« 高速度カメラ関連 | 最新のページに戻る | Doesn't the sky look green today? »

■ アイロンビーズで遊んだ

B000I0RQ3Q

なんかこんなネタが続いて、芸風に偏りが見られますけど、そういうときもあるということで。アクセス数増やそうとかそういう魂胆ではないですよ? (<-なぜ疑問文)

今日は今日とてママがアイロンビーズを買ってきた。ここにギャラリーがあるけどこんなかんじでいろんな模様を作って遊ぶ。だけど、いろんな色がごっちゃになったものが売られているので、まずそれを色分けしてから使う。そうすると模様を作るときとかに便利だから。ということで一家総出で色分け。今日は私も参戦。

下の写真みたいなかんじで色分けしてる。いちばん下にあるのが私の割り当て分。上にあるのが色分けしたやつ。我が家の小さい食器総動員。けっこういろんな色がたくさんあって、たいへん。緑とエメラルド色と黄緑と白っぽい黄緑と透明な黄緑とか近隣色がたくさんあるので、それを混ぜないようにしないといけない。

beads.jpg

それでもやってみるとだんだんコツがわかってきておもしろくなってくる。まずはじめは、微妙な色のあるやつは無視して、はっきりわかる色でかつたくさん数があるやつ(紺色とか)から手がける。そのつぎに、似た系統の色でたくさん数があるやつ(緑とエメラルド色とか)を微妙な色の違いは気にせずにべつの容器にとにかく集めてしまう。そのあとで緑とエメラルド色とをより分ける。こうすると、赤や青の中に混ざっているなかから緑とエメラルド色をより分けるよりももっと簡単になる。

このへんまでやっていると、じつはこれがsaliencyを用いたvisual searchであるということに気づく。(ということで脳科学ネタにつながるのであった!!!) つまり、なるたけポップアウトが使えるように色を選んで探してゆくのがいい方策なのでした。眼球運動を記録してやったらそれなりにおもしろいんじゃないかって気がしてきた。

さらに続けていると、こんどはなんか目が微妙な色の違いに慣れてきてさらに効率が良くなる。Top-down attentionでcolorを頼りにしたsearchに切り替わったと言えばよいのでしょうか、それともperceptual learningとでも言いましょうか、ともあれ、ビーズの向きとか形とかを無視して、色だけを気にしながら、なんか色に対する解像度が上がるのを感じる。つまり、「緑系のグループ」みたいな捉え方から、「緑」「エメラルド色」「黄緑」「白っぽい黄緑」「透明な黄緑」みたいな階調が明確になってくる。しかも被験者(<-ちがう)は人間なので、色の名前を使って、カテゴリカルかつセマンティックに捉えるようになってくる。

というわけでIttiのtoolkit動かしてシミュレーションしてやって、今私が考えたようなアルゴリズムが最適かどうか、もっといい方策はあるかとか調べられるんじゃないだろうかとか、そういうことを考えつつ、無事に色分け終了しました。つーかアイロンビーズこんなにたくさんあって全部使うんだろうか? 色分けしたらなんか満足してしまったような。

そのあとで、庭でとれたでっかいブロッコリーをママがゆでたのをみんなで食べて、娘はヒーリーズしに行って、ママは土いじりを始めて、長男は宿題してて、わたしはこのブログ書きながら、次男がくみくみスロープやってるのを手伝ってる。

そんな日曜のこと。


お勧めエントリ


月別過去ログ