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■ クライ quray を吹く練習
ロシア土産にクライqurayをもらった。吹口が単純な筒のタイプの笛で、世界中に似たものがあるらしい(参考: 世界の斜め笛について)。さっそく吹いてみたが全然鳴らない。まず吹き方から調べた。たとえばこの映像だと、斜めに構えて、上の歯に当てて吹いてる。合間を見て練習してみよう。
演奏法の参考になるサイトとしてこちら: Видеоурок “Игра на курае” / Начальный уровень (ビデオレッスン「クライを弾く」/初級レベル)を教わった。別の演奏例でも見たけど、クライを演奏しながらホーミーみたいに喉歌も歌ってる。そんなドハマリするつもりもないが、とりあえず音が鳴るようにしてサンプリングしてDTMに組み込んでみたい。
そもそも自分は笛の前に口笛吹けないので、ネットで「口笛の吹き方」みたいなの探して練習してみた。舌を下の歯と歯茎の間に置いて、無声音で「ひーゆーうー」って言いながらちょうどいいポジションを見つける、っていうのをやったら1時間で音が出るようになってきた。口腔内身体性の獲得を実感。
まだ練習始めて二日目だけど、今はとにかく、いちばん良く音が出るポイントにいかにすぐにたどり着くか、そしてそのポイントを維持し続けられるかを試してる。座ってるときより歩いているときのほうがよく音が響くことにも気づいた。姿勢と腹式呼吸がだいじというのを実感した。
口笛は2音程出せるようになった。つまりキンクリの“Fallen Angel”のサビが吹ける(?)。頭の中であのリフを流しながら。ところで「口笛の出ない音のため」って誰の曲の歌詞だっけ? ググってみても見つからないので諦めていたが、急にメロディーが浮かんできて、井上陽水の「ロンドン急行」だと判明した。
夜中の口笛吹き、だいぶ大きい音が出せるようになってきたので、そろそろ音程を考慮することにした。出せる音程が限られているし、しかも安定しない。スマホのチューナーアプリで調べてみたらC6-D6の範囲の音は出せるらしい。チューナー見ながら±10cent以内に収める練習。難しい。
クライqurayの音出しは気分転換にちょくちょくつづけてる。前よりは音が出るようになってきた。管が響いているのを実感するときもあるが、動画で見たのとなんか違う。摩耗防止にホームセンターでアクリルのパイプ(ちょうど同じくらいの太さ外形21mmで内径18mm)を買ってきて音出し練習に使ってる。
クライqurayの練習をしていたら口腔内身体性を獲得できてきて、口笛も音量が大きくなってきた。いまは音域を広げる作業をしている。Bb5-F#6まで出せるようになった。安定性はゼロだけど。