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■ たまにつづるメモ
Kさんに渡した名曲選90分テープ。
特選曲集90分テープ:A-1960's side, B-1990's side
- A-1 Traffic - The Best of Traffic - "Paper sun" 5:00 1967 British
- A-2 The Byrds - Fifth dimension - "Eight miles high" 3:34 1966 American
- A-3 Fraternity of Man - Fraternity of man - "Oh no I don't believe it" 6:15 1967 American
- A-4 Jefferson Airplane - After bathing at Baxter's - "Spare chaynge" 9:22 1967 American
- A-5 The Soft Machine - Volume 1 - "Why am I so short / So boot if at all" 4:06 1968 British
- A-6 The Mothers of Invention - Absolutely free - "Brown shoes don't make it" 7:30 1967 American
- A-7 The 13 th Floor Elevators - Bull of the woods - "May the circle remain unbroken" 2:44 American
- A-8 Amon Düül - Psychedelic underground - "Ein Wunderhübsches Mädchen Träumt Von Sandosa" 8:12 1969 German
- B-1 Massive Attack - Mezzanine - "Angel" 6:16 1998 British
- B-2 My Bloody Valentine - Loveless - "Soon" 6:59 1991 British
- B-3 Primal Scream - Screamadelica - "Trip inside the house" 5:17 1991 British
- B-4 Ride - Going blank again - "Leave them all behind" 8:17 1992 British
- B-5 Sonic Youth - Goo - "Cinderella's big score" 5:54 1991 American
- B-6 Supercar - Three out change - "Cream soda" 3:13 1998 Japanese
- B-7 Dukes of Stratoshere - 25 o'clock - "25 o'clock" 4:53 British
- B-8 Spaceman3 - Dreamweapon: An Evening of Contemporary Sitar Music - "Evening of Contempoary Sitar Music" 5:33 British
コメント A 候補曲を並べたら、ほとんどが60's/90'sに分類できた。そこでSide Aは1960年代の曲に絞ってある。もっとメロディーのいい曲は他にあるが、ここではサイケデリックな曲に絞って私のリスナー人生に衝撃を与えた曲を選んだ。
- A-1 スティーブ・ウインウッドがサイケ時代に作ったバンド。シタールやタブラがいい感じ。曲調はけっこうかわいい。イギリスで2位ぐらいになるほどヒットした。次のアルバムはもっと黒っぽい方へ行って、それもまたよい。
- A-2 ヒットしたが、ドラッグソングである(ハイになる)ことに文句をつけられて、ラジオなどでは放送禁止となったが、リーダーのロジャーマッギンは飛行機に乗ったときの歌であると下手な言い訳をした。
- A-3 ドラムにかかってるディレイがサイケでいい感じ。7拍子。作詞作曲はフランクザッパ。後半は単にギター引きまくりだが、ここを中古レコード屋で聞かせてもらったのが決め手でこのレコードを高二のときに7千円出して買った。
- A-4 サンフランシスコのバンド、スターシップの前身。三人が自由に動く旋律が特徴だが、ここではギター、ベース、ドラム三人でジャムっている曲を選んだ。インチキ東洋趣味、中近東趣味がいい感じ。初めて聞いたときは怖くて寝れなかった。
- A-5 バロウズの「軟らかい機械」から命名。少しジャズがかっている。へなへな声も魅力的。これはニール・ヤングにも当てはまる。シドバレット在籍時代のピンクフロイドとUFOクラブで活動を共にしていた。ドラマーでシンガーのロバート・ワイアットは現在も活躍中。
- A-6 フランクザッパが60年代に作っていたバンド。断片的な曲をつなぎ合わせた構造の曲で市役所勤めの男の妄想が歌われている。「チョコレートシロップに13歳の娘を漬ける」とか。歌詞はエロと政治と風刺って感じでメッセージ色強い。
- A-7 テキサスサイケの代表的存在といわれるバンド。バンドのメンバーに曲のあいだじゅうずっと「ポコポコ」言い続ける役がいる。噂では壷をかぶっているらしい。ここではおとなしいがなんか壊れている感じのこの曲を選んだ。
- A-8 ジャーマンサイケの代表。狂った太鼓が17分間続く曲の前半をテープが切れるまで入れてある。歌詞はLSD系。題名も「サンドーサ(LSDを作った会社サンドから)で見た夢」。このようなアルバムを2枚出したあと、ダウナーなアルバムを出してバンドは崩壊した。
B Side Bは1990年代の曲に絞ってある。ここではサイケ系を継承したような轟音系のロックバンドの曲に絞って選曲した。これらの音作りは90年代当初は衝撃的だったが、現在では広く使われるようになった。
- B-1 イギリスのグループ。メンバーはヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージックやピンクフロイドなどのプログレを聞いて育ってきたという。(どの曲もそうだが)ボリュームをデカくして聞くべき。
- B-2 この曲を聴いて、ブライアン・イーノは「ポップのスタンダードを変えた」という賛辞を出した。轟音が鳴り響いているのに繭の中にでもいるような感じを与える。1991年以来アルバム作成中のまま噂だけが流れつづける。
- B-3 A-7のグループの代表曲の現代版リメイク。踊れる上にサイケないい曲。シタールの音とハウスっぽいピアノの音が混在する。これ以降、ダブを取り入れた方向へ進んでいて、音そのものの強度がさらに増している。
- B-4 B-2,5などに影響を受けて作られたオックスフォード出身のバンド。うつむきながらギターをかき鳴らす姿から"shoegazer"と呼ばれたバンドの代表格。その種の自意識過剰というか、轟音の中になんかロマンチシズムのようなものが感じられる。
- B-5 ニューヨークパンク的、テレヴィジョンの直系のような存在にしてこのような音作りの元祖。ルーツは現代音楽にあり、他の轟音系のバンドと違って、ただノイズを出しているのではなくて、計算して音を重ねている感じがわかる。
- B-6 B-2,5などに影響を受けて作られた青森出身の日本のバンド。B-4の焼き直しのようなところがあるが、若さ、つたなさがあって作りがないので、他に似たようなバンドはたくさんあるがそれらと比べて好感度高い。
- B-7 XTCの変名サイケバンド。音作りから曲調まで60年代サイケを真似していて、ほとんどギャグの域に達している。曲としてはよく作られていて、60年代の曲のようなスキ、ツッコミどころはない。けどいい曲。
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B-8
本当にLSDをやりながら演奏してしまっている人たち。同じことの繰り返しを44分続けているもののうちのはじめの5分をテープが切れるまで入れてある。ある種テクノに通じると思っていたらそっちに現在は移っている。"