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■ 夜9時くらいに寒い中を車

でえんえん遠くの本屋まで片道30分かけていって、とくになにを買うこともなくぐるぐると回ってみて(そのへんでいちばん大きい本屋で、哲学書の棚が3列ぐらいある)、なにか(本ではなくて)あると思ってなにもなくてしかしがっかりもせずに淡々と帰ってゆくのです。
いつもこんなことばかりしてたような気がします。「なんかあると思ってなにもなくてしかしがっかりもせずに淡々と」。
20歳くらいの頃だったろうか、夜中の寒い中を自転車でえんえん遠くまで行って、国道でたくさんの車に追い抜かれて、大きな川を渡って、周りが畑だらけになって肥料の香りの中を一人で走っていることに気付いたあたりでなんか限界を感じて家に帰っていく、こんなことを幾度となく繰り返していたのです。
私の行動はそういった無意味なものから成っていて、なんかそういう人の姿の見えない衝動で夜を徘徊する(周りには誰もいない)、そんなことばかりをしているのです。
たぶんこういう行動をしているのはなんかのサインだったんだと思います。いつでもやってるわけではなくて、なんかのタイミングで無性にそういうことをしたくなっていたのだから。自分にサイン出してどうするんだろう。


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