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■ Daniel Wolpert

Daniel Wolpertのwebサイト(reprintあり)。
Daniel Wolpertこそが内部モデル(のうちの順モデル)がhumanのarm movementの制御に関与していることをはじめて実験的に示した人だ。それ以降も川人先生といっしょに多重順逆モデルを提唱して、その理論を進化させている。
Nature Neuroscience '98 "Central cancellation of self-produced tickle sensation"
自分で自分をくすぐるとくすぐったくないが、人にくすぐられるとくすぐったくない。これに脳のどこが関わっているかをCris FrithといっしょにMRで調べて、小脳が自分をくすぐるときのcaccellationに関わっていることを示している。
Nature '04 "Bayesian integration in sensorimotor learning"
コンピュータカーソルを動かすタスクで、視覚フィードバックに不確定性を加えると、視覚と運動のそれぞれの不確定性をベイズ統計的に扱って学習してゆくことを示した。Prior probability (カーソルがどのくらい横にシフトしているか)と試行ごとの不確定性(視覚フィードバックがどのくらい与えられるか)とからposterior probability(カーソルとターゲットとのずれ)を人間は計算しているらしい。


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