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■ JackIn面白いな!

JackIn面白いな! SLAMもOBEもorienting responseも入っているので、なんかものすごく関連高いし。なんか出来ることはないかなと思う。

JackInにおけるBodyとGhostの関係は、[サッカードをすることで視線を移しながら獲得している複数の狭い映像]から[あるひとつのシーンを再構成して自分は経験している]という関係と対応している。もしくは感覚と知覚の関係、もしくは現象学で言う現出と意識、と対応している。

工学的にはSLAMを使って画像を縫い合わせて、頭の動きに依存しないひとつの大きなシーンを作ることはできるだろうけど、脳はそのようなひとつのシーンを表象してはいるのではなくて、探索で形成した空間マップと今見ている視野との関係として持っているのだろう。

ここまで書いてみて気づいたけど、頭と体を動かして空間マップを作るという概念はplace cellとかあのへんで進んでいると思うけれども、目を動かしてシーンをマップするという方についてはそんなにないように思う。そしてどちらにしても、どうやってその中からinvariantな構造を取り出すのかというのが共通の問題になっている。

さらにいえば自分の体という制限を越えた自分の体という制限を越えた不変項の抽出という意味では、物体認識についても同様だ。空間、シーン、形、くらいまではつながった。色だってそうだろう。そういう全体像でいったい自分には何ができるだろう?

ふたたび話をJackInに戻すならば、これはSLAMと画像のスティッチがなければ、BODYに付けたたくさんのカメラからの映像を流しっぱなしにして、それをGHOSTが見て操作するみたいな人力方式(株とかやってるヒトのディスプレーみたいに)になるわけで、骨格はそれと同じなんだけど、GHOSTが人力で頭の中にひとつの空間マップを作るのではなくって、SLAMと画像縫い合わせで明示的に作ってあることによって、それは一人のGHOSTだけに専有されずに複数の人間が共有できることになる。うーむ、インターサブジェクティビティー!


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