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■ Nauture Neuroscience
"Fast and slow parietal pathways mediate spatial attention."
Jason B Mattingley @ University of Melbourne。
これかなあ。
Mattingleyは基本的にはneurologistで、オーストラリアにいるときから頭頂葉の障害による半側空間無視のある患者についていろいろ調べてきた。(もっと詳しい人が読んでるので間違ってたら補足よろしくおねがいします。)それからUniversity of Cambridgeに行って、University College LondonのJON DRIVER*1といっしょに引き続き半側空間無視関連の論文を書いた。そのときの代表作が
- Science '97 "Preattentive Filling-in of Visual Surfaces in Parietal Extinction."
- Nature '98 "Motor role of human inferior parietal lobe revealed in unilateral neglect patients."
- ファーストではないけれど、Nature '98 "Phasic alerting of neglect patients overcomes their spatial deficit in visual awareness."
で、今度の論文はふたたび頭頂葉なのだが、それはまた今度(力尽きた)。
*1:ていうか今はじめてJohnではなくてJonであることに気付いた。どこの国の人なんだろう。
# NHK
初めてつっこませていただきます。このMattingley論文はセンスよいですね。Pascual-Leone&Walsh, science(2001)を思い出します。
# pooneilようこそ。面白い論文ですよね。TMSって刺激位置の精度はそんなにないだろうから、時間の方の精度で議論できるように持っていかないわけで、その点でこの論文はうまいことポジティブな結果を出したと思う。Pascual-Leone & Walshの時間の刺激のタイミングの議論(20ms)が大事だったと思うし、このあいだのBlakemoreの論文もそう(50ms)だし。ほかにうまい切り口というか活用の仕方はないもんでしょうかね。