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■ Transient Attention Enhances Perceptual Performance and fMRI Response in Human Visual Cortex

"Transient Attention Enhances Perceptual Performance and fMRI Response in Human Visual Cortex" Neuron, Volume 45, Issue 3, 3 February 2005, Pages 469-477. Taosheng Liu, Franco Pestilli and Marisa Carrasco。
Carrascoはpsychophysicistで、convert attentionが検出能を上げるというときになにを向上させているのか、spatial resolutionである(Nature '98)とか、appearance=perceived brightnessも変わる (Nature Neuroscience '03)とかいろいろ成果を上げています。基本的にbottomn-upのattentionに関して。
今回の論文はfMRIでgoal-directedの要素がない(prior probabilityに変化をもたらさないprecueを使った)attention taskでもearly visual cortexの応答が増加していること、しかもそれがprecueとtargetのシグナルのsummationによらないこと、を示しています。
これをどうやっているかというと、precue条件(cueが先でtargetが後)とpostcue条件(targetが先でcueが後)とを比較することによって、刺激への暴露時間は揃えておいて比較する、ということをやっています。これはfMRIが時間分解能がないからこの二つの条件を時間ドメインで分解できないだけで、電気生理でやるならかなりアホな条件、というか解釈が難しくなる(すくなくともprecueとtargetが物理的にまったく同じ条件にしておく必要がある)実験デザインです。行動データを見ててもpostcueによるマスキングの効果を考慮しないといけなさそうだし。MRのシグナルchangeへのprecueの効果がV1<V2<V3<V3a=V4(Fig.6)というのはもっともらしいけれど。


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