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■ Amon Düül

Amon Düülは全て最高なわけだが。よく言われる1stおよび2nd と3rdとのあまりの違い(ドラムたたきまくり叫びまくりギターリフ繰り返しまくり、からアコギ主体の弾き語り系プラス催眠系ギターへ)について、日和ったと言ってもいいだろうし、政治的メンバーが抜けて音楽的になったというのも本当だと思う。けれど、あれって要するに"chill-out"した、と捉えればよいのではないでしょうか。ひとつのセッションぶっつづけ(20時間とも48時間とも言われる)から編集した1st, 2ndでの狂騒に荒れ果て、そこでレイドバックというかチルアウトしてしまったのが3rdであって、そのような「祭りのあと」感が3rdのに流れている空気だと思うのです。なんかドパミンだかアドレナリンだかが枯渇してしまった状態。それはサイケデリックロックからカントリーロックへと移ったByrdsなどのアメリカのバンドが辿った道ともほぼ同時進行だったのでしょう。そういうわけで、3rdのアウトテイク集が出たら"Chilling-out Düül"なんてタイトルはどうでしょ。


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