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■ 駒場講義2014「意識の神経科学を目指して」配付資料

駒場学部講義2014 総合情報学特論III 「意識の神経科学を目指して」配付資料をアップロードしておきました。

駒場講義2014「意識の神経科学を目指して」配付資料 from Masatoshi Yoshida

2012年、2013年にひきつづき、三年目となった池上高志さんの総合情報学特論IIIでの駒場学部オムニバス講義 90min * 2です。Part 1では両眼視野闘争、二つの視覚経路、盲視と神経科学の知見について話をします。

Part 2では昨年しゃべったフリストン自由エネルギー、デネットのヘテロ現象学、ヴァレラの神経現象学、という話の流れに、科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップでトークをした「神経現象学と当事者研究」をさらに盛り込んでみました。さてうまくいくかどうか。

昨年までの講義と内容は重複していますが、それでもpart 2の後半あたりはかなり変わっていて、その分が昨年まで考えていたことから考えが進んだ分というわけです。いま見直してみると、もっと意識における「自己」の問題が自分にとって大きくなっていて、そのへんを盛り込んでいく必要があるなあと思う。たぶんそのへんで統合情報理論(IIT)および統合失調症についてこの一年間考えて来たことが繋がるはず。まあそのへんについては、もしべつの機会があればということで。

というわけで乞うご期待。


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