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■ 幼児はミニチュアの椅子に座ろうとする

5月20日
んで、無事帰ってきました。到着したら日曜の夜で、明日から仕事。大変すぎ。
テレビで「どうぶつ奇想天外!」を見てたら、幼児はミニチュアの椅子に座ろうとする、という話をしてました。
そうです、以前のエントリ20040515および20040516で採りあげたScience 2004 "Scale Errors Offer Evidence for a Perception-Action Dissociation Early in Life"を元にした話です。
論文と同じように、幼児はプレイルームでおもちゃで遊んだ後にいったん退場。その間に滑り台とかイスとかをミニチュアに取り替えておく。幼児再入場。ミニチュアのイスに座ろうとしたりする、というわけです。それにどういう意味があるか、というような話は以前のエントリで言及してますのでそちらへ。
番組では、2歳児くらいでいちばん起こるというようなこともコメントされていて感心しました。論文をきっちり読んだ人が実験を行っているようです。
それからあと、番組ではひと味加えていて、ではチンパンジーは同じ状況でミニチュアのイスに座るか検証していました。もちろん座らないのですが、チンパンジーではできて、幼児ではできないという対比を付けることによって、これが発達の一時期に起こることであることを強調していて、これはいいと思いました。


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