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■ Cerebral Cortex
"Neural Responses during Interception of Real and Apparent Circularly Moving Stimuli in Motor Cortex and Area 7a."
Georgopoulos @ University of Minnesota。
Georgopoulosはかつて運動ベクトルの方向をM1ニューロンがベクトルの和としてpopulation codingしているのを提唱して、これが一時は支配的な説となっていた("Neuronal population coding of movement direction." Science '86)。現在はこれにはたしかいろいろ異論が出ている。たとえば12/16に言及したStephen ScottはNature '01 "Dissociation between hand motion and population vectors from neural activity in motor cortex"で反証を出している。
で、この論文はこの話とは直では多分まったく関係ないはずなのだが、特記事項としては円を描いて動く軌道についての反応をM1と7aから記録していることだ。読んでないんで目的はわからないけれど、この軌道とそれに対するreaction timeを計測するのはtime perceptionについて扱おうとしているのではないだろうか。前にも言及したSiriguの論文とかでparietal系の障害によって時計の針の動きを報告する課題に障害が出る。これとの関係があるのではないだろうか、とreferenceを見ると関係なさそう……めげずに……time perception解明への応用が可能になるのではないでしょうか。
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- / 投稿日: 2004年02月04日
- / カテゴリー: [Papers_unclassified]
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