« Pursuitのエラーは視覚由来 | 最新のページに戻る | 論文いろいろ »

■ 世界の神経科学者の系統樹 Neurotree

20051101のコメントで「V1の人」さん(敬称付けにくいよ!)からNeuroTreeについての情報をいただきました。どうもありがとうございます。
んでさっそくやってみました。おもしろい。たしかにまだ抜けはいろいろあるけれど、この分野の人だったらいろいろ遊べます。試しにやってみましょう。"browse as guest"から入れます。
たとえば、Bob Wurtzの下にはDoug Munoz、Michael E Goldberg、Marc A Sommer、William T Newsome、Okihide Hikosakaなどなど。そこから二つさかのぼるとDonald Hebbになってその上にKarl LashleyとWilder Penfieldがあって、下にはMortimer Mishkin、Brenda Milnerとか。Larry Weiskrantzのところは上にKarl Lashley、Karl H Pribramがあって、その下にはCharles Gross、Alan Cowey、Mel Goodaleとか。Vernon MountcastleからMichael M Merzenich、Ranulfo Romo、Richard Andersen、Apostolos Georgopoulosとかかなり壮観。同じように強烈なのはPeter Schillerの下にMichael Stryker、Larry R Squire、John Maunsell、Nikos Logothetis、Victor Lamme、Jeffrey Schall、Edward Tehovnik、Carol Colby、Marc Sommer、Robert McPeekというやつですな。MITってすごいなあ。一方で、Evartsの下にJun TanjiとPeter Strickというのは少なすぎるような。Wurtz門下の日本人も彦坂先生しか入ってないし。
じつは以前、こういうファミリーツリーを作ったらどうだろう、なんてことを言ったことがあったんだけれど、すでにこんなものが出来ているとはおどろき。じつのところ、こういうのってのは諸先輩方と酒を飲みながら昔話とともに伝えられていく性質のものだったりするのだけれど、こういうのまでネットにあるというのはすごいことになってる。それから、オタク的にもこういうのに単純に心が躍るのですな。60-70年代英米ロックの世界では、バンドのメンバーがどう行き来したかを独特の字体でチャート化したPete Frameのfamily treesというやつがありまして(ネットで見ることの出来るものとしては、たとえばdebris.com、ここから行けるJethlo Tullのfamily treeとか)、なんかそれに似通ったものを感じるのですな。ついででなんですが、カンタベリーミュージックシーンにかんしては、Collapsoでこのようなツリーが作られております。

コメントする (2)
# tny

yama_tah blogさんのところからやってきました。はじめまして。
これは研究者の家系図なのですね?すばらしい!

私の分野は(といっても修士なのですが)タンパク質科学なのですが、
こちらでもぜひやってみたいです。いや、本当におどろきました。

# pooneil

どうもはじめまして。わたしも教わって見に行ったぐらいなのですが、なかなかおもしろいですよね。また、情報の入力はボランティアに依存している様子で、ムラはあるけれど、だんだん充実してくるというweb2.0的アプローチなので、これからどのくらい充実してゆくか見るのも楽しみです。


お勧めエントリ


月別過去ログ