« JNPさらにつづき | 最新のページに戻る | JNPさらにつづき »

■ JNPさらにつづき

"Accuracy, Information, and Response Time in a Saccadic Decision Task."
Roger Carpenter @ University of Cambridge。
つづき。
>> mixture of two gaussianをprobit scaleでプロットしたら二つの直線で近似してよいのだろうか。
試せばいいじゃん、ということでMATLABで作ってみたら、ならない!ピンチ!いや、それぞれの漸近線が直線のプロットにはなっている。
>> (0, ¥frac¥mu{¥sigma¥sqrt{2}})(¥frac{S_t-S_o}{¥mu}, 0)を通る直線
このprobit plotというやつは統計で残差の正規性を検討するときに使うQ-Qプロットというやつと同じものだが、計算して確認したところ、N(¥mu,¥sigma)をプロットするとY=¥frac1{¥sigma}X-¥frac¥mu{¥sigma}の直線に乗ることがわかった。
Latencyの逆数*(-1)は-¥frac{N(¥mu,¥sigma)}{S_t-S_0}、これを正規分布で表現するとN(¥mu’, ¥sigma’)¥mu’=-¥frac{¥mu}{S_t-S_0}, ¥sigma’=¥frac{¥sigma}{(S_t-S_0)^2}だから、直線はY=(¥frac{(S_t-S_0)^2}{¥sigma})*X+¥frac{(S_t-S_0)*¥mu}{¥sigma}となる。たしかにX切片は¥frac{S_t-S_0}{¥mu}になってるけど、Y切片がぜんぜん違う。もうちょっとかも。
なんか変だ。もし論文のとおりだとすると直線はY=¥frac{¥mu^2}{¥sqrt{2}(S_t-S_0)} + ¥frac{¥mu}{¥sigma¥sqrt{2}}という直線になる。UrgencyによってS_t-S_0は変化するが¥mu¥sigmaは一定。このときY切片は変化しないでslopeが変わる。こっちはよい。しかし一方informationによってrが変化するとS_t-S_0は一定でだが¥muが変化する。そうするとslopeが変化してしまう。平行移動にならない。どうやら最初の直線の式が間違っているらしい。
私が出したほうの式でやってみよう。informationによってmuは変化するが、¥sigmaはおそらく一定と考えるべき。よってslopeに変化は無い。こっちはいい。一方urgencyによってS_t-S_0は変化するのでY切片が変化してしまう。もうわけわからん。
最終手段はCarpenterのMATLABコードを読むことだが、もはやその方が早いかも。


お勧めエントリ


月別過去ログ