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■ ぼくが好きな音

はるはあけぼの、みたいな。誤解した音響派、とか予防線貼ってみたりして。
井上陽水の「断絶」に入っている「ハトが泣いてる」で、イントロのギターCコードかき鳴らしが止まってドラムのフィルが始まる直前に、ドラムスを録ってるマイクのフェーダーを上げたのか、部屋の空気(アンビエンスっていうの?)が聞こえるところ。
トッド・ラングレンの「サムシング・エニシング」の"cold morning light"で、ひとり多重録音してるもんで、ドラムがへたってリズムがばらつくところ。同じようなネタとしてローリング・ストーンズの60年代の曲(忘れた)とかボブ・ディランの60年代の曲(忘れた)とかもあるけどこれらはバンドでやってるんでニュアンスがちがう。
ザ・バーズの「霧の5次元」に入ってる"eight miles high"で、イントロのベースのフレーズに合わせてバスドラが共鳴してるところ。これはにも書きました。これがはてなでのはじめてのエントリーだったっていう。
サイモン&ガーファンクルの「ブックエンド」に入ってる「動物園にて」の一番と二番の間で、ギターのアルペジオとベースだけが鳴ってるところの静かなかんじ。手拍子が入ったりとか。
はっぴいえんどの「はっぴいえんど」に入ってる「12月の雨の日」で、歌い出しが低くて声が出てないところ。
ニール・ヤングの"Everybody knows this is nowhere"の"cowgirl in the sand"で、長いギターソロのあとで歌がはじまる直前にカウントだかなんだかかすかに合図をしているのが聞こえるところ。
ニール・ヤングの「今宵その夜」で、ラストの「今宵その夜・パート2」で演奏が崩壊寸前になってるところで、なんとか持ち直して間奏に入ろうと合図を送るピアノの連打。
フランク・ザッパの「いたち野郎」に入ってる「ガスマスク序曲」でロイ・エストラーダが絶叫からうなり声へ、そしてバカ笑いに移行するときのタメの部分。
井上陽水の「氷の世界」が「あかずの踏切」から「氷の世界」まで半音ずつキーが下がってゆくところの曲の切れ間。とくに「チエちゃん」がはじまる瞬間。
よしだたくろうの「元気です。」の「馬」でボーカルが片側のチャンネルに寄ってて、反対側のチャンネルにエコーが振ってあるところ。
ようするに何度も何度も聴いた曲にはそういうところが出来るわけです。
「音」というよりかは「間」かな。音は音でもっといろいろ挙げられる。カンタベリー系のオルガンとかね。今書いてるのはそういうのとはちょっと違ったニュアンス。


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