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■ バイオフィードバックとneural prosthesis

"念じるだけでゲーム操作 米で実験成功" CNN


チームでは、てんかん患者の発作の原因を調べるため頭部を切開し、脳の表面に多数の電極を取り付ける手術に注目。患者の中から被験者4人を募り、電極を付けた状態でゲーム操作を試みる実験を行った。
報告によると、被験者は脳からの信号によってゲーム機を直接操作するために、数分間の簡単な訓練を受けた。その後30分以内に、全員が標的を狙う方法を習得。

なんかneural prosthesisみたいに書いているけど、ほとんどバイオフィードバックだと思うんだけれどいいんだろうか? とはいえ、この両者は無関係ではないし、single unit - multi unit - local field potential - EEGというふうないろんな空間解像度を持った情報をneural prosthesisに利用する可能性はあります。と思ったら、脳表に電極を当てているようですんで、頭蓋骨の上からの脳波を取っているわけではなくて、そんな簡単に応用できるような話でもないようです。
なお、この論文は"Journal of Neural Engineering"から現在はフリーでダウンロードできます。"A brain-computer interface using electrocorticographic signals in humans."(pdfファイル。リンク直しました) EEGではなくてECoG (electrocorticogram)ですね。しかもFig.1aを見るとsubdural (硬膜下)に電極のシートを置いている。血管とか大丈夫なんだろうか。
お、Ojemann JGがauthorに入っている、と思ったらOjemann GAとは別人物らしい。しかもBrain '92 "Neuronal activity related to faces and matching in human right nondominant temporal cortex."を見ると連名になっているので、親子か兄弟かなんからしい。まぎらわしい。

コメントする (2)
# ガヤ

JNEの論文はリンク切れのようです。あ、でも、まずはお体をお大事にしてくださいね。

# pooneil

あれ、ほんとだ。なんでだろ。


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