[ニュース]
8/23: 要旨集 ver. 1.01(最終版)がダウンロードできるようになりました。要旨が全部出揃いました。9/1は受付開始14:00、開場14:30に変更です。要旨集は会場では配布しませんので、必要な人は各自印刷して持参してください。よろしくお願いします。
8/18: 要旨集 ver. 0.9がダウンロードできるようになりました。会場までの地図などが利用可能です。例年通り要旨集は会場では配布しませんので、必要な人は各自印刷して持参してください。よろしくお願いします。
8/13: 講演要旨を追加しました。今後も順次追加してゆきます。
7/11: 参加申込者の人数が会場の定員(~80人)に達しましたので、参加申し込みのページをクローズしました。
7/11: 公募口演枠についてですが、研究会事務局での審査の結果、本田直樹さま(京都大学 生命科学研究科 生命動態研究センター)および平井靖史さま(福岡大学)のお二人に口演をお願いすることに決定しました。これに伴って研究会の終了時刻が後ろにずれ込みます。
7/11: 参加希望者の方へ: 例年と比べて参加希望者が多数のため、会場の定員(~80人)に達した時点で参加申し込みを終了します。おそらく週明けくらいでクローズになるかと思います。よろしくお願いします。
7/11: 講演要旨を追加しました。今後も順次追加してゆきます。
5/21: 旅費援助+運営手伝いの受け付けを終了しました。
5/17: 公募口演の締め切りは7/12(金)です。こちらもぜひ応募よろしくお願いします。
5/17: 参加申し込みを開始しました。生理研研究会「脳の理論から身体・世界へ」と「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ」はそれぞれ別々の登録が必要となります。よろしくお願いします。
5/15: スケジュールが二日間開催に変更になりました。9/1(日)の15:00より2つの講演を行い、9/2(月)の10:00より6つの講演を行います。また、昼にポスターセッションを追加しました。また、公募講演枠を1つ設けました。ぜひこちらにもご応募ください。
4/8: Webサイトを開設しました。今年は生理研研究会(9/1-2)とそれに先立つ「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ」(8/31-9/1)との合計三日間の開催となります。
[概要]
- 生理研研究会2019 認知神経科学の先端「脳の理論から身体・世界へ」
- 日時: 2019年9月1日(日)15:00 ~ 9月2日(月)17:30
- 受付開始: 2019年9月1日(日)は14:30開始。9月2日(月)は9:30開始。
- 講演会場: 生理学研究所1F大会議室
- 参加費: 無料 (9/1のget-togetherの会費は1000円です)
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提案代表者:島崎 秀昭(京都大学 大学院情報学研究科)
所内対応教官:磯田 昌岐(生理学研究所 認知行動発達研究部門)
世話人:吉田 正俊 (生理学研究所 認知行動発達研究部門)
- 問い合わせ先:認知行動発達研究部門 吉田 正俊 (myoshi@nips.ac.jp)
本研究会(9/1-2)に先立ちまして、「脳の自由エネルギー原理チュートリアル・ワークショップ」を8/31-9/1に開催します。こちらも奮ってご参加ください。
[研究会のねらい]
人と動物は環境に埋め込まれた存在として、行為により環境や他者を活用しながら認知活動を行なっています。近年、自由行動下での多点同時計測技術のさらなる発展や大規模なイメージング技術と仮想現実技術を組み合わせることで、このように環境と能動的にインタラクションする動物から膨大な脳活動を計測できるようになってきました。こうした技術発展に伴い、環境の認識と行動による環境への介入という円環を重視した脳の理論の発展が期待されています。
そのような観点から、2017年8月に京都大学の島崎秀昭准教授、生理学研究所の吉田正俊助教らのメンバーで「脳の理論から身体・世界へ: 行動と認識への再挑戦」という研究会を京都大学にて開催しました。その後、この会議の主催者・講演者が集まり、環境との円環を重視する脳の理論である「自由エネルギー原理」を解説する特集号を編纂し、2018年9月に出版しました。
「自由エネルギー原理」とはKarl Friston氏によって提唱された認識・行動についての適応理論であり、環境に対する予測可能性を上げるという原理によって、認識だけでなく行動も生成されるとする仮説に従った脳の理論です。この枠組みでは、生物は、環境に適応する(予測モデルの構築)と同時に、学んだ環境モデルを維持しようと世界に能動的に働きかけることで、環境と情報論的な均衡を保つ存在として記述されます。このようにして、自由エネルギー原理をめぐって、認知神経科学、計算論的神経科学、情報科学、制御工学、哲学といったさまざまな分野の研究者によって学際的・分野融合的な議論が活発に行われています。
本研究会は2つのことを目的としています。まず、前述の通り自由エネルギー原理は非常に学際的で幅広い分野を対象とする理論であり、かつ発展途上であるため、多くの学生・研究者が習得に手間取り、その意義が十分に理解されていません。そこで、これらの理論を試行錯誤しながら研究する研究者から直接コツを伝授する機会を提供すること、これがひとつめの目的です。また、今後は国内での活動をもとに日本から多くの理論が発信され、国際的な共同研究が行われる必要があります。本研究会がそのための一助となるようにする、これがふたつめの目的です。
そのための施策として、生理研研究会(9/1-2)に先立ち、「脳の自由エネルギー原理 チュートリアル・ワークショップ」を8/31-9/1に開催します。こちらでは初学者にもわかりやすい自由エネルギー原理の解説論文を出版されたChristopher Buckley氏を講師として招きました。自由エネルギー原理に基づいた認識、行動の単純なモデルについてのプログラムを用意しますので、参加者はそのプログラムを実行、改変する時間を設けます。これによって参加者が自ら手を動かし計算論的方法をそれぞれの分野に応用できるようになることを目指します。こちらは運営の都合上人数制限があります。こちらもぜひ奮ってご参加ください。
[確定済みの講演者](アルファベット順)
- Martin Biehl (株式会社アラヤ)
- Christopher L. Buckley (サセックス大学)
- 平井 靖史 (福岡大学)
- 本田 直樹 (京都大学 生命科学研究科 生命動態研究センター)
- 乾 敏郎 (追手門学院大学)
- 磯村 拓哉 (理化学研究所 脳神経科学研究センター)
- 岡本 仁 (理化学研究所 脳神経科学研究センター)
- 島崎 秀昭 (京都大学 大学院情報学研究科)
- Alexander Tschantz (University of Sussex)