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■ ガヤ
が研究所にセミナーをしに来たので、セミナーを主催したラボの方々と一緒に食事をしてきました。
セミナーの方はなかなか盛況で、わたしも賑やかしというかサクラで質問をいくつか。このサイトで言及したことではありますが、この現象はsynfire chainなのか、とか。Arieliのongoing activityに似た動態はないのか、とくにlayer 2/3だけのtangential sliceを作ってやればongoing activityや昨年のArieliのNatureに絡められるようなactivityが見えないか、とか*1。それからうちのボスも質問してましたが、いちばん気になるのは、あのようなrepeating sequenceがカラムとはほぼ無関係に飛び飛びにつながっていることの背景です。けっきょくのところ、sliceの表面など一部のニューロンしかイメージングしていないため、focusにないニューロンの動態がわからないということがネックであるようです*2。
セミナー後にはガヤが若者に囲まれて、「海馬」とかについて語る場面も。味わいぶかい。
んでそのあとの食事ははせべのうなぎ。しかし語りまくり、というか私が演説しまくり(スンマセン)であんまり味わって食べてなかったり。もっとガヤのアメリカ留学よもやま話を聞いとけよ、っつってもいつもどおりなわけですが。
ガヤの様子はあまり変わらなかったかな。わたしとしてはYusteの頭の良さの質についてもっと知りたかったです。時間が短かったせいか、そんなにコアな話にはならなかった印象が。ネットで付き合ってる人とリアルで会うと経験するのですが(Correggioさんとシンポジウムでお会いしたときとか)、本当はネットでは書けないようなぶっちゃけトークをしたいわけですが、リアルで会うとなんかさらっと話が終わって、それではまたネットで、ということになるのです。今回もそんな感じがあったかも。
というわけで楽しく過ごしました。
*1:このへんでこれまで見られているようなmapとの関連性が見えてくれば、repeating sequenceもかなりリアルかつ機能的意義があるものとして見られると思うのですが、それがないのでどうにもartifactualなものを見てるんではないか、という疑いが晴れないと思うのです。もちろん、逆を取れば、これまで見てこなかったような時空的構造を見ているとも主張できるわけですが。
*2:はたしてそのようなsequenceを仲介しているのは、(1)ニューロンの発火の連携(これでこそsynfire chain)なのか、(2)subthresholdレベルでの膜電位の変動の連携(ある種のongoing activity)なのか、(3) gliaやgap junctionを介したものなのか、という問いが発生してくるわけです。そのへんの解明を通して、現象論からメカニズムの解明を通して機能的意義の解明まで行くのを期待したいと思います。
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- / 投稿日: 2004年08月30日
- / カテゴリー: [セルアセンブリ (cell assembly)]
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# ryasuda
今、ガヤさんは、日本にいらっしゃるんですね。それで、1,2に対すする、ガヤさんの現在の見解は、どんなものだったのですか?ところで、この日記、mozillaを使ってると、コメントがかけないみたいです。CSS関係かと思いますが。。。
# pooneilお久しぶりです。ガヤは昨日か今日あたりに日本を立ったはずです。台風で飛行機が止まりさえしなければ。注1と2に関しては、現在のところまだわからないということのようですが、ガヤ自身の答えを待ちます。コメント機能に関するご指摘ありがとうございます。このコメントはMozilla Firefox ver.0.9.2で書いてみましたが私のところからは書けるようです。どなたか同じような状況になった方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ちなみに、AreaEditorはInternet Explorerのコンポーネントを使っているので、Mozillaからは使えません(これが私がslepnirからMozilla Firefoxへ移行しきれない最大の理由だったりします)。