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■ A parieto-frontal network for visual numerical information

"A parieto-frontal network for visual numerical information in the monkey." Earl K. Miller @ MIT。
東北大の丹治先生がNature '02 Feb "Numerical representation for action in the parietal cortex of the monkey."を出して、parietal cortexで数がrepresentされていることを示した。その後追いと言ったほうがよいと思うんだけれど、つづいてEK MillerはScience '02 Sep "Representation of the Quantity of Visual Items in the Primate Prefrontal Cortex."でPrefrontal Cortexで数がpresentされていることを示した。Millerは丹治論文をテキストの最後の最後になってやっと引く、というやらしいことをしている。そういうもんだが、そういうことするやつだということでもある。
で、今回のMiller論文は彼らのパラダイムでprefrontal cortexとparietal cortexとから記録しました、というもの。今回は丹治論文をイントロでちゃんとreferしているけれど、parietal cortexでのneural correlateの論文として丹治論文だけでなく、1970年のScienceでのcatの論文("Number coding in association cortex of the cat.")なんて古いものを持ってきて並べてる。いますぐこのScience '70読めないからわからないけど、おそらく現在要求されているレベルの主張が出来ていることは決してないだろう。ようするにそういうものを引っ張り出してきて、丹治論文は最初じゃないよ、とMillerは印象付けたいわけだ。こういうの見るだけでもう読む気なくなる。


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