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■ コンピュータ世代とネット世代、匿名性うんぬん
"Doblog - デジモノに埋もれる日々 -" 私たちがネットを通して見ているもの・築いていくもの。コンピュータ世代/ネット世代の違い。ソースは"梅田望夫・英語で読むITトレンド" インターネット世代論・再び。
- コンピュータ世代の人は、コミュニティに於けるコミュニケーションを、「価値ある情報に近づくための手段だ」と考えることが多いようです。情報交換を重ねて、価値ある情報という「結果」が得られれば目的が達成できる、その過程に於ける対話は手段でしかなく、結果が生み出せない対話は価値が薄い、と。
- ネット世代の人は、コミュニティに於けるコミュニケーションそれ自体を、生活に於ける「娯楽」の要素として捉えていることが多いようです。そこに於いては、より良い情報が引き出せるかどうかは「二の次」であり、その過程に於ける対話の連続そのものに楽しみを見出しているのだ、と。("Doblog - デジモノに埋もれる日々 -" 私たちがネットを通して見ているもの・築いていくもの)
私ははてなでは「価値ある情報に近づくための手段だ」を求めていますし、2ちゃんねるを見るときは「コミュニケーションそれ自体を、生活に於ける「娯楽」の要素として捉えている」と言えます。つまり一人の中でも二つの要素がありうるというあたりまえな指摘です。
私自身はおそらく今も基本的には「コンピュータ世代」であります。2ちゃんねるを読み書きしだしたころは議論ができる可能性を信じていたのですが、今はあきらめています。それはようするにネット世代の場所でコンピュータ世代が議論をしようとしたという間違いだったのです。そういうわけで私は生物板や心理学板のようなところに行くのは止めて、趣味関連の板に行ってアホなレスの応酬を楽しんだりするようになったのです。そういう意味での2ちゃんねるは大好きですし、ネットで戯れる喜びというものもわかってはいるつもりです。
一方でまともに議論できる場を作りたいと思ってこのはてなでの日記を作ったのですが、今のところ、ここで書き込みをしてくれて私が十分うまくコミュニケーションできたと思う方はリアルの世界で私がどなたか存じ上げている方々がほとんどです。私自身はリアルでご存知ない方にも書き込んでいただきたいと思っているのですが。いまのところわたしがまだネット世代の感覚というものに慣れていないことを反映してしまっているのかもしれません。
それから踏絵。
A.あなたは、ハンドルネームしか知らない相手に「人格」を認めて、対話できますか?はてなでの私は気持ちとしてはYes, No, Yesですが現状はYes, No, Noになっています。2ちゃんねるでの私はYes, Yes, Yesですが。はてなではなるたけ2ちゃんねるノリは排除していくつもりです。以前はキター、とか書いてたりしたけど、書き込んでもらいにくくなるなと思って抑えるようにしました。私が批判的なことを書いたとしても、批判された方が日記を見て2ちゃんねるノリ(wとか)で書いてあるのを見たらきっと議論しても意味ないんだろうなと思われてもしかたないです。そうだわかった。私がここでやりたいことはコンピュータ世代もしくはあまりネットに繋がないようなニューロサイエンティスト(私も含めて彼らはたいがい実験で忙しくて、ネットにつなげっぱなしの生活をしていない)をinvolveしていくということなんだ。というわけでもうひとつの障壁、匿名性をこのページから排除しよう。つづく。
B.あなたは、ハンドルネームも無い匿名の相手に「人格」を認めて、対話できますか?
C.あなたは、ネットでのみの関わり合いを、自分の「生活」の一部として認めていますか? ("Doblog - デジモノに埋もれる日々 -" 私たちがネットを通して見ているもの・築いていくもの)
# mmmm
“コンピュータ世代もしくはあまりネットに繋がないようなニューロサイエンティスト(私も含めて彼らはたいがい実験で忙しくて、ネットにつなげっぱなしの生活をしていない)をinvolveしていくということ”をしたいのは何故なのか知りたいです。すでにどこかで意見表明されているのでしょうか。ネットに繋がない人にはリアルな世界でしか情報を伝えられないので、ネット外でこのサイトを宣伝する必要があると思いますが。
# pooneilmmmmさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。まず、私は「ネットに繋がない人」をinvolveしたいのではなくて(それはさすがに無理)、「あまりネットに繋がない」人をinvolveしたいのです。そしてそれはなぜかといえば、そういう人のほうがネットにどっぷりはまっている人よりはおそらくはずっと人数として多いのであって、そういう人をinvolveしていかないとこの日記の議論、というか話題が展開していかないからです。このことについてはべつにどっかリアルの世界で意見表明しているわけではありませんが、幅広く話題を提供してゆくことでもっと多くの人が興味を持って読み書きしてくれることを期待して、コンテンツを充実させているところです。それしかないと思ってます。