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■ 生理研一般公開2014で視線計測の実演をしました

生理研一般公開2014で視線計測の実演をしました。ここまでの準備過程についてのブログ記事はこちら:「生理研一般公開で視線計測の実演をします」 今回はこれの続き。


一般公開でアイトラッカーで何作ったら楽しめるかだけど、「モグラ叩き」かなという考えに至った。広いスクリーンにターゲット出して、なるたけ速くサッケードしてターゲットを捕捉する。ついでに視野検査のデータも手に入るという(<-それダメ)

ただ、ゲーミフィケーション的な観点からすれば、そういうほうがデータ集めしやすいわけで、たとえば患者さんとか幼児さんとかからデータを収集する際には、もぐら叩きゲーム化するのは有効かもしれない。

Tobii EyeX いかにもEyeTribeに追従したなという印象だが、preorderしたらthis summerには送るって書いてあって、summerって9月までかなと思っていたが、今日発送したと連絡が来た。思ったより早かった。


一般公開の準備、いろいろあってけっきょくtobii X2-60でgaze contingency displayもやることにしたのだけれども、EyeLinkではGaze contingent displayのコードはじめっから入っているけど、Tobiiには入ってない。どうしたものかと思っていたが、いろいろ調べてみたら、tobiiの中の人がやってるブログでサンプルプログラムを見つけた。これとEyeLinkToolboxの中に入っているEyelinkGazeContingentDemo.mを元にしてアルファブレンド使って表示することが出来た。

未解決だったのは、いかにして眼の動きによって画面がちらつかないようにするかという点だったのだが、オンラインで入ってくるgazeのデータのノイズを除くところを工夫したらなんとかなった。ついでにヘッドフリーでfixation taskもできるようになった。これで自分が被検者になれる。

これでやっと以前作ったProccessing + SuperCollider + Tonnetzを眼で鳴らすことができるようになったが、そこまでやらなくてもいいかなという気がしてきた。

「アイトラッカーで電話番号を押す」というのを作るためにプッシュホンの周波数を調べてみたが、いまどきプッシュホンの音聞いてもわからんだろうか?

といいつつけっきょく作った。「アイトラッカーで電話番号を押す」"Eye-tracking for dial tones" 一般公開の広報活動ということで。


一般公開終了! なかなか盛況で、トラブルもなく、全体的には良かったと思う。出し物もまあ妥当。もっと簡単でも良かった。人数配分とか見積もりが悪かった部分はみんなでカバーしてくれて感謝。

「アイトラッカーで電話番号を押す」も使ってみたけど、私自身を被検者としたときは、よく訓練されすぎていてキャリブレーションが綺麗に出来て、問題なく出来たのだけれども、来客の人はメガネかけてたり、お年寄りの方で字が小さすぎたりとか、必ずしもうまくいなかい事がよくわかった。


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