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■ Bruce Almighty

を見た。映画で泣いたことなんて小学二年生のときの「泣いた赤鬼」以来だ。いっしょに見に会った愛する妻と帰りに話し合ったときの結論としては、男性向きに、主人公の男性に感情移入するように作られているからではないかということになった。もしその通りなら、Field of dreamsを見直してもいまなら泣けるのかも。
なにが琴線に触れたかはわかっている。私はそこを刺激してほしい。それは動物化かい?
私の琴線を知りたい人のための映画ネタバレ:ようするに泣いた赤鬼と同じで、自分を捨てるということ、それにキてしまう。ヒロイズムと自己憐憫。ブルースは全知全能の力を得て、その使い方を知り、それを捨てる。喧嘩中の彼女は神(=ブルース)に、こんなにつらいのなら彼のことを忘れさせてください、と祈り、神であるブルースはそれを聞いてしまう。私はそこまで来たらもう、ブルースは悲しみながらも彼女の願いをかなえてしまう、という結末を想像してもう泣いてたわけだけど、そういう展開では彼女が浮かばれない、と愛する妻は言った。たしかにひとりよがりか。実際の結末はそういうのではなく、もっとご都合主義な感じであった。


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