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■ Musical Baton

GardenerさんalchymiaさんからMusical Batonでご指名をいただきました。どうもありがとうございます。

わたしはこれまでもちょくちょく音楽ネタを書いているので(*)こういう企画は大喜びですが、Musical Batonのソーシャルな側面が気になるので、人には廻さないで自分で書くだけとします。どうかご勘弁を。(**)

  1. Total volume of music files on my computer:

    iRiverのiHP-120(容量20GB)に12GB。
  2. Song playing right now:

    羅針盤「ソングライン」の9曲目「ソングライン」。これについてはこないだ書きました。ヘッドフォンで聴くとギターの重なり具合とかがさらに良いです。10分の曲だけど、もっと長く聞いていたい。リフレインがだんだんかすんでいって、右チャンネルのギターがどんどん加速してゆくのがそのままずっと続いていってほしいかんじ。
  3. The last CD I bought:

    Soft machineの「Fourth」。これについてもこないだ書きました。クールでいい感じですけど、やっぱりRobert Wyattが歌ってくれないと。
  4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:

    すでに19980722で語ったことでもありますが。なんかこうやって並べてみると古い曲ばかりなのですが、新しいのを開拓してないわけでもありません。ただ、"listen to a lot, or that mean a lot to me"というかぎり、やはりそうなりがちなわけで。
    1. Jefferson Airplaneの「After Bathing at Baxter's」のA面1曲目"The Ballad Of You & Me & Pooneil"。このサイトの名前の元ですな。ちなみにJefferson Airplaneのファンサイトの管理人の方はpooneilプーニールさん(6/27訂正)という名でずっと活動しておられるので、私はあとから来たいわば偽物です。三人のボーカルの絡みがほかのウエストコースト的なコーラスとはぜんぜん違っていて、美しいハーモニーとかでなくて、自由なかんじで、こんなふうにやってもいいんだと思わせつつもすばらしい。中二の夏にこのLPの日本語版(サイケなボディペインティングの写真のジャケット)を誰もいない夜に一人でどきどきしながらはじめて聴いたときにいきなりギターのフィードバックノイズが聞こえてきたときの衝撃とか。はじめて聴いたのは14歳。
    2. Neil Young & Crazy Horseの「Everybody Knows This Is Nowhere」のB面3曲目"Cowgirl in the Sand"。10分間でギターソロ4回。ギターヒーロー的文脈とは全く別の奏法で単音でつたなく弾きつつもむちゃくちゃ気持ちのこもった音にすげーやられました。独特のハネとリズムギターの絡みとなにげにかっこえードラムとかも合わせて最高。ブートを聴いててもスタジオ版に勝るものがないところをみるとなんかほとんど奇跡だったのではないかと思います。15歳。
    3. Rideの「Going Blank Again」の1曲目"Leave them all behind"。シューゲイザー(=UK轟音ギターロック)にはまるきっかけを作った曲。CDプレーヤーの音の大きさを思いっきり上げて、耳がイカれるくらいに鳴らして町を自転車で走った。80年代ハードロックをぜんぶ迂回した私にはじめてでかい音で聴く喜びを教えた曲。MY BLOODY VALENTINEの「Loveless」の11曲目"Soon"とどっちを選ぶべきかと思ったけど、ジャケ買いで先に聞いたRideの方を挙げるのが"mean a lot to me"という問いに合っていると思いました。24歳。
    4. 井上陽水の「氷の世界」のB面3曲目"桜三月散歩道"。長谷邦夫によるいい感じに壊れた歌詞がすばらしいこの曲と、「断絶」での心を直撃する声と「センチメンタル」での優しい歌い方とを昇華させて完成したすばらしいボーカルのA面1曲"あかずの踏み切り"とどっちを選ぶべきかと思ったけど、後者の声のすごさを知ったのはあとになってのことだから前者を選びます。13歳。
    5. Image
      not
      available
      島田奈美の「放課後のスケッチ」のA面4曲目"よい子は恋泥棒"。浪人時代になぜかはまりました。それまでアイドルの歌なんて聞いたこともなかったのに、ドラマ「お坊ちゃまにはわかるまい」ビデオに撮りました。デビューの年のサンシャイン噴水前広場行きました。渋谷東急ではレコード買って握手しました。その年のクリスマスミニコンサートにも行きました。今となっては恥ずかしいように思えたけど、アルバムを時代順に追って全部聞いてみたら、思い入れのある時の曲は今でもよく聞こえる。この気持ちが大切、そう思いますんで隠さず書いてみました(以前書いたものを改変採録)。曲としていちばん好きだったこの曲は作詞は佐伯健三で、作曲は福原まり。福原まりが提供した"ためいきばかり…"や"空中散歩"もよかったです。18歳。
  5. Five people to whom I'm passing the baton:

    というわけでこれはパスさせていただきます。

(*) これまでの音楽ネタを[Music]カテゴリにまとめたら34個エントリがありました。

(**) かつてゴッコルネタに乗っかって書いたエントリを消去した私です。

コメントする (3)
# alchymia

バトンを受けていただき、ありがとうございます。よく音楽ネタを書いていらっしゃるので、ご迷惑かと思いましたがお願いしてしまいました。「はじめて聴いた年齢」が書いてあるのはとてもいいですね。

# プーニール

はじめまして!
Jefferson Airplaneのサイトをやっている「プーニール」です。こちらのサイトは、キーワード検索で発見して以前から存じていました。私も曲名から名前を拝借したので、ポール・カントナー側からクレームをつけられることがないよう、HNはカタカナ表記にしたのですが、サイト名を「Pooneil House」にしてしまったあたりが間抜けでした。(^^;)

私も『ヒッピーの主張』がJAとの出会いでした。(リアルタイムです。)ボディ・ペインティングの写真を家族に見られるのが恥ずかしくて、音楽誌のグラビアを切り抜いてその部分に貼りました。ビニール・コーティングのジャケットだったので、いつのまにか糊がきれいに剥がれてくれたのが幸運でした。

もしよろしかったら「pooneil」さんで、うちの掲示板にも遊びに来てくださいね。

# pooneil

プーニールさん、どうもはじめまして。掲示板ちょくちょくROMってました。大昔に書き込みしたことがあるかもしれません。さいきんご無沙汰だったのですが、ちょうど「ヒッピーの主張」のジャケットの話題が出ていたのですね。田名網敬一ですか、知りませんでした。そう言われてみればほかでも見たことがありました。
それではちょっと書き込んでみます。さすがに紛らわしいので、名前は変えて書き込みました。


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