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■ JNS 6/30
"Double Dissociation between the Effects of Peri-Postrhinal Cortex and Hippocampal Lesions on Tests of Object Recognition and Spatial Memory: Heterogeneity of Function within the Temporal Lobe." Timothy J. Bussey以前からrecognition memoryをラットで研究することあたりの話をしましたが、これも関係しそうです。Perirhinalのlesionとhippocampusのlesionとで機能のdouble dissociationがあることについてはMishkinの時代からAmaralやらGaffanやMurrayなどがさかんにやってきているわけですが、それをratの系に持ってきた、ということのようです。これはもちろんラットでやることのメリットがいろいろあるわけでして(ほんとうはマウスの方がもっとよいでしょうけど)、可能であるならより単純な系でanalogousなものを見れるようにしたい、という意味で評価できると思います。内容は読んでないけど、perirhinalがobject recognition、hippocampusがspatial memory、というのはあたりまえのようだが重要です。こんどはBuckley,Gaffan and MurrayのJNP '97 "Functional double dissociation between two inferior temporal cortical areas: perirhinal cortex versus middle temporal gyrus."を再現するようなITとperirhinalの比較に向かったら面白いじゃないでしょうか。Perirhinalはただのobject recognitionじゃないだろうし。
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- / 投稿日: 2004年07月02日
- / カテゴリー: [内側側頭葉と記憶システム]
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