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■ 無脊椎動物でのvalueとかCorollary Dischargeとか
Science 3/17 バッタのState-Dependent Valuation。"State-Dependent Learned Valuation Drives Choice in an Invertebrate"
アブスト読んでると、"sunk-costs fallacy"なんて出てくる。サンクコストの話の説明とくっつけておもしろげに説明してトラックバックすれば、はてなの注目エントリにエントリされうるネタになるので、だれかチャレンジしてみるのがよいと思う。たまには科学ネタも入れなきゃ。
Science 1/27 コオロギ聴覚ニューロンへの遠心性コピー。"The Cellular Basis of a Corollary Discharge"
ニュース記事を発見。UK Today 「1/27 録音された自分の声が、自分の声じゃないように聞こえるワケ」 (via 06.1 K.Moriyama's diary 1/28)
というわけで、コオロギは自分の出す音がとても大きいのに耳がおかしくならないのは、自分が鳴く(=運動、行動)ときは聴覚の入力を押さえているから、というわけです。運動のonline制御とかでのCorollary Dischargeとはニュアンスが違うとは思うのだけれど。
ところで、「録音された自分の声が、自分の声じゃないように聞こえるワケ」じたいは、普段の自分の声は体を伝わる低周波音が混ざっているのに、録音したときにはそれがないから、という話でしょう。かえって、「体を伝わる低周波音」をさっ引けてない、ということでefferent copyが使えてないって話になったりして。と下書きを作って放置していたら、森山氏のところでさらにおもしろいことが書いてあったのでリンク。
ついでにScience 3/17 ラットのV1の応答がrewardでmodulateされるという話。"Reward Timing in the Primary Visual Cortex" BCM theoryのMark F. Bearはこんなこともしているのですな。
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- / 投稿日: 2006年03月21日
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