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■ ある闘いの記録
数週間前の日記:
ああ寝なくては。だがまだ書く。今日はGlendale まで自転車で一時間かけて行ってきた。BOSEショップでquietcomfort15を買うのが目的。ロックンローラーでローファイ系の私としてはオーディオに凝ったりとかって人生的にないのだけれど、これは買いたかった。
こっちで買うと1万円分安いんで、こりゃチャンス、ナイスお買い物とか思って意気込んで店に入ったんだけど、iPhone用に使うって話をしたら、店員にiPhone用のアクセサリも売りつけられた。断ろうと思ってI won't buy it.って言ったら、You want to buy it?とか言われて買わされた。じぶんの英語のへたくそさに苦笑いしつつも、そのときはまあいいかって思った。
あとででもこのアクセサリぜったい使わないなって思った。iPhoneで音楽の途中でも通話できるようにするやつなんだけど、わたしは電話なんてほとんど使わない。なんかこういうバカでナイーブな買い物客になっちゃったことが悲しくなってきた。ちなみに私は基本的に断れない。無理めなこと頼んだりできない。やらなきゃいけないときはものすごく憔悴する。それで一日分の労力を使う。
たとえば小学校の高学年くらいのとき、学習塾の月謝を払う日に、たまたま家に現金が無くて、塾の人に交渉して次回持ってくるからと宣言するようにと親から言われた。そんなことぜったいできない、って泣いた。(よく泣く子どもだったのだ。)
とにかくそんなわけで、せっかくの買い物ウキウキ気分が台無しに。せいぜい40ドルくらいだしまあいいやとか、それでも日本で買うよりは安いんだからとか、自分を納得させる理由を探しながらモールの中をさまよった。釈然としない気持ちのままにフードコートで脂っこいメシを食っているときにふと思いついた。「いまからアクセサリだけ返品すればいいんじゃん?」(この時点までそういう発想にすら至ってないという点に注目)
それで、たいへんな決心をして、すごく緊張しながら、店に行って返品してもらった。店員に「いや、便利だよ?」って言われたから、「いやこれこれこういう理由で使わないんで」ってわざわざあらかじめ文章練っておいてしゃべった。もちろん問題なく返金してもらった。
そんなこんなでなんとか台無しな気分を取り返すことに成功したというわけ。それからまた自転車で一時間かけて夜の道を帰ってきて、クタクタになって、横になって、これを書いている。まったくもって、毎日は戦争だ。こんどこそ寝る。
# おつかれさまです。
I don't like it.で返品するのが簡単でいいと思います。鍋使ってから返す人もいるらしいですから。
# pooneilですよねー、それだけでいいんだと思います。
あいつらサービス悪いくせに売りつけるときだけはしつこいんで、もうなるたけネットで済ませたいと思ってます。