« 固定リンクhit数ランキング | 最新のページに戻る | 脳のニューロンの結合関係を網羅的に記述するコネクトーム(connectome) »

■ TEMPOのつぎはなんですかね

(過去日記10/10)
いよいよ明日が研究会です。んで、科研費申請書書きとかしたり。泣きそう。
それとは関係ないんだけど、いま実験にはTEMPOを使ってます。フリーズすることもないし、プログラムを作るのとかもいったんマスターしてしまえばとくに問題はないのだけれど、高い。
あと、ディスプレー関係は弱い。いまどき1024*768あたりまでしか対応してないし、ボードとかの依存性があったりして、もうひとつ新しいシステムを作ったときはけっこう苦労させられた。心臓部はいまでもDOSなんでいろいろ限界に来てるんですよね。
あと、刺激提示に関してはサンプルプログラムが少々あるぐらいで、contrastいじったり、ガンマ比調整したりとかpsychophysicsをやるのには向いてないかんじです。
というわけでつぎシステムを構築するとしたらなにかなあと思うんですが、ひとつはpresentationですかね。fMRIやMEGのではこれの人が多いですよね。電気生理でどのくらい使えるか知りたい。
45日間試用可能で、一年のライセンスが240ドル(code activationにて)。
ググってみたらいくつか資料を見つけました。
せりか式
presentation入門(ATR脳活動イメージングセンタ)(PDF)
オンラインでタスクを分岐させることも出来るようだし、データをどこに貯めるかだけ考えれば問題ないような気がします。電気生理の方のシステムをどうするかによるのですが。
ヒト実験との連携を考えて、MATLAB + psychophysics toolboxということを考えていて、こちらもちょこちょこいじっては挫折してたのだけど、ASCONEの準備で光明を得ました。このへんについてはまた。
どうあれ、けっきょくは電気生理側の測定系との絡み次第なのですが、いまどきはなにがいいんですかね。
-----
というエントリを作ったまま放置してたので貼っておきます。Presentationでは電気生理データは追従できないですかね? あと眼球運動によって課題が分岐できる(たんに正しく見ていれば刺激が消えて報酬が出るとかだけど)かどうかがクリティカルなのですが。

コメントする (3)
# viking

TEMPOのことはあまり詳しくないんですが、TEMPO単体をデータ収録側に使って、(別のPC上の)Presentationで刺激を制御するというようなことでしょうか? トリガ信号をBNC分岐コネクタなどでTEMPOとPresentationの両方に入れてやれば、それなりにきちんと時間的同期の取れたデータの取得が可能だと思います。Presentation自体はWindows環境に合わせたルーチンの最適化をしていて、時間的同期の点ではそれほど問題ないはずですので。

コントラストとかガンマ比調整とかをなさりたいのであれば、VSGなどもよろしいかと。個人的には視覚実験はこちらの方がお薦めです。
http://www.crsltd.com/catalog/visage/index.html
現用版はViSaGeって言うんですね。実は今調べて初めて知りました。

大した情報でなくて恐縮ですが、以上ご参考までに。

# pooneil

どうもありがとうございます。
TEMPOの代替のことを考えてます。値段がpresentationの10倍以上しますので。
具体的にはPlexonで電気生理データの収録が出来るようだったら、タスクコントロールと刺激提示の部分だけ出来ればいいのでそういうものでいちばんいいのはなんだろうか、というわけです。
ViSaGeの紹介どうもありがとうございます。もすこし調べてみるつもりです。ではまた。

# viking

なるほど、そういうことでしたら色々迷ってしまいそうですね。
E-Primeなんて物もありますけど、あれはトリガ入力に対する時間的同期の取り方が難しいので特に電気生理には向かない気がします。やはりPresentationがベストかと。

ViSaGeがVSGと同規格なら、コントロールはCコンパイラ(WinVC++でもOKです)が必要です。ライブラリだけ導入して、制御は別に何かプログラミング言語でやる必要があります。


お勧めエントリ


月別過去ログ