが、いつだってそうなんで、俺はどこへ行っても、異邦人として生きるよ。(なんかかっこいいこと言ったつもり。)
追記:はてなで見つけたライブレポ


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