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■ Science 2003の1/3号
Neuronal Activity in the Lateral Intraparietal Area and Spatial Attention
ME Goldberg @ National Eye Institute。
9月にJCで取り上げたんで、古いけど書いておく。
ME GoldbergとRA Andersenの永遠の戦いの何幕目か。ME GoldbergとRA Andersenは頭頂野の視覚-眼球運動領域であるLIPの機能に関して10年以上延々論争を続けている*1。Goldbergはattentionだと言うし、Andersenはmotor intentionだと言ってる(ちなみにGlimcherはdecision variableだと言ってる)。今回のGoldbergの論文は視覚的注意が光点が急に現れることでその光点に注意が向いてしまう現象に関して電気生理をしている。
タスクはNandVのfigure参照。
で、私の結論を言うと、Goldbergの説明は成り立つが、Andersenの考えでも今回の論文の結果は説明できてしまう。よって今回の論文では決着はつかない。詳しいことはまたこんど。
*1:Goldbergがattentionと言い出したのは1972 JNP、Andersenがmotor intentionと言い出したのは遅くとも1988 EBR