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■ BBS online

いつだったか忘れたけどMLにBehavioral and Brain Sciencesのtarget articleがアナウンスされていた。Arbibの"From Monkey-like Action Recognition to Human Language: An Evolutionary Framework for Neurolinguistics."(PDFファイル)だ。
というわけでまたもやmirror neuronと言語との関係についてなのだが、さて、どんなものだろうか。なんにしろ、p.45のfigure.6など見ていると楽しくなってくる。TptとPFextendedがWernicke野だそうな。DLPFとSTSaから視覚由来の情報をPFextendedがもらい、Broca野へ入力することで[sign languageの基礎]となり、聴覚情報はTptからBroca野へ入力することで[speechの基礎]となる。視覚情報はSTSa->PF->F5mirrorへ行って[行動の認知]に関わり、また、視覚情報はAIP->F5cannonicalへ行って[行動の選択]に関わる、本当かどうかは別としても、こういうのが回路っぽく書かれること自体が驚きであり、面白いところである。
こういうアプローチについて酒井さんは「言語の脳科学」で批判的に書いているわけだが、ま、この辺についてはもう少し勉強してからコメントする必要がある。


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